結露防止に効果的な内窓選び|単板ガラスと複層ガラス徹底比較

結露防止の為、内窓の取付を検討中。単板ガラスOR複層ガラスでかなり迷っています。 IV地域の築14年の一戸建てに住んでいます。二階南側の寝室に内窓(プラマードU)の取付を検討しています。 他の部屋は昨年までに ほぼ取付してあります。 1階・2階の別の部屋とも 内窓(単板3mm)+既存のアルミサッシの単板ガラスでほぼ結露を防げました。 今回取付検討中の部屋は なぜか結露した水滴が凍ってしまう現象が起きます。暖房器具は一切使用していません。 業者の方には 複層ガラスを薦められました。が、値段が高いのと、窓が重くなってしまのが気になっています。 単板の内窓+既存のアルミサッシの単板ガラスでは 結露防止の効果はあまり期待出来ないのでしょうか? また、単板の内窓にする場合は3mmと5mmでは どちらが有効でしょうか?

結露と凍結の原因を探る:寝室の特殊性

IV地域、築14年の戸建て住宅の2階南側寝室で結露、しかも凍結という現象が発生しているとのこと。他の部屋では単板ガラスの内窓でも結露防止に成功していることから、この寝室特有の要因が考えられます。

まず、南向きの窓であることがポイントです。日射熱の影響を受けやすく、昼間は室温が高くなり、夜間に急激に冷える可能性があります。この温度差が結露、ひいては凍結を招いていると考えられます。

さらに、築14年という経過年数も考慮すべきです。建物の気密性や断熱性が経年劣化により低下している可能性があります。サッシの隙間からの冷気侵入や、壁体からの熱損失が、結露を悪化させているかもしれません。

寝室の結露・凍結問題の解決策

単板ガラスの内窓で他の部屋で結露が防げているにも関わらず、寝室で凍結が起こる原因は、他の部屋と比べて室温の低下が著しいこと、建物の断熱性能の低下窓周辺の気密性の低さなどが考えられます。

単板ガラスと複層ガラスの比較:メリット・デメリット

内窓のガラス選びで迷うのは、単板ガラスと複層ガラスの選択です。それぞれの特徴を比較してみましょう。

単板ガラス

* メリット:価格が安い、軽量であるため取付が容易、既存サッシとの組み合わせがしやすい
* デメリット:断熱性能が低い、結露しやすい

複層ガラス

* メリット:断熱性能が高い、結露しにくい、防音効果も期待できる
* デメリット:価格が高い、重量があるため取付がやや複雑、既存サッシとの組み合わせによっては調整が必要

あなたの状況に最適な内窓選び:具体的なアドバイス

今回のケースでは、寝室の結露が凍結するほど深刻なため、複層ガラスの内窓を強く推奨します。単板ガラスでは、現状の状況を改善するには不十分である可能性が高いです。

複層ガラスを選択する理由

* 高い断熱性能:複層ガラスは、空気層や特殊なガスを封入することで、単板ガラスに比べて断熱性能が格段に向上します。これにより、室温の低下を防ぎ、結露や凍結を効果的に抑制できます。
* 結露抑制効果:結露は、ガラス表面の温度が露点温度以下に下がった際に発生します。複層ガラスはガラス表面温度の上昇効果が高いため、結露の発生を抑える効果が期待できます。
* 長期的なコストメリット:初期費用は高くなりますが、結露によるカビや腐食の被害を防ぎ、暖房費の節約にも繋がるため、長期的な視点で見るとコストメリットがあります。

単板ガラスを選択する場合の注意点

もし予算の都合で単板ガラスを選択する場合は、以下の点に注意しましょう。

* ガラス厚:3mmと5mmでは、5mmの方が断熱性能はわずかに優れています。しかし、結露防止効果に大きな違いはありません。
* 気密性の向上:内窓と既存サッシの隙間をしっかりとシーリング材などで塞ぎ、冷気侵入を防ぐことが重要です。
* 室温管理:カーテンやブラインドで日射熱を調整し、室温の急激な変化を抑制しましょう。

専門家への相談

内窓の取付は、専門業者に依頼することをお勧めします。現状の状況を説明し、最適なガラスの種類や取付方法について相談しましょう。業者によっては、窓の断熱性能を測定する機器を用いて、より的確なアドバイスを提供してくれる場合があります。

まとめ:快適な寝室環境のために

寝室の結露・凍結問題は、単に不快なだけでなく、健康被害や建物の劣化にも繋がります。費用はかかりますが、複層ガラスの内窓を選択することで、快適で健康的な寝室環境を手に入れることができるでしょう。 予算に限りがある場合は、専門家と相談し、最適な解決策を見つけることが重要です。 既存サッシとの組み合わせや、気密性の確保にも注意を払い、適切な施工を行うことで、効果的な結露防止を実現できます。

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