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二重サッシ設置後も結露する理由:よくある原因と解決策
高価な二重サッシを設置したにも関わらず、結露が発生しているとのこと、大変お困りでしょう。 まず、落ち着いて原因を一つずつ確認していきましょう。 担当者の「川風」という説明は、必ずしも間違ってはいませんが、室温20度、湿度50%台という環境で西側窓のみ結露する原因を完全に説明しているとは言い切れません。 結露は「温度差」と「湿度」が主な原因です。 二重サッシは、外気との温度差を軽減する効果がありますが、完全に防ぐわけではありません。
考えられる原因1:施工不良
* サッシの隙間:二重サッシの取り付けが不完全で、隙間から外気が入り込んでいる可能性があります。特に、枠と壁の接合部、サッシ同士の接合部などを確認しましょう。隙間があれば、そこから冷気が侵入し、内側の窓で結露が発生します。
* 断熱材の不足:サッシの周囲に十分な断熱材が施されていない場合、熱が逃げやすく、結露しやすくなります。
* 気密性の問題:二重サッシの気密性が低いと、外気が入り込みやすくなり、結露の原因となります。
考えられる原因2:窓の向きと日射
西側の窓は、夕方に直射日光を長時間受けます。日射によって窓ガラスの温度が上がり、夜間に急激に冷えることで、結露が発生しやすくなります。北側の窓は日射の影響が少ないため、結露しないのでしょう。
考えられる原因3:窓の種類と性能
* ガラスの種類と厚さ:LOW-Eガラスは断熱効果が高いですが、12mmガラスであっても、設置状況や室内の環境によっては結露が発生する可能性があります。保証書が旭硝子になっている点も、当初の説明と異なるため、確認が必要です。
* 枠の種類:樹脂サッシは断熱性が高いですが、樹脂の種類や品質によっても性能は異なります。
考えられる原因4:室内の湿度管理
湿度50%台でも、窓周辺の局所的な湿度は高くなっている可能性があります。特に、調理時や入浴時など、水蒸気が発生する状況では、窓周辺の湿度が上昇し、結露しやすくなります。
解決策
1. 施工状況の確認: あけぼの通商に、施工状況の再確認を依頼しましょう。隙間がないか、断熱材が適切に施工されているか、気密性が確保されているかを確認してもらいましょう。写真や動画で記録を残すことをお勧めします。専門業者による第三者検査も検討しましょう。
2. 窓の断熱対策: 西側の窓に、カーテンやブラインド、遮熱フィルムなどを設置して、日射による温度上昇を抑えましょう。厚手のカーテンは、断熱効果を高めるのに役立ちます。
3. 換気: 定期的な換気は、室内の湿度を調整し、結露を防ぐのに有効です。ただし、換気によって室温が下がりすぎないように注意しましょう。
4. 除湿対策: 湿度が高い場合は、除湿機を使用するのも有効です。窓付近に除湿機を設置することで、局所的な湿度の高さを抑えることができます。
5. 窓の結露防止ヒーター: 窓用結露防止ヒーターは、補助的な対策として有効です。ただし、消費電力に注意し、適切な使用方法を守りましょう。
6. 生協とあけぼの通商への連絡: 担当者との連絡がうまくいかない場合は、生協またはあけぼの通商の窓口に直接連絡し、状況を説明し、適切な対応を求めましょう。苦情窓口などを利用することも検討してください。 書面でクレームを提出するのも有効です。
専門家の意見
建築士や窓リフォームの専門家に相談することで、より具体的な解決策を得られる可能性があります。専門家は、現場の状況を直接確認し、原因を特定し、適切な対策を提案してくれます。
まとめ
二重サッシを設置しても結露が発生する原因は様々です。施工不良、窓の向き、ガラスの種類、室内の湿度など、複数の要因が絡み合っている可能性があります。まずは、施工状況の確認から始め、必要に応じて専門家のアドバイスを求め、適切な対策を講じましょう。 高額な費用を支払ったにも関わらず、問題が解決しないのは非常にストレスフルです。粘り強く、適切な対応を求めていくことが大切です。