結露対策にインプラスとシャッター、どちらを選ぶ?費用対効果と効果的な対策

全室ノーマルペアガラスにアルミサッシです。一階にはシャッターがあり二階にはシャッターがありません。一階では暖房を使っていても全く結露しません(エアコンと遠赤外線パネルヒーター サンラメラを使用)。二階の寝室にはシャッターがないですがペアガラスにアルミサッシで結露がひどいです。同じくエアコンとパネルヒーターを使っています。またシャッターのない二階の他の部屋では暖房を一切使わずだれもいないにも関わらず結露します。ここで質問ですが、二階に結露対策としてインプラスまたはシャッターを付けようと思います。コスト的に両方はできないのでどちらが結露対策になるのでしょうか?メーカーはトステムを考えていますが他にも良いメーカーがあれば教えて下さい。あと24時間換気を使用しています。補足回答ありがとうございます。シャッターには断熱の役目がないとの事ですが一階も同じ暖房器具を使っていても結露しないのはシャッターがあるからかなと思ってました。この考えは間違いと言う事でしょうか?

結露のメカニズムと原因の特定

まず、結露が発生するメカニズムを理解することが重要です。結露は、空気中の水分が冷たい物体に触れて水滴になる現象です。室内の暖かい空気が、窓ガラスなどの冷たい表面に接触し、温度が下がることで空気中の水分が飽和状態を超え、水滴として凝結します。

ご自宅の場合、一階はシャッターがあり結露しないのに対し、二階はシャッターがなく結露が激しいという状況です。これは、シャッターが直接的な断熱効果を持つというよりも、外気の影響を軽減しているためと考えられます。シャッターは、窓ガラスへの直接的な日射や外気の温度変化を和らげ、窓ガラスの温度低下を抑える効果があります。

しかし、シャッターが主な結露防止策ではないことは事実です。24時間換気をしているにも関わらず、暖房なしの部屋でも結露が発生していることから、換気だけでは不十分で、窓からの熱損失が大きいことが推測されます。

インプラスとシャッター、どちらが効果的?

結露対策としてインプラスとシャッター、どちらを選ぶべきか迷うところですが、断熱性能の観点からインプラスの方が効果的です。

インプラスの効果

インプラスは、既存の窓の内側に取り付ける内窓です。ガラスとガラスの間に空気層を作ることで断熱効果を高め、窓ガラスの温度低下を抑えます。これにより、結露の発生を大幅に抑制できます。

* 高い断熱性能:複層ガラスを使用することで、ペアガラスよりもさらに断熱性能を高めることができます。
* 結露抑制効果:窓ガラスの温度上昇により、結露の発生を効果的に抑制します。
* 防音効果:二重窓にすることで、外部からの騒音を軽減する効果も期待できます。

シャッターの効果

シャッターは、主に防犯や日射調整を目的としたものです。断熱効果はありますが、インプラスと比較すると断熱性能は劣ります。シャッターは窓ガラスそのものの温度を直接的に変えるわけではないため、結露抑制効果は限定的です。

メーカー選びと費用対効果

メーカーはトステム(LIXIL)以外にも、YKK AP、三協アルミなど多くの選択肢があります。それぞれのメーカーで性能や価格が異なるため、比較検討することが重要です。複数のメーカーの見積もりを取り、性能と価格のバランスを考慮して最適な製品を選びましょう

コスト面を考慮すると、インプラスの方が高価になる可能性があります。しかし、長期的な視点で見れば、結露による被害(カビ、腐食など)の防止や、暖房効率の向上によるランニングコストの削減効果を考えると、インプラスの方が費用対効果が高いと言えるでしょう。

その他の結露対策

インプラスやシャッター以外にも、結露対策としてできることがあります。

1. 換気

24時間換気システムは有効ですが、室内の湿度が高い場合は、さらに換気を強化する必要があります。窓を開けて換気したり、除湿機を使用したりすることで、室内の湿度を下げることができます。

2. 室内湿度管理

洗濯物を室内で干したり、加湿器を使用したりすると、室内の湿度が高くなります。湿度計で室内の湿度をチェックし、必要に応じて換気や除湿を行うようにしましょう。

3. カーテン

厚手のカーテンは、窓からの熱損失を軽減する効果があります。断熱効果の高いカーテンを選ぶことで、結露の発生を抑えることができます。

4. 暖房器具の見直し

エアコンやパネルヒーターに加えて、床暖房などを検討することも有効です。床暖房は、室温を均一に暖めることができるため、窓ガラスとの温度差を小さくし、結露の発生を抑える効果があります。

専門家の意見

結露対策は、建物の構造や気候条件によって最適な方法が異なります。専門業者に相談し、状況に合わせた適切な対策を検討することが重要です。専門業者は、建物の状況を診断し、最適な対策方法を提案してくれます。

まとめ

二階の結露対策として、インプラスとシャッターのどちらを選ぶか迷う場合は、断熱性能の高さからインプラスを選択することをおすすめします。費用は高くなりますが、長期的な視点で見れば費用対効果は高いでしょう。さらに、換気、湿度管理、カーテン、暖房器具の見直しなど、他の対策と組み合わせることで、より効果的な結露対策を実現できます。

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