結露とカビに負けない!マンション角部屋の壁紙張替えと徹底的な防カビ対策

壁紙の張替えとカビ対策。マンション1階の角部屋に住んでいます。北側の一室が結露により、壁紙のいたる所にカビが生えてしまいました。夫の実家は内装業を営んでおり、夫は壁紙を張ることが出来ますので市販の壁紙を購入し、張り替える事にしました。クロスをはがしてみると、ボードがカビだらけでした。あまりにひどいので、舅に相談したら次のような答えでした。・古いマンションだからボードが1枚しか使われていないだろう。(現在は2枚施工が通常らしい)・過去に数回クロスを張り替えた形跡が見られる。(カビ発生→張替えを繰り返した)以上のことから、数年単位で張り替えたほうがいい。カビの発生は止められないだろう。という事でした。ゆくゆくは子供部屋として使いますので、出来れば張替え前に防カビ対策を施したいと思います。何か良い方法はありませんか?

深刻なカビ問題:原因と対策

マンション1階の角部屋、特に北側の部屋は、日当たりが悪く、外気温の影響を受けやすいことから結露が発生しやすく、カビの温床になりがちです。ご主人のご実家が内装業で、ご主人も壁紙張替えができるというのは心強いですね。しかし、下地となるボード自体にカビが生えている状態では、壁紙を張り替えても根本的な解決にはなりません。舅様の指摘通り、過去に何度もカビ発生→張替えを繰り返している可能性が高く、このままでは数年単位で繰り返す悪循環に陥る危険性があります。

カビ発生の原因究明

まず、カビ発生の根本原因を特定することが重要です。

  • 結露:最も大きな原因と考えられます。窓の断熱性能、換気状況、室温管理などを改めて見直しましょう。
  • 通気性の悪さ:壁内の湿気がこもっている可能性があります。壁内の通気層の確保や、換気扇の設置・活用が重要です。
  • 水漏れ:目に見えない小さな水漏れが原因になっている可能性も否定できません。配管などを点検しましょう。

効果的な防カビ対策

壁紙張替え前に、徹底的な防カビ対策を行うことを強くお勧めします。

1. カビの除去と乾燥

  • カビの除去:ボードからカビを完全に除去します。高圧洗浄機を使うと効果的ですが、賃貸の場合は管理会社に相談が必要です。ブラシと洗剤でも除去できますが、根気強く行いましょう。漂白剤を使用する場合は、換気を十分に行い、ゴム手袋などを着用して安全に作業してください。
  • 乾燥:カビを除去した後、十分に乾燥させることが重要です。除湿機換気扇扇風機などを活用し、数日間しっかり乾燥させましょう。天気の良い日は窓を開けて自然乾燥させるのも効果的です。

2. 防カビ剤の塗布

乾燥後、防カビ剤を塗布することで、カビの再発を防ぎます。

  • 防カビ剤の種類:水性タイプと油性タイプがあり、用途によって使い分けが必要です。ボードへの塗布には、浸透性が高い水性タイプが適しています。ホームセンターなどで購入できます。
  • 塗布方法:説明書をよく読んで、適切な希釈率と塗布方法を守りましょう。ローラーや刷毛を使用し、ムラなく塗布することが重要です。複数回塗布することで、より効果を高めることができます。
  • 乾燥時間:防カビ剤を塗布した後も、十分に乾燥させる必要があります。乾燥時間は製品によって異なりますので、説明書をよく確認しましょう。

3. 下地処理の徹底

古いマンションの場合、ボードが1枚しか使用されていない可能性が高いので、防湿シートを貼ることを検討しましょう。これにより、湿気によるカビ発生を防ぐ効果が期待できます。また、ボードの継ぎ目にも防カビ剤を塗布し、隙間を埋めることでカビの発生を抑えられます。

4. 壁紙選び

防カビ効果のある壁紙を選びましょう。「防カビ加工」と明記されている壁紙を選ぶことが重要です。また、通気性の良い壁紙を選ぶことも効果的です。

5. 換気と除湿

  • 定期的な換気:窓を開けて定期的に換気を行うことで、室内の湿気を排出することができます。特に朝晩はこまめな換気を心がけましょう。
  • 除湿機の活用:梅雨時期や冬場など、湿度の高い時期は除湿機を使用することで、結露の発生を抑えることができます。

専門家の意見

内装業者である舅様の意見は、経験に基づいた貴重なアドバイスです。しかし、単に「カビの発生は止められない」と諦めるのではなく、原因を特定し、適切な対策を行うことで、カビの発生を抑えることは可能です。必要であれば、建築士や専門業者に相談し、より詳細な調査と適切な対策を検討することをお勧めします。

まとめ:長期的な視点でカビ対策を

カビ問題は、一度発生すると簡単に解決できるものではありません。今回のようにボード自体にカビが生えている場合は、壁紙の張替えだけでは不十分です。徹底的なカビ除去、防カビ剤の塗布、下地処理、そして適切な換気と除湿を組み合わせることで、長期間にわたってカビの発生を抑えることができます。子供部屋として使用する予定とのことですので、お子さんの健康を守るためにも、今回を機に、しっかりとしたカビ対策を行いましょう。

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