結婚ビザ申請における同居遅延の理由説明:入管への経緯説明書の改善例

文書を直してくれた方々とアドバイスしてくれた方々に心より感謝しています。もう一度入管への理由書を作成しました、皆さんにご指摘いただきますようお願いします。※私たちは真実な結婚です、誤解しないでください 経 緯 書 〇〇入国管理局 局長 殿 私(〇〇)と妻(〇〇)が結婚後、すぐに同居できない経緯を説明させていただきます。 現在、妻が金沢〇〇で働いて、今年はもう6年目です。私が東京で自営業して、今年は3年目です。2014年5月4日に私は妻と結婚したばかりで、互いの仕事の都合で、すぐ一緒に住むことができません。 しかし、私達は相談したうえで、このように決めました。8月末頃、妻に今の会社を辞めてもらって、東京で一緒に暮らすようにします。 それから、友人とルームシェアの理由を説明させていただきます。 2014年2月末頃、友人の〇〇はなんだかの理由で、以前の部屋を解約しました、しかし新しい部屋を見つけていなかったので、いきなり7月までルームシェアしてくださいと、頼まれました。当時、毎月高額な家賃を払っている私は彼女と相談したうえで、友人と7月までルームシェアすることに同意しました。ルームシェアしている間、家賃を割り勘で支払っていますので、経済的負担を減らしました。 貴局ご多忙中に、上記事由により結婚後、私たちがすぐに同居できない事を申し上げると共に、何卒、宜しく取り計らい賜りたくお願い申し上げます。 〇〇年〇〇月〇〇日 住所 氏名

入管への経緯説明書の改善点と具体的な書き方

ご提出いただいた経緯説明書は、事実関係を伝えようとする誠実な気持ちが伝わってきますが、入管審査官が納得するような論理的な構成や表現になっていない部分があります。 結婚の真意を伝えるためには、より明確で詳細な説明が必要です。以下、改善点を踏まえた具体的な書き方を提案します。

1. 日付の明確化と時系列の整理

現状の説明では、日付の記述が曖昧で、時系列が分かりにくい部分があります。「2014年2月末頃」「7月まで」「8月末頃」といった表現は、具体的な日付を記載することで、より信頼性を高めることができます。例えば、「2014年2月28日」「2014年7月31日」「2014年8月31日」のように、正確な日付を記載しましょう。

2. 妻の職務内容と転職理由の明確化

妻の勤務先と職種を具体的に記載することで、転職の必然性を示すことができます。また、転職理由を「8月末頃に今の会社を辞めてもらって、東京で一緒に暮らすようにします」と簡潔に述べていますが、単なる同居のためではなく、東京での新たな仕事への転職や、生活基盤の確立といった具体的な理由を付け加えることが重要です。例えば、東京で既に仕事が決まっている、または就職活動中であることを明確にしましょう。

3. ルームシェアの理由の明確化と詳細な説明

友人のルームシェアの理由を「なんだかの理由で、以前の部屋を解約しました」と曖昧に記述していますが、具体的な理由を記載する必要はありませんが、友人との関係性や、ルームシェアの期間、家賃負担の割合などを具体的に記述することで、より説得力のある説明になります。例えば、「友人が急な転勤により、住居を失ったため、一時的にルームシェアすることになりました。家賃は折半し、〇〇円ずつ負担しています。」のように記述することで、より明確になります。

4. 経済状況の明確化

ご自身の自営業の状況について、具体的な収入や事業内容などを簡潔に記載することで、経済的な安定性を示すことが重要です。収入が不安定な場合は、その点を説明し、安定した生活を送れる見込みを示す必要があります。

5. 結婚の真意を明確に伝える

「私たちは真実な結婚です、誤解しないでください」という記述は、感情的な表現であり、入管審査官を納得させるには不十分です。結婚の経緯、お互いの愛情、将来の計画などを具体的に記述することで、結婚の真意を明確に伝えましょう。写真や、結婚式の証明書、交際期間中の連絡履歴などを添付することで、より説得力が増します。

改善後の経緯説明書の例

〇〇入国管理局 局長 殿

私(〇〇)、妻(〇〇)は、結婚後すぐに同居できない経緯について、下記の通り説明いたします。

私と妻は2014年5月4日に結婚しました。私は東京で自営業(〇〇業)を営んでおり、年収は〇〇円です。妻は金沢市〇〇区にある〇〇株式会社で〇〇として勤務しており、年収は〇〇円です。結婚当初は、互いの仕事の都合上、すぐに同居することが困難でした。そのため、妻が現在の仕事を続けながら、8月31日までに退職し、東京で同居することを計画しました。

また、2014年2月28日、私の友人である〇〇が、急な転勤により住居を失ったため、7月31日までの間、ルームシェアすることになりました。家賃は毎月〇〇円を折半し、負担を軽減しました。

現在、妻は東京での就職活動中で、〇〇企業への就職が決まっています。9月1日より勤務を開始し、安定した生活基盤を築く予定です。

私たちは、結婚後も互いに支え合い、幸せな家庭を築いていくことを誓っています。添付資料の写真、結婚証明書、交際期間中のメールのやり取りなどから、私たちの結婚の真意をご理解いただければ幸いです。

ご多忙の中、恐縮ですが、何卒ご検討のほどよろしくお願い申し上げます。

〇〇年〇〇月〇〇日

住所:〇〇

氏名:〇〇

専門家の視点:弁護士への相談

ビザ申請は複雑な手続きであり、書類作成に不備があると不承認となる可能性があります。スムーズな申請のためには、専門家である弁護士に相談することを強くお勧めします。弁護士は、申請書類のチェック、面接対策、必要書類のアドバイスなど、申請全般をサポートしてくれます。

まとめ

入管への経緯説明書は、事実関係を正確に、かつ論理的に説明することが重要です。曖昧な表現や感情的な表現は避け、具体的な日付、場所、人物、金額などを明確に記載しましょう。必要に応じて、写真や証拠書類を添付し、結婚の真意を明確に伝えることが、申請の成功に繋がります。 そして、専門家である弁護士の力を借りることも検討しましょう。

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