経理経験は積める?不動産賃貸業の経理事務の現状とキャリアアップ戦略

現在36歳の女性です。 未経験でしたが、経理職に就きたくて、日商簿記検定2級と、MOS(Excel2010Expert,Word2003Specialist)を習得しました。 長い間、スーパーやコンビニで店舗運営にかかわっていましたが、実務を積むため一般事務を1年8か月派遣で経験しています 36歳の誕生日を迎える直前に、なんとか、とある会社より、経理事務・一般事務の内定(正社員)をいただきました。条件は、大卒以上、簿記2級以上で、経験不問、近隣の方歓迎の自社所有不動産賃貸業です。大学の卒業証明書と簿記合格証書を持参して面接に来ることが条件という変わった会社です。社長は弁護士で、御年85歳、パートの女性が一人いるだけの会社です。マンションを7個ほど持っており、30個ほど部屋が埋まっていますが、15個くらい空き室があるようです。 私は2月1日より働き始めました。ハローワークでは1名の求人でしたが、出勤してみると、どうやら2名採用したようでした。話を聞いてみると、もう一人の新規採用の方は経理歴8年の女性でした。 ちなみにこのパートの女性は簿記2級をもっているだけで、ほとんど経理実務の経験はありません。 こんな状態ですから、きちんと会社の経理ができるわけありませんよね。特に1月は経理経験のほとんどないパートの女性が一人でなにもわからないまま経理をしていたようです。ちなみに社長は、支払日や振込金額を時折確認するだけで、もはや経理実務を監督する様子はなく、問題があっても放置状態だったようです。 なぜ私がこんなことを書くかというと、私と一緒に入社した方は、経理歴8年ですから、この会社での問題点にすぐ気が付きました。 そんな様子ですから、その経理歴8年の女性は、指導係であるパート女性に対して、これまでの仕分けの間違いを指摘したり、過去の電気代請求書をチェックして、請求金額の誤りを指摘したりして、この二人の関係がだんだん険悪な感じになっています。 経理歴8年の女性がいうには、ここの経理はひどいといっています。彼女は社長に頼んで、前期の決算書を出してきてもらい、前期の弥生会計の決算数値と、この決算書の数値がすでに一致していないことを見つけ出しました。また決算後、税理士から指摘されたはずの修正仕訳をしたかどうかパートの女性に確認したところ、指示はあったが、時間がなくて弥生会計に入力できていないものもあるとのことでした。この会社で実務経験は積めるでしょうか?補足この経験8年の女性は、辞めたいと私にこぼしています。不動産賃貸業なので、基本収入が毎月の家賃、自販機の収入、そして、看板代金ほかには、社長が過去に貸した貸出金の返済など。消費税の入力もなく、売掛金や買掛金もないので、経理が簡単すぎて不満なのだとか。会社の取り扱っている勘定科目数と実務経験って比例するのでしょうか?彼女が辞めたあと、未経験の私と、パートの方と二人で、経理を立て直せるのか不安です。

現状分析:経験不足とシステムの課題

現在のお仕事環境は、確かに課題が多いと言えるでしょう。経理経験8年の女性が指摘するように、前期の決算書と弥生会計の数値が一致しない税理士からの修正指示が反映されていないなど、基本的な経理処理に問題があります。これは、パートの方の経験不足と、社長による適切な指導や監査の欠如が原因と考えられます。さらに、経理システム自体も改善の余地があります。

経理業務の現状と問題点

* 経験不足:パートの方と質問者様は、経理実務経験が不足しています。特にパートの方は簿記2級資格はあるものの、実務経験が乏しく、正確な経理処理に課題があります。
* 指導不足:社長は経理業務に詳しくなく、適切な指導や監査を行っていません。そのため、問題点が放置され、蓄積されている可能性があります。
* システムの問題:弥生会計などの会計ソフトを使用しているものの、データの正確性や整合性に問題がある可能性があります。また、消費税の処理など、基本的な機能が活用されていない可能性も考えられます。
* 業務の単純さ:不動産賃貸業は、売掛金や買掛金が少ないため、経理業務自体が比較的シンプルです。そのため、経験豊富な経理担当者にとっては、スキルアップの機会が少ないと感じるかもしれません。

経理経験は積めるのか?

この会社で経理経験を積めるかどうかは、どのように取り組むかによって大きく変わってきます。現状では、課題が多いですが、それを克服する努力次第では、貴重な経験を積むことができる可能性は十分にあります。

経験を積むための具体的なステップ

1. **基礎固め:** 簿記2級の知識を活かし、基本的な会計処理を徹底的に学び直しましょう。テキストやオンライン講座などを活用し、仕訳、伝票処理、決算処理などの基礎を固めることが重要です。
2. **弥生会計の習熟:** 弥生会計の操作に習熟しましょう。操作マニュアルを読み、実際にデータを入力して練習することで、スムーズに業務を進められるようになります。
3. **標準業務手順書の作成:** パートの方と協力して、標準業務手順書を作成しましょう。処理手順を明確化することで、ミスを減らし、業務効率を向上させることができます。
4. **記録の徹底:** すべての取引を正確に記録し、証拠書類をきちんと保管しましょう。これは、経理処理の正確性を確保し、監査に対応するために不可欠です。
5. **社長への報告と改善提案:** 定期的に社長に経理処理の状況を報告し、改善点があれば積極的に提案しましょう。例えば、会計ソフトの機能をフル活用することや、外部の税理士に相談することを提案するのも良いでしょう。
6. **専門家への相談:** 必要に応じて、税理士などの専門家に相談しましょう。複雑な会計処理や税務に関する疑問点を解決することで、より正確な経理処理を行うことができます。

経験豊富な社員の退職リスクと対策

経理経験8年の女性が辞めてしまうと、現状の経理体制はさらに不安定になります。彼女を説得し、残留してもらう努力が必要です。

経験豊富な社員のモチベーション維持

* **キャリアパスを示す:** 将来的なキャリアパスを示すことで、モチベーションを維持することができます。例えば、経理部門の責任者や、関連部署への異動などを提案するのも良いでしょう。
* **スキルアップの機会を提供する:** 外部研修への参加や、資格取得の支援などを検討しましょう。スキルアップの機会を提供することで、彼女自身の成長を促し、会社への貢献意欲を高めることができます。
* **業務の改善:** 業務プロセスを見直し、効率化を図ることで、負担を軽減することができます。例えば、会計ソフトの機能をフル活用したり、業務を自動化したりすることで、作業時間を短縮できます。
* **給与・待遇の見直し:** 給与や待遇を見直すことで、モチベーションを高めることができます。

勘定科目数と実務経験

会社の取り扱う勘定科目数と実務経験は必ずしも比例しません。不動産賃貸業のように、取引の種類が少ない場合、勘定科目数は少なくても、正確な処理が求められます。逆に、取引の種類が多い業種では、勘定科目数が多い分、より高度な知識とスキルが必要になります。重要なのは、勘定科目の種類に関わらず、正確な会計処理を行う能力です。

まとめ:成長のチャンスと課題克服

現状は決して楽観視できる状況ではありませんが、この経験を成長のチャンスに変える可能性は十分にあります。積極的に学び、改善提案を行い、問題解決に取り組むことで、確かな経理スキルを身につけることができるでしょう。経験豊富な社員との良好な関係を築き、彼女からの指導を最大限に活用することも重要です。そして、社長とのコミュニケーションを密にすることで、会社全体の経理体制の改善にも貢献できるはずです。

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