経営悪化で会社を辞めたい夫。住宅ローンと家の守り方

夫が会社を経営していますが、経営状態が悪く辞めたいと言っています。住宅ローンがあります。家を守る方法があれば教えてください。私の両親が経営していた運送会社を、4年前に主人が継ぎました。私も事務員として手伝っています。役員などにはなっていません。継いだ時から、経営状態はあまり良くなかったのですが、段々と苦しくなり、去年からリスケ中ですが、それでも毎月の資金繰りが大変で、このままやっていても良い見通しが立たないため辞める方向で考えています。会社の負債が約6000万程あり、保証人は夫と先代の社長(私の母)です。家は、住宅ローン中で約1000万ほど残っています。ローン名義は主人のみで、私は保証人にはなっていません。滞納などもありません。先日、主人が弁護士の所に辞めるとなった時の相談に行きました。自宅の事を聞くと「自宅を守るのは難しいです。最近は競売なんてしません。管財人が不動産屋に依頼して売りに出します。」と言われたそうです。本当にそうなのでしょうか?家を売却しても1000万位だと思います。(去年、同じマンションの部屋が売りに出ていた時は1080万でしたので)売ったとしても債権者に分けるお金は出ないとと思うのですが、それでも売りに出されてしまうのでしょうか?毎月の支払いは42000円ほどです。会社がなくなっても、主人と2人アルバイトしながらでも払っていけます。何とか守りたいと思うのですが、方法はないでしょうか?弁護士には「先に銀行に相談に行ってみても良いかも知れません。」と言われたらしいのですが、相談に行って何とかなる可能性があるのでしょうか?私名義のローンに変更してもらう事とかはできないでしょうか?同じ会社なので難しいでしょうか?何とか家を守りたいです。皆様のお力をお貸し下さい。よろしくお願いします。

会社の倒産と住宅ローンの関係

ご主人の会社が倒産した場合、住宅ローンが残っている自宅が差し押さえられる可能性があります。弁護士の言葉通り、競売ではなく、管財人が不動産会社に依頼して売却されるケースが一般的です。これは、債権者への債務返済を優先するためです。ご自宅の売却価格が1000万円程度だとしても、6000万円の負債を考えると、残債を返済しきれない可能性が高いです。そのため、自宅が売却されるリスクは残念ながら高いと言えます。

家を売却せずに守るための方法

しかし、完全に絶望的な状況ではありません。いくつかの方法を試みることで、自宅を守る可能性を高めることができます。

1. 銀行との交渉:リスケジュール・債務整理

弁護士もアドバイスしているように、まずは住宅ローンの債権者である銀行に相談することが重要です。現状を説明し、今後の返済計画について協議しましょう。

* **リスケジュール(返済条件変更):** 返済期間の延長や返済額の減額などを交渉します。現在の収入状況を踏まえ、現実的な返済計画を提示することが重要です。アルバイト収入を証明できる資料を用意しておきましょう。
* **債務整理:** 債務整理は、裁判所を介して債務を減額したり、返済計画を見直したりする方法です。個人再生や任意整理などが考えられます。債務整理には、専門家のサポートが必要です。弁護士や司法書士に相談し、最適な方法を選択しましょう。

銀行との交渉は、早めに行うことが重要です。 債務不履行状態になる前に相談することで、交渉がスムーズに進みやすくなります。

2. その他の債権者との交渉

住宅ローン以外にも、会社に債権を持つ他の債権者(取引先など)がいる可能性があります。彼らにも状況を説明し、返済計画の変更や猶予などを交渉してみましょう。

3. 資産の整理と売却

自宅以外に、売却可能な資産(預金、車、投資信託など)があれば、それらを売却して債務の返済に充てることも検討しましょう。

4. 親族からの援助

ご両親や親族から資金援助を受けられる可能性があれば、検討してみましょう。ただし、援助を受ける際には、返済計画を明確に立て、きちんと約束を守る必要があります。

5. ローン名義変更の可能性

ご質問にある「私名義へのローン変更」は、非常に難しいでしょう。同じ会社からのローンであるため、銀行はリスクを負うことを避け、変更を認めない可能性が高いです。

専門家への相談

弁護士への相談は既にされていますが、さらに専門家の力を借りることをお勧めします。

* **弁護士:** 債務整理や法的措置に関するアドバイスを受けられます。
* **司法書士:** 債務整理手続き、不動産に関する手続きのサポートを受けられます。
* **ファイナンシャルプランナー:** 債務整理、資産管理、将来の生活設計に関するアドバイスを受けられます。

複数の専門家に相談し、最適な解決策を見つけることが重要です。

具体的な行動ステップ

1. 銀行に相談する: すぐに銀行に連絡を取り、現状を説明し、リスケジュールや債務整理について相談しましょう。
2. 専門家への相談: 弁護士、司法書士、ファイナンシャルプランナーなど、複数の専門家に相談し、最適な解決策を探りましょう。
3. 資産のリスト作成: 売却可能な資産をリストアップし、売却の可能性を検討しましょう。
4. 収入の見込みを明確にする: アルバイト収入など、今後の収入の見込みを明確に示せるように準備しましょう。
5. 返済計画の作成: 専門家と協力して、現実的な返済計画を作成しましょう。

自宅を守るためのポイント

自宅を守るためには、早期の行動専門家との連携が不可欠です。問題を放置せず、すぐに専門家のアドバイスを受け、積極的な行動を起こすことで、可能性は広がります。

まとめ

ご主人の会社経営の困難、そして住宅ローンを抱えた自宅を守るための道のりは険しいですが、諦めるのはまだ早いです。銀行との交渉、専門家への相談、そして現実的な返済計画の策定を通して、希望を見出す努力を続けましょう。

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