築9年で雨漏り…原因と業者の対応、適切な対処法を徹底解説

築9年9か月の家ですが、先日部屋(1部屋)に雨漏りがしました。バケツ1杯ぐらいで、電気カバーにも水が溜まっていました。 業者(建てた)に連絡し、見てもらいましたが、コーキングの消耗で、中に入り、内部の 隙間を作らなければいけない箇所?から、水が浸入したのでしょうがないとの返答でした。 築9年で、部屋に雨漏りする場合、テクニカルな問題もあるかと思いますがどうですか 他にどんな原因が考えられますか。 今後として業者は、1、外壁のやり替え 2、コーキングだけでみていく(また消耗からの雨漏りありえる) 3、天井裏は、どれだけの被害あるか説明ありませんが、保険使って直せるとのこと 4、10年保証ありますが、そのことには全くふれずです 家の建てる工法として、外断熱で、北海道に本社のあるTホーム会社です。 業者の対応として適切かどうかも教えていただければ幸いです

築9年で雨漏り!考えられる原因と対処法

築9年で雨漏りが発生したとのこと、ご心配ですね。バケツ一杯の水が溜まるほどの雨漏りは、放置すると深刻な被害につながる可能性があります。まずは原因を特定し、適切な対処をすることが重要です。

考えられる雨漏りの原因

業者の指摘通り、コーキングの劣化は雨漏りの大きな原因の一つです。特に外壁と窓枠、サッシとの接合部などは、経年劣化によってコーキングがひび割れ、隙間が生じやすくなります。築9年であれば、コーキングの寿命が近づいている可能性も十分考えられます。しかし、それ以外にも様々な原因が考えられます。

  • 外壁の劣化:ひび割れやクラック、塗装の剥がれなど、外壁自体に劣化が見られる場合、そこから雨水が浸入する可能性があります。特に北海道のような寒冷地では、凍結融解による外壁の損傷も懸念されます。
  • 屋根の劣化:屋根材の破損、棟板金のズレ、雨樋の詰まりなど、屋根の劣化も雨漏りの原因となります。屋根は雨から家を守る最前線なので、定期的な点検が重要です。築9年であれば、瓦や屋根材の劣化、もしくは施工不良の可能性も考えられます。
  • 施工不良:建築時の施工不良によって、防水層に隙間が生じている可能性があります。外壁や屋根だけでなく、窓枠、サッシ、排水パイプなど、様々な箇所に施工不良が潜んでいる可能性があります。特に外断熱工法の場合、内部結露による劣化も考慮する必要があります。
  • その他:破損した雨どい、詰まった排水溝、劣化しているシーリング材、窓の隙間など、様々な箇所から雨水が浸入する可能性があります。下地の木材の腐朽なども考えられます。

専門家の視点:雨漏り調査の重要性

雨漏りの原因を特定するには、専門家による適切な調査が不可欠です。業者に依頼する際は、以下の点を尋ねてみましょう。

  • 調査方法:どのような方法で雨漏りの原因を調査するのか(目視検査、赤外線サーモグラフィー、漏水調査など)
  • 調査範囲:屋根、外壁、内部など、どの範囲を調査するのか
  • 調査費用:調査費用はいくらか
  • 報告書:調査結果をどのように報告するのか(写真、図面、説明など)

信頼できる業者を選ぶためには、複数の業者に見積もりを依頼し、比較検討することが重要です。

業者の対応について

業者の提案内容について、いくつか懸念点があります。

  • 10年保証への言及がない:築9年で10年保証があるにも関わらず、その保証について全く触れられていないのは不自然です。保証の適用範囲や条件について、改めて確認する必要があります。
  • 天井裏の被害状況の説明不足:天井裏の被害状況が不明なまま、保険を使って修理する提案は、やや不透明です。天井裏の被害状況を詳しく説明してもらう必要があります。
  • コーキングだけの対応:コーキングの修理だけで済ませる提案は、根本的な解決策にならない可能性があります。雨漏りの原因を特定せずに、応急処置だけで終わらせるのは危険です。根本的な原因究明と適切な修理が必要です。
  • 外壁のやり替え:外壁のやり替えは高額な費用がかかります。本当に必要なのか、他の修理方法がないか検討する必要があります。

適切な業者の対応

適切な業者は、以下の対応をしてくれるはずです。

  • 丁寧な説明:雨漏りの原因、修理方法、費用、保証について、分かりやすく丁寧に説明してくれます。
  • 原因究明:雨漏りの原因を特定するために、適切な調査を行います。
  • 複数の解決策の提示:複数の修理方法を提示し、メリット・デメリットを説明してくれます。
  • 見積書の提示:詳細な見積書を提示し、費用を明確にします。
  • 保証:修理後の保証期間を明確に示します。

具体的なアドバイス

1. まずは、複数の業者に見積もりを依頼しましょう。最低でも3社以上から見積もりを取り、内容を比較検討することで、最適な業者を選ぶことができます。
2. 10年保証の内容を改めて確認しましょう。保証書を確認し、雨漏りが保証の対象となるかどうか、確認しましょう。
3. 天井裏の状況を詳しく確認しましょう。天井裏に深刻な被害がある場合は、修理費用が大幅に増加する可能性があります。
4. 雨漏りの原因を特定するために、専門家による調査を依頼しましょう。原因を特定することで、適切な修理方法を選択することができます。
5. 修理費用を確保しましょう。修理費用は高額になる可能性がありますので、事前に費用を確保しておきましょう。
6. 保険の適用可能性を確認しましょう。火災保険などで雨漏りの修理費用が補償される場合があります。

まとめ

築9年で雨漏りが発生した場合、コーキングの劣化以外にも様々な原因が考えられます。まずは専門家による調査を行い、原因を特定することが重要です。業者の対応に疑問点がある場合は、他の業者にも相談し、比較検討することが大切です。適切な対応をすることで、安心して暮らせる住まいを取り戻せるよう願っています。

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