築9年、3階部屋のビニールクロス壁のひび割れと窓の歪み…ハウスメーカーへのクレームは必要?

三階の部屋で内装がビニールクロスなのですが石膏ボードの継ぎ目で上部が幅ニミリ程度のひび割れが発生しています。見た目以外は特に支障なさそうですがハウスメーカーにクレームつけるべきでしょうか?まもなく築九年になります。補足として、ひびが入っている壁の横にある掃き出し窓は、垂直ではなく平行四辺形に歪んでいます。歪みは横に一センチ程度です。窓の閉開はサッシの調整ネジで歪みに合わせて角度を付けているので、なんとかまともにできる状態です。

築9年の住宅、クロスひび割れと窓の歪み:クレーム検討のポイント

築9年のお住まいで、ビニールクロスの壁に2mm程度のひび割れ、そして窓の歪みが発生しているとのこと。見た目以外の支障がないとはいえ、気になるのは当然です。ハウスメーカーへのクレーム検討にあたっては、以下の点を整理してみましょう。

1. ひび割れの原因究明

まず、ひび割れの原因を特定することが重要です。2mm程度のひび割れは、建物の経年劣化によるもの、石膏ボードの施工不良、あるいは地震や地盤沈下などの影響が考えられます。

* 経年劣化:建物の構造材のわずかな動きや、温度・湿度変化による収縮・膨張で、クロスにひび割れが生じることはあります。築9年であれば、ある程度の経年劣化は想定されます。
* 施工不良:石膏ボードの継ぎ目の処理が不十分であった場合、ひび割れが発生しやすくなります。下地処理の不足や、ボードの固定が不適切な場合も考えられます。
* 地震や地盤沈下:地震や地盤沈下によって建物の構造に影響が出た場合、ひび割れが発生する可能性があります。特に、3階という高さは、地盤沈下などの影響を受けやすい可能性があります。

専門家(建築士や住宅診断士)に依頼して、原因を調査してもらうことをおすすめします。調査結果に基づいて、ハウスメーカーへの対応を検討できます。

2. 窓の歪みの原因究明

窓の歪みは、建物の構造的な問題、あるいはサッシの取り付け不良などが考えられます。1cm程度の歪みは、窓の開閉に支障をきたす可能性があります。

* 建物の構造問題:建物の基礎や構造材に問題があると、窓枠に歪みが生じる可能性があります。
* サッシの取り付け不良:サッシの取り付けが不適切な場合、歪みが発生することがあります。
* 経年劣化:サッシの経年劣化によって、歪みが生じる可能性もあります。

窓の歪みについても、専門家による調査が必要となるでしょう。

3. ハウスメーカーへのクレーム対応

原因調査の結果に基づいて、ハウスメーカーに連絡を取りましょう。

* 証拠写真・動画の用意:ひび割れや窓の歪みをはっきりと捉えた写真や動画を準備しておきましょう。
* 状況説明:状況を冷静に、具体的に説明することが大切です。感情的な言葉は避け、事実を淡々と伝えましょう。
* 修理・補修の依頼:原因が施工不良や建物の構造的な問題であると判断された場合は、修理・補修を依頼しましょう。
* 保証期間の確認:住宅瑕疵担保責任保険の保証期間を確認しましょう。保証期間内であれば、保険適用による修理が可能です。

ハウスメーカーの対応に不満がある場合は、住宅紛争処理機構などに相談することもできます。

4. 具体的なアドバイス:写真撮影と専門家への相談

まずは、ひび割れと窓の歪みを詳細に撮影しましょう。複数角度からの写真、ひび割れの幅や長さ、窓の歪みの程度などがわかるように撮影することが重要です。

次に、建築士や住宅診断士などの専門家に相談することを強くおすすめします。専門家は、原因を特定し、適切な対応策を提案してくれます。費用はかかりますが、適切な対応をするためには不可欠なステップです。

5. 事例:類似事例と対応

類似事例として、石膏ボードの継ぎ目からのひび割れは、施工不良や建材の品質問題が原因となるケースが多く見られます。窓の歪みは、基礎の沈下や地震による影響も考えられます。これらの事例では、ハウスメーカーが責任を負い、修理・補修を行ったケースが多いです。しかし、経年劣化によるものと判断された場合は、修理費用を負担する必要がある場合もあります。

6. 専門家の視点:早期発見と対応の重要性

専門家によると、小さなひび割れでも放置すると、状況が悪化し、大きな修繕が必要になる可能性があります。早期発見と適切な対応が重要です。また、窓の歪みも、放置すると雨漏りなどの原因となる可能性があります。

まとめ:冷静な対応と専門家の力を借りる

築9年の住宅において、2mm程度のクロスひび割れと1cm程度の窓の歪みは、必ずしもハウスメーカーへのクレーム理由とは限りません。しかし、原因を特定し、適切な対応をするためには、専門家への相談が不可欠です。写真や動画を準備し、冷静に状況を説明することで、ハウスメーカーとの円滑なコミュニケーションを図りましょう。

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