築8年RC住宅の壁からの水漏れ原因と解決策

家の壁から水が垂れてきて とても困っています。どんな原因が考えられるか、どんな業者に頼むのがベストかできたら教えていただきたく質問しました。どういう状況かというと、 お天気なのに昨日 今日と壁から水がしたたり落ちてきて困っています。去年の2月にも 同じ現象があったんですが その時は雪が降り雨に変わった時、強い風と雨が降ったときにおこり 何件かの業者に調べてもらったんですが その後 春になり 水がでることがなくなったので一応 様子をみましょうということになりました。業者の方の意見では 外の2、3階のつなぎめのシーリング材の劣化が一番怪しいとのことでした。しかし 今年は 天気のいい中での水です。水は去年は壁と壁紙の間に盛り上がりがあり おかしいと思って押したら水がたまっていたという感じでした。今年は 壁と壁紙の間からしたたり落ちてくるという感じです。家は3階建て屋上あり RC構造 築8年です。玄関入ると正面左側にトイレ 右側に階段、右手に2部屋あります。2階はキッチンと居間 トイレ お風呂 洗面所です。ベランダは2階 3階にあり3階のベランダが北側であやしいということで 水を溜めて様子をみましたが 関係ないようでした。水が垂れてくるのは、1階のトイレと階段の間の壁、天井と壁の壁一番上部分から垂れてきます。その上には 特に水回りも配管も通っていません。以前 2階 階段部分の電気のスイッチの所から水がでた時があって その時は お風呂の天井裏に電気の配電盤(っていうのでしょうか?配線ももとになるところです)があって 家の中を細い配管のようなもののなかに線をまとめて家の中に電気を供給してるが その配管のまわりが結露したための水ということで お風呂上の部分とスイッチ部分に断熱材をいれてもらいすぐ水は止まりました。これは この家を建てた業者が対応したんですが 現在はその業者も倒産してしまい他の業者をあたっている状況です。が、原因を特定するのは かなり難しいらしく逃げ腰の業者もいますし、それぞれの言うことが違う部分がある(例えば 屋上が防水されていないという業者、しっかり防水はされているし されてなければ もっと大変なことになっているという業者など)ので 素人の私共も判断に困っている有様です。水漏れ部分に何かあるかといえば ちょうど その電気の配管のようなものが1階トイレにむかっている途中ではあります。これは 関係ないでしょうか?できましたら 是非 専門の方に意見をお伺いしたいと思います。どうぞ よろしくお願い致します

RC住宅における壁からの水漏れ:原因究明と解決策

築8年のRC住宅で、晴天時にも壁から水が漏れるという深刻な問題を抱えているとのこと、大変お困りでしょう。以前、雪解け時や強風雨時に同様の現象が発生し、シーリング材の劣化が疑われたものの、今回は状況が異なるため、原因特定が難しい状況です。複数業者に相談しても意見が一致せず、不安な気持ちも理解できます。

考えられる原因と調査方法

まず、考えられる原因をいくつか検討してみましょう。

1. 配管からの漏水

以前、電気配管の結露による水漏れを経験されていることから、配管からの漏水も疑われます。特に、水漏れ箇所付近に電気配管が通っているとのことですので、配管の破損や接続部の劣化による漏水は十分に考えられます。

* 調査方法: 配管の経路を丁寧に確認し、目視で破損や接続部の不具合がないか確認します。配管に沿って湿気や変色がないかなどもチェックしましょう。必要であれば、赤外線サーモグラフィーを用いた調査で、熱による温度差から漏水箇所を特定することも可能です。

2. コンクリート躯体のひび割れ

RC構造の場合、コンクリート躯体のひび割れから水が浸入する可能性があります。特に、外壁のひび割れは、雨水が浸入し、内部に水が溜まる原因となります。築8年と比較的新しい建物ですが、地震や地盤沈下などによってひび割れが発生している可能性も考慮しなければなりません。

* 調査方法: 外壁全体を丁寧に点検し、ひび割れがないか確認します。ひび割れの有無だけでなく、その幅や深さ、長さなども記録しておきましょう。ひび割れが発見された場合は、専門業者に詳細な調査を依頼する必要があります。

3. 防水層の劣化

屋上やバルコニーの防水層が劣化している場合、そこから水が浸入し、壁を伝って漏水する可能性があります。特に、北側のベランダを疑われているとのことですが、水溜めテストで異常がなかったとしても、目に見えない部分の劣化の可能性を完全に否定することはできません。

* 調査方法: 屋上やバルコニーの防水層の状態を専門業者に点検してもらう必要があります。目視検査だけでなく、非破壊検査などを行い、防水層の劣化状況を正確に把握することが重要です。

4. シーリング材の劣化(再考)

前回の調査でシーリング材の劣化が疑われたとのことですが、今回は晴天時にも漏水していることから、シーリング材の劣化だけでは説明できない可能性があります。しかし、外壁の目地部分のシーリング材の劣化が、他の原因と複合的に作用して漏水を引き起こしている可能性も否定できません。

* 調査方法: 外壁の目地部分のシーリング材を丁寧に確認し、劣化やひび割れがないか確認します。必要であれば、シーリング材の打ち替えを行うことで、漏水防止に繋がる可能性があります。

適切な業者選びと対応

原因特定が難しい場合、複数の専門業者に相談することが重要です。

1. 複数の業者に相談する

少なくとも3社以上の専門業者に相談し、それぞれの診断と提案を比較検討しましょう。それぞれの業者の専門性や対応、見積もりなども比較することで、最適な業者を選ぶことができます。

2. 専門性の高い業者を選ぶ

防水工事や建築診断に特化した業者を選ぶことが重要です。資格や経験などを確認し、信頼できる業者を選びましょう。口コミサイトなどを参考に、業者の評判を事前に確認することも有効です。

3. 見積もりを比較検討する

複数の業者から見積もりを取り、内容を比較検討しましょう。工事内容、費用、保証内容などをしっかりと確認し、納得できる業者を選びましょう。安価な業者を選ぶのではなく、信頼性と技術力のある業者を選ぶことが重要です。

4. 契約前にしっかりと確認する

契約前に、工事内容、費用、保証内容などをしっかりと確認し、不明な点があれば質問しましょう。契約書の内容を理解した上で契約することが重要です。

具体的なアドバイス

* 写真や動画で水漏れ状況を記録しましょう。
* 水漏れ箇所の状況を詳細にメモしておきましょう。(位置、大きさ、時間帯など)
* 複数の専門業者に相談し、それぞれの診断と提案を比較検討しましょう。
* 契約前に、工事内容、費用、保証内容などをしっかりと確認しましょう。
* 専門業者に依頼する際は、資格や経験、実績などを確認しましょう。

まとめ

RC住宅の壁からの水漏れは、原因特定が難しく、専門家の的確な診断が必要です。複数の業者に相談し、原因を特定し、適切な対策を行うことで、安心して暮らせる住まいを取り戻せるよう願っています。 今回のケースでは、配管、コンクリート躯体、防水層、シーリング材の全てを視野に入れた調査が必要でしょう。焦らず、一つずつ丁寧に原因を特定していくことが大切です。

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