築8年中古一戸建ての雨漏り問題:原因究明と費用負担の解決策

築8年の中古一戸建てを購入しました。雨漏りが起こり困っています。昨年12月に築8年の中古一戸建てを購入(契約)しました。仕事の都合もあり、引越し自体は今年の3月にしました。3月の後半に1階の部屋の窓枠から雨漏りが起こり、保障期間内だったので売主負担で修理をしてもらいました。しかし、その後また同じところから雨漏りが発生し、これは保障期間外だったのですが、同じ箇所ということで同じく負担をしてもらい修理をしてもらいました。しかしまたその後、同じところと、別の箇所3箇所の窓枠から雨漏りが発生し、これはどこが原因かを調べないとわからないということになり、それをぜんぶ調べて修理するとなると65万円かかります。と不動産屋に言われました。とりあえず、売主に負担してもらいたいうちとしては主張したのですが、売主は「3月11日の地震でそうなってしまったのでないか」といって負担をしてくれません。不動産屋に再度交渉してもらうと今度は「せめて半額負担して欲しい」といわれました。確かに金額は高額ですが、うちとしては最初の雨漏りもちゃんと直っていないのに半額も支払うのは納得がいきません。最初の雨漏り分は負担しますが、あとのことはそちら(買主)で。というのならわかりますが、高額だから半額支払ってくださいというのもなんだかおかしな話な気がします。もともと雨漏りがあったのではないかという売主への不信感と、本当に地震の影響で雨漏りがしてしまったのなら売主に負担させることはできないなぁという気持ちでどうしたらよいかわかりません。こういう場合、どこに相談したり、何かを調べて(たとえば耐震診断とかして地震の影響で雨漏りが起こったことでないことを証明したりとか…)たりするものなのでしょうか?・ちなみに購入した家は都内で地盤も悪くない所です。周辺の家も地震による被害はないです。・地震の日は家の中のものも落ちることはありませんでした。・地下一階、地上2階、屋上ありの物件です。・検査済証はありません何かわかることがあればぜひ教えてください。宜しくお願い致します。

中古住宅の雨漏り問題:原因と解決策

築8年の中古一戸建てを購入後、窓枠からの雨漏りで悩まれているとのこと、大変お困りのことと思います。 まず、重要なのは雨漏りの原因を特定することです。 65万円という修理費用は、原因調査と修理費用を含んだ見積もりでしょうか? もし原因調査費用が別途かかる場合は、まず原因調査を依頼することをお勧めします。

雨漏りの原因究明

雨漏りの原因は様々です。 今回のケースでは、窓枠からの雨漏りが複数箇所で発生していることから、以下の可能性が考えられます。

  • 窓枠のシーリング不良:経年劣化によるシーリング材のひび割れや剥がれが原因で、雨水が侵入している可能性が高いです。 最初の修理で表面的な処置しかされておらず、根本的な原因が解決されていない可能性があります。
  • サッシの歪み:地震などの影響でサッシが歪み、窓枠との間に隙間が生じている可能性があります。 特に、築年数の経過した建物では、サッシの劣化も考えられます。
  • 外壁の亀裂:窓枠周辺の外壁に亀裂があり、そこから雨水が侵入している可能性があります。 目視では分かりにくい小さな亀裂も原因となる場合があります。
  • 屋根からの雨漏り:屋根の瓦や雨どい、防水層に問題があり、雨水が壁を伝って窓枠から侵入している可能性も否定できません。

専門業者による建物診断が不可欠です。 複数の業者に見積もりを依頼し、原因を特定してもらうことが重要です。 診断時には、雨漏りの発生箇所を明確に伝え、写真や動画を撮影しておくことも有効です。

地震との因果関係

売主が「3月11日の地震の影響」と主張していますが、ご自宅で地震による被害がなかったこと、周辺の家にも被害がないことから、地震が直接的な原因である可能性は低いと言えます。 しかし、微細な揺れがサッシや外壁に影響を与え、潜在的な問題を顕在化させた可能性は否定できません。 専門業者による診断で、地震との因果関係について明確な見解を得ることが重要です。

費用負担の交渉

65万円という高額な修理費用について、売主との交渉が難航しているとのことです。 売主が半額負担を提案しているのは、地震との因果関係を主張する根拠が弱いため、全額負担を避けるための妥協案と考えられます。

  • 専門業者による診断結果を提示する:診断結果に基づき、雨漏りの原因と修理の必要性を明確に示すことで、交渉を有利に進めることができます。
  • 売買契約書を確認する:契約書に瑕疵担保責任に関する条項がないか確認しましょう。 瑕疵担保責任期間内であれば、売主が修理費用を負担する可能性があります。 期間外であっても、隠れた瑕疵があった場合は、交渉の余地があります。
  • 弁護士や不動産会社に相談する:交渉が難航する場合は、弁護士や不動産会社に相談し、法的措置を検討するのも一つの手段です。 専門家の助言を得ることで、より有利な条件で交渉を進めることができます。

具体的な行動ステップ

1. 複数の専門業者に建物診断を依頼する:原因調査と見積もりを依頼し、比較検討します。 診断報告書は必ず入手しましょう。
2. 売買契約書を確認する:瑕疵担保責任の有無や期間を確認します。
3. 専門業者による診断結果を売主に提示する:雨漏りの原因と修理の必要性を明確に説明し、費用負担について交渉します。
4. 交渉が難航する場合は弁護士または不動産会社に相談する:法的措置を含めた解決策を検討します。

専門家の視点:建築士の意見

建築士の視点から見ると、築8年の中古住宅で窓枠からの雨漏りが複数箇所で発生している場合、施工不良や経年劣化が疑われます。 地震の影響を主張する売主側の言い分は、専門家の診断結果次第です。 診断結果において、地震による影響が否定できれば、売主側の責任を問うことができる可能性が高まります。 また、住宅瑕疵担保責任保険の適用についても確認する必要があります。

まとめ

中古住宅を購入する際には、必ず住宅検査を実施し、瑕疵がないかを確認することが重要です。 今回のケースでは、高額な修理費用が発生していますが、専門家の診断結果を基に、売主との交渉を継続し、適切な解決策を見つけることが重要です。 交渉が難航する場合は、弁護士や不動産会社などの専門家に相談することをお勧めします。

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