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築8年マンションのフローリング部分張替え:可能性と課題
築8年のマンションで、廊下部分の水漏れによるフローリング修理をご検討とのこと。以前、部分張替えを経験されているにも関わらず、今回は廊下のみの修理が難しいと業者から提案されたとのこと、ご心配ですね。海外在住で、ご父兄を介したやり取りの難しさも加わって、ご不満な点も理解できます。
まず、業者からの提案について整理しましょう。全体張替えと、ドア下部分に継ぎ目隠しの板を入れる部分張替えの2つの提案は、それぞれにメリット・デメリットがあります。
全体張替えのメリット・デメリット
* メリット: 見た目が統一され、美しく仕上がります。また、将来的なトラブルを予防する効果も期待できます。
* デメリット:費用が高額になります。工事期間も長くなります。
部分張替え(ドア下隠し)のメリット・デメリット
* メリット:費用を抑えられます。工事期間も短縮できます。
* デメリット:ドア下部分に板を入れるため、見た目が不自然になる可能性があります。また、水漏れが再発するリスクも残ります。
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部分張替えの可能性を探る:色合わせと施工方法
ご希望されている「同じような色で部分的に直す」方法について、可能性を探っていきましょう。
1. 同じフローリング材の入手
築8年経過しているため、当初のフローリング材の在庫がない可能性が高いです。しかし、可能性はゼロではありません。
* メーカーへの問い合わせ: マンションの建築時に使用されたフローリング材のメーカーを特定し、問い合わせてみましょう。製造終了していても、類似品がある可能性があります。
* 建材店への相談: ホームセンターや建材店に、既存のフローリング材の写真を持参して相談してみましょう。類似品が見つかるかもしれません。
* サンプルの採取:目立たない部分からフローリング材のサンプルを採取し、色や柄を正確に伝えることで、より近い色合いの材を見つけやすくなります。
2. 色合わせと補修
同じフローリング材が見つからない場合でも、色合わせによる補修は可能です。
* 専門業者への依頼: フローリングの補修を専門とする業者に依頼することで、色を可能な限り合わせ、目立たないように補修してもらうことができます。専門業者は、特殊な塗料や技術を用いて、自然な仕上がりを実現します。
* DIYによる補修: ある程度のDIYスキルがあれば、補修材や塗料を使って自分で補修することも可能です。ただし、綺麗に仕上げるには技術と経験が必要になります。ホームセンターなどで、フローリング補修キットが販売されているので、参考にすると良いでしょう。
3. 部分張替えの工夫
ドア下部分への板の設置が不自然に感じるのであれば、デザイン性を考慮した工夫も可能です。
* 目立たない色の板材: 廊下とリビング、寝室のフローリングの色調に合わせた色の板材を選びましょう。
* 幅の狭い板材: 目立ちにくくするため、できるだけ幅の狭い板材を使用します。
* モールディングの活用: 板とフローリングの境目にモールディングを使用することで、より自然な仕上がりになります。
業者とのコミュニケーション:明確な意思表示と情報提供
ご父兄を介したやり取りで誤解が生じている可能性があります。業者に以下の点を明確に伝えましょう。
* ご希望: 部分張替えを強く希望していること。
* 理由: 全体張替えは費用と時間がかかるため、部分張替えを希望していること。
* 写真: 既存のフローリングと水漏れ箇所の状態を写した写真を提供する。
* 予算: 予算の範囲を明確に伝える。
専門家の意見:インテリアコーディネーターの視点
インテリアコーディネーターの視点から見ると、部分張替えは可能ですが、色合わせの難易度や仕上がりの美しさは、専門家の技術と経験に大きく依存します。業者選びは慎重に行い、複数の業者に見積もりを依頼し、比較検討することが重要です。
まとめ:具体的な手順
1. メーカー・建材店への問い合わせ: 既存フローリング材の入手可能性を調査します。
2. 専門業者への相談: 色合わせや補修方法について複数業者に相談し、見積もりを取ります。
3. 写真・資料の提供: 業者に状況を正確に伝えるために、写真や資料を提供します。
4. 業者との交渉: 部分張替えの希望を明確に伝え、予算や工期について交渉します。
5. 契約: 納得できる業者と契約します。
部分張替えは、費用を抑えつつ、見た目も美しく仕上げることは可能です。ただし、業者との綿密なコミュニケーションと、専門家の技術が不可欠です。焦らず、一つずつ丁寧に進めていきましょう。