築70年住宅のお風呂場トラブル:浴槽と壁の隙間から水が漏れる原因と対策

家のお風呂場の事ですが、浴槽と壁を接着している物が剥がれてしまい、浴槽が少し沈んでいます。できた隙間からお湯がどんどん流れていますが、それを父親に話すと「そんなの外に流れいく所に流れて行ってるわ」と言います。ちなみに父親は建築素人です。我が家は途中で改装や増築をたくさんしてあって、昔のながらの食料保存部屋が家の隣にあるのですが、もの凄い湿気です。隣に台所を作った時も、そういう処理をしていないせいで、台所の食料部屋側の壁紙が黒カビが染み出てきて、壁紙も剥がれてきています。そもそもそういう家の作り方をしていて、浴槽の隙間から水が流れても大丈夫な設計になっているとは思えません。父親も見た目が壊れている訳ではないので問題にもしません。お風呂場は放っておいて大丈夫でしょうか?家自体は築70年くらいですが、改装、増築して20年くらいです。

築70年の住宅におけるお風呂場の水漏れ問題:深刻な事態の可能性

築70年、改装・増築から20年経過した住宅のお風呂場から水が漏れるという問題は、軽視できません。ご父親の「外に流れいく所に流れて行ってるわ」という発言は、素人目線の楽観的な見解であり、実際には深刻な事態につながる可能性が高いです。

水漏れによる被害:放置によるリスク

浴槽と壁の接着剤が剥がれ、浴槽が沈み、隙間から水が漏れる状態は、以下の深刻な問題を引き起こす可能性があります。

  • 構造材の腐朽:漏れた水が床下や壁内部に浸透し、木材を腐らせ、建物の構造強度を著しく低下させる可能性があります。特に築70年の住宅では、木材の劣化が進んでおり、水による腐朽は致命的なダメージを与えます。
  • シロアリ被害:湿気はシロアリの繁殖を促進します。漏水により湿気が増加すると、シロアリ被害のリスクが大幅に高まり、建物の骨組みを食い荒らす可能性があります。
  • カビ・菌の繁殖:湿った環境はカビや菌の温床となります。健康被害だけでなく、建材の劣化を加速させます。既に食料保存部屋や台所の壁紙にカビが発生していることから、このリスクは非常に高いと言えます。
  • 下階への漏水:集合住宅の場合、下階への漏水被害につながり、近隣住民とのトラブルに発展する可能性があります。
  • 修繕費用の高騰:早期に対処すれば比較的安価で済む修繕も、放置すれば被害が拡大し、修繕費用が大幅に増加します。場合によっては、大規模な改修が必要になる可能性もあります。

原因究明と具体的な対策

まずは、水漏れ原因の特定と適切な対策が必要です。

1. 専門家への相談

ご自身で判断せず、建築業者や設備業者などの専門家に相談することが重要です。専門家は、建物の状態を正確に診断し、適切な修繕方法を提案してくれます。

2. 漏水箇所の特定

専門家は、漏水箇所の特定のために、以下の調査を行う可能性があります。

  • 目視検査:浴槽と壁の隙間、床下、壁内部などを目視で確認します。
  • 漏水検査:特殊な機器を用いて、漏水箇所を特定します。
  • 非破壊検査:建物を傷つけることなく、内部の状態を検査する技術を用いる場合があります。

3. 修繕方法

漏水箇所の特定後、適切な修繕方法が決定されます。一般的な修繕方法としては、以下のものがあります。

  • シーリング材の打ち直し:浴槽と壁の隙間を埋めるシーリング材を剥がして、新しいシーリング材で充填します。これは比較的安価で簡単な方法です。
  • 浴槽の交換:浴槽自体が劣化している場合、交換が必要になります。費用は高くなりますが、長期的には安心です。
  • 床下や壁の補修:漏水によって腐朽している部分があれば、腐朽した木材を取り除き、新しい木材で補修する必要があります。

4. 防カビ・防湿対策

既存の湿気対策が不十分なため、今後の対策も重要です。

  • 換気:お風呂場や食料保存部屋、台所の換気を徹底します。換気扇の設置や定期的な換気は必須です。
  • 除湿:除湿機を使用したり、湿気を吸着する建材を使用するなど、積極的に除湿を行う必要があります。
  • 断熱:外壁や屋根の断熱性を高めることで、結露の発生を抑えることができます。
  • 防水処理:壁や床の防水処理を適切に行うことで、水分の浸透を防ぎます。

専門家の視点:早期対応の重要性

建築士の視点から見ると、築70年の住宅で、しかも改装・増築を繰り返している状況下での水漏れは、非常に危険な状態です。放置すれば、建物の構造に深刻なダメージを与え、大規模な修繕、最悪の場合には解体が必要になる可能性もあります。早期に専門家への相談を行い、適切な対策を行うことが不可欠です。

まとめ:放置せずに専門家へ相談を

お風呂場の水漏れは、見た目以上に深刻な問題です。ご父親の意見に惑わされることなく、速やかに専門家にご相談ください。早期発見・早期対応が、建物の寿命を延ばし、安全で快適な生活を守ることに繋がります。 費用面が心配な場合でも、複数の業者に見積もりを取ったり、自治体の助成金制度などを活用する方法もありますので、諦めずに相談することをお勧めします。

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