築70年以上の元旅館をシェアハウスにリフォーム!光熱費込み家賃設定のポイント

夫の実家(元旅館)築70年以上経っているボロボロのアパートをリフォームしてシェアハウスにしようと思います。光熱費込の家賃にするつもりなのですが一人暮らしで1か月の光熱費はいくら位でしょうか?部屋 和室6畳とキッチンは3畳位 キッチンのコンロはIH トイレ お風呂は、近くに温泉の銭湯があるのでシャワーのみ使用(都市ガス) 共同 洗濯機 電子レンジ 全部で9部屋ありますので 2部屋位は 住民たちのフリースペースにする予定です。現在 部屋にはエアコンはありませんが エアコン使用という設定で光熱費を考えたいと思います。どうぞ お知恵をお貸しください お願いします。

築70年以上の建物のリフォームとシェアハウス運営:光熱費込み家賃設定の難しさ

築70年以上の建物は、断熱性能が現代の住宅に比べて著しく低いことが予想されます。そのため、光熱費は新築や築年数の浅い物件と比べて高くなる傾向があります。シェアハウス運営において、家賃に光熱費を含めることは魅力的な点ではありますが、正確な光熱費を予測し、適切な家賃を設定することは非常に重要です。過少見積もりは経営を圧迫し、過大見積もりは入居者にとって魅力が薄れてしまいます。

一人暮らしの想定光熱費:様々な要素を考慮したシミュレーション

6畳の和室と3畳のキッチン、エアコン使用、都市ガス、IHコンロ、シャワーのみの使用という条件下での一人暮らしの想定光熱費をシミュレーションしてみましょう。

電気代

* **エアコン使用量:** 和室6畳のエアコンを1日8時間使用と仮定します。室温設定や外気温によって変動しますが、1ヶ月あたり約5,000円~8,000円と想定します。
* **照明:** LED照明を使用しても、1ヶ月あたり約1,000円程度はかかります。
* **家電:** 冷蔵庫、電子レンジ、テレビなどの使用で、1ヶ月あたり約1,000円~2,000円と想定します。
* **合計:** 電気代は、月額7,000円~11,000円程度と予想されます。

ガス代

* **IHコンロ:** IHコンロは比較的省エネですが、調理頻度や時間によって変動します。1ヶ月あたり約2,000円~4,000円と想定します。
* **給湯:** シャワーのみの使用ですが、築70年の建物の給湯設備の効率によっては、予想以上にガス代がかかる可能性があります。1ヶ月あたり約1,000円~2,000円と想定します。
* **合計:** ガス代は、月額3,000円~6,000円程度と予想されます。

合計光熱費

電気代とガス代を合計すると、一人暮らしの想定光熱費は月額10,000円~17,000円程度になります。これはあくまで推定値であり、実際の使用状況や建物の断熱性能、設備の老朽化などによって大きく変動する可能性があります。

光熱費削減のための具体的な対策

光熱費を削減し、運営コストを抑えるためには、以下の対策が有効です。

断熱性の向上

築70年の建物は断熱性能が低いことが懸念されます。リフォーム時に断熱材の追加や窓の断熱化などを徹底することで、光熱費を大幅に削減できます。高性能断熱材の使用窓の二重サッシへの交換は初期費用はかかりますが、長期的には光熱費の削減効果が大きいです。

省エネ家電の導入

冷蔵庫や洗濯機などの家電は、省エネ性能の高い機種を選ぶことが重要です。省エネ性能の高い家電は、購入時の価格は高めですが、ランニングコストを抑えることができます。

LED照明への交換

白熱電球や蛍光灯からLED照明への交換は、電気代の節約に大きく貢献します。LED照明は長寿命で、消費電力も少ないため、初期投資は回収できます。

スマートメーターの導入

スマートメーターを導入することで、リアルタイムでエネルギー消費量を把握し、無駄なエネルギー消費を抑制できます。データに基づいた省エネ対策が可能になります。

入居者への啓発

入居者に対して、省エネ意識を高めるための啓発活動を行うことも重要です。節電・節ガスを促すポスター掲示や、共有スペースでの省エネに関する情報提供など、工夫次第で効果を発揮します。

シェアハウス全体の光熱費試算と家賃設定

9部屋のうち2部屋をフリースペースとして使用する場合、7部屋分の光熱費を試算する必要があります。一人暮らしの光熱費を平均13,500円と仮定すると、7部屋分の合計光熱費は月額94,500円となります。しかし、これはあくまでも平均値であり、実際の光熱費は季節や入居者の生活スタイルによって変動します。

家賃設定においては、光熱費に加え、修繕費、管理費、税金などの運営コストを考慮する必要があります。 さらに、近隣の相場調査を行い、競争力のある家賃を設定することが重要です。

専門家への相談

リフォーム工事やシェアハウス運営に関する専門家のアドバイスを受けることも重要です。建築士や不動産業者、税理士など、それぞれの専門家の意見を聞き、総合的な判断を行うことが重要です。

まとめ

築70年以上の建物をシェアハウスにすることは、魅力的な一方で、光熱費管理には細心の注意が必要です。断熱性の向上、省エネ家電の導入、入居者への啓発など、様々な対策を講じることで光熱費を削減し、安定した運営を実現できます。専門家への相談も忘れず、綿密な計画を立てて、成功を目指しましょう。

ネットで買うなら?いろのくにのおすすめインテリア(PR)