築7年マンションのリビングにカビが発生!風通しの悪い部屋でのカビ対策と予防

風通しの悪い部屋にカビが。 築7年ほどのマンション一階に住んでいるのですが、今年初めてリビングの壁紙にカビが生えました。 カビ自体はエタノールでふき取ったのですが、今後の対策でお伺いしたい事があります。 今の時期は基本日中は窓を開け、換気扇と扇風機を普通に使っている状態です。 廊下や他の部屋の窓も開け空気が通るようにしていていますが、日中数時間のみです。 カビが生えた壁付近に扇風機やサーキュレーターを置いて、空気を循環させるなどの対策は効果があるのでしょうか? それともエアコンや除湿機で湿度自体を下げないと意味が無いでしょうか?

カビ発生の原因と対策:風通しの悪い部屋の湿度管理

築7年のマンション1階、リビングの壁紙にカビが発生したとのこと、ご心配ですね。カビの発生は、湿度、温度、空気の汚れ、そして通風の悪さが大きく関わっています。 エタノールでカビを拭き取られたとのことですが、これは一時的な処置であり、根本的な原因に対処しなければ再発する可能性が高いです。

カビ発生のメカニズムと原因の特定

カビは湿度が高い環境を好み、特に60%以上の湿度が繁殖に最適です。マンション1階は、地盤からの湿気の影響を受けやすく、特に梅雨時期や雨上がりのように外気が湿度の高い時期は、室内湿度が高くなりやすい傾向があります。 窓を開けて換気しているとのことですが、日中数時間だけでは不十分な可能性があります。 さらに、壁際に扇風機やサーキュレーターを置くだけでは、空気の循環は促進されますが、根本的な湿気対策にはなりません。

効果的な対策:換気、除湿、そして空気の循環

  • 徹底的な換気: 日中数時間だけでなく、朝晩を含め、可能な限り窓を開けて換気をしましょう。特に、湿度が高い時間帯(梅雨時期、雨上がりなど)は、こまめな換気が重要です。風通しの悪い部屋では、複数の窓を開けて空気の通り道を作るのが効果的です。 例えば、リビングと隣の部屋の窓を同時に開けるなど、空気の流れを作る工夫をしましょう。 換気扇も併用することで、より効果的な換気が期待できます。
  • 除湿機の活用: エアコンの除湿機能や除湿機は、室内の湿度を下げる上で非常に有効です。特に梅雨時期や雨季には、除湿機を積極的に使用し、湿度を50%以下に保つことを心がけましょう。 除湿機の能力は機種によって異なるため、部屋の広さに合った適切な能力のものを選びましょう。 また、除湿機の排水方法も確認し、満水にならないように注意しましょう。
  • 空気の循環: 扇風機やサーキュレーターは、空気の循環を促進し、湿気の滞留を防ぐのに役立ちます。カビが生えた壁付近に置くことで、その部分の湿度を下げる効果が期待できます。 しかし、これだけでは湿度そのものを下げることはできないため、換気や除湿と併用することが重要です。
  • 結露対策: 窓や壁に結露が発生している場合は、結露対策も重要です。 窓ガラスの断熱効果を高めるフィルムを貼ったり、窓際に断熱材を設置したりすることで、結露の発生を抑えることができます。 また、壁に断熱材を施工することで、室内の温度と湿度を安定させる効果が期待できます。
  • 定期的な清掃: カビの発生を防ぐためには、定期的な清掃が不可欠です。 掃除機や雑巾で壁や床を掃除し、ホコリや汚れを除去しましょう。 特に、湿気がこもりやすい場所は、こまめな清掃を心がけましょう。

専門家のアドバイス:建築士の視点

建築士の視点から見ると、マンション1階のリビングにカビが発生しやすい原因として、以下の点が考えられます。

* 基礎部分からの湿気: マンションの基礎部分からの湿気が、壁体内を上昇し、結露を引き起こしている可能性があります。
* 外壁からの浸水: 外壁の劣化や雨漏りによって、壁内部に水分が浸入している可能性があります。
* 換気不足: マンションの構造上、換気が不十分な場合、湿気がこもりやすく、カビが発生しやすくなります。

これらの可能性を調べるためには、専門業者に点検を依頼することをお勧めします。 特に、壁内部の湿気や雨漏りの有無を調査してもらうことで、根本的な解決策を見つけることができます。

具体的な対策ステップとチェックリスト

1. 現状把握: カビの発生状況、湿度の測定(湿度計の使用)、結露の有無などを確認します。
2. 換気改善: 窓の開閉時間を増やし、複数の窓を開けて空気の流れを作ります。換気扇の活用も忘れずに。
3. 除湿対策: 除湿機を使用し、室内の湿度を50%以下に保ちます。エアコンの除湿機能も活用しましょう。
4. 空気循環: 扇風機やサーキュレーターで空気の循環を促進します。カビが発生した場所付近に重点的に当てましょう。
5. 定期清掃: 定期的に掃除機や雑巾で壁や床を清掃し、ホコリや汚れを除去します。
6. 専門家への相談: 状況が改善しない場合は、建築士や不動産管理会社、カビ対策業者に相談しましょう。

まとめ:カビ対策は継続的な努力が大切

リビングのカビ問題は、換気、除湿、空気の循環、そして定期的な清掃という複合的な対策が必要です。 今回ご紹介した対策を参考に、快適で健康的な住環境を維持しましょう。 そして、状況が改善しない場合は、専門家のアドバイスを受けることを強くお勧めします。

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