築60年近い借家の修繕問題と家賃減額交渉

築60年近い借家に住んでいます。震災後、少し揺れるたびに押入れ内の天袋から土壁が落ちてきたり、部屋の天井隙間から砂が降ってきたりして、まともに部屋が使えていません(押入れ内の物を全部出して部屋においてます)。風呂場のタイルもはがれていて、アリやナメクジが這い出してきます。また床下が腐っているのか歩く度に歪みます。そんなこんなでリビングに布団をしいて家族4人生活してます。まもなく4ヶ月がたちますが、大工の都合がつかないと一向に直してくれません。こんな状況ですが契約だから、と家賃は正規の額を請求してきます。こちらとしては、家賃を払う意思はもちろん有りますが、いくらかでも減額して頂きたいのが心情です。「契約だから」と家賃を請求するのであれば、大家は早急に家屋を修繕するのが「契約」なのではないでしょうか?家賃の減額を求めるのは筋違いでしょうか?ご意見下さい。

老朽化した借家と居住困難な状況

築60年近い借家にお住まいとのこと、大変な状況ですね。地震による被害に加え、土壁の崩落、天井からの砂の落下、風呂場のタイル剥がれ、床下の腐敗など、居住に支障をきたす深刻な問題を抱えていることが分かります。4ヶ月もの間、このような状況で生活を強いられ、家族4人でリビングに布団を敷いて生活されているとのこと、心労も相当なものと想像します。 大家さんの対応も遅く、家賃減額の相談にも応じてくれない状況は、非常にストレスが溜まるでしょう。

家賃減額交渉の妥当性

「契約だから」と正規の家賃を請求される大家さんの姿勢は、現状を鑑みると適切とは言えません。賃貸借契約においては、大家には「借家人に安全で快適な住居を提供する義務」があります。 現在の状況は、明らかにこの義務を怠っていると言えるでしょう。 家賃とは、安全で快適な住居を提供してもらえる対価として支払うものです。居住に支障をきたすような状況で、正規の家賃を支払うのは不当だと考えるのは、全く筋違いではありません。

具体的な家賃減額交渉の方法

家賃減額交渉を行う際には、以下の点を踏まえて進めましょう。

1. 証拠の収集

まずは、現状を客観的に示す証拠を集めましょう。

  • 写真・動画撮影:被害状況を詳細に記録します。土壁の崩落、天井からの砂、風呂場のタイル剥がれ、床の歪みなどを、複数枚撮影しましょう。動画で状況を説明することも有効です。
  • 修理依頼の記録:大家さんへの修理依頼とその回答を、メールや手紙などで記録しておきましょう。日付や内容を明確に記録することが重要です。
  • 専門家の意見:できれば、建築士や不動産鑑定士などに現状を調査してもらい、被害状況と修繕費用に関する見積もりを取得しましょう。専門家の意見は、交渉において強い武器となります。

2. 内容証明郵便による交渉

証拠が揃ったら、内容証明郵便で家賃減額を申し入れましょう。内容証明郵便は、送付記録が残るため、証拠として有効です。

  • 減額の割合:減額割合は、被害状況や生活への影響度合いを考慮して決定します。専門家の意見があれば、それを根拠に提示しましょう。例えば、居住スペースが狭くなっている、安全性が確保されていないなどを理由に、家賃の30%減額などを要求するのも一つの方法です。
  • 具体的な要求:家賃減額の期間を明確にしましょう。例えば、「修繕完了まで○○%減額」といったように、具体的な期間を提示することで、交渉がスムーズに進みます。
  • 期限の設定:大家さんへの回答期限を設けましょう。期限を過ぎても回答がない場合は、次のステップに進みます。

3. 必要であれば、弁護士や消費生活センターに相談

内容証明郵便を送付しても、大家さんが応じない場合は、弁護士や消費生活センターに相談しましょう。弁護士に依頼すれば、法的措置を取ることも可能です。消費生活センターは、相談窓口として無料で利用できます。

大家さんの立場を理解する

大家さんの立場も理解する必要があります。老朽化した建物の修繕には多額の費用がかかる可能性があり、すぐに対応できない事情もあるかもしれません。しかし、居住者の安全と健康を確保することは、大家さんの最優先事項です。交渉にあたっては、感情的にならず、冷静に現状を説明し、お互いに納得できる解決策を探ることが重要です。

インテリアへの影響と対策

現状では、インテリアを楽しむ余裕はないかもしれませんが、修繕後を見据えて、いくつか対策を立てておきましょう。

  • 耐震性の高い家具:地震に備え、耐震性の高い家具を選びましょう。転倒防止器具も活用しましょう。
  • 収納の見直し:地震で被害を受けにくい収納方法を検討しましょう。低い位置に収納する、固定できる収納を使うなど、工夫が必要です。
  • シンプルで機能的なインテリア:修繕後、すぐに快適な生活を送れるよう、シンプルで機能的なインテリアを計画しましょう。色の効果も活用し、リラックスできる空間を創り出しましょう。例えば、ベージュは落ち着いた雰囲気でリラックス効果が期待できます。

まとめ

築60年近い借家の修繕問題、家賃減額交渉は、簡単ではありませんが、諦めずに粘り強く交渉を進めていきましょう。証拠をしっかり集め、冷静に、かつ毅然とした態度で交渉することで、良い結果が得られる可能性があります。 そして、修繕後の快適な生活に向けて、インテリアについても前向きに計画を立ててみてください。

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