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築60年の日本家屋の魅力を活かしたインテリアコーディネート
築60年の日本家屋への引っ越し、おめでとうございます!歴史を感じさせる古民家での生活は、現代的な住まいとはまた違った魅力がありますね。田の字型の間取りは、日本の伝統的な住まい方を感じさせる一方で、インテリアコーディネートに悩む方も多いようです。今回は、予算を抑えつつ、築60年の日本家屋の良さを活かしたプチリフォーム術をご紹介します。
間取りの特徴を理解する
まず、ご自宅の間取りの特徴を改めて確認しましょう。本間6畳×4部屋の田の字型、玄関を入ってすぐの部屋と床の間のある部屋が続き間になっているとのこと。そして、襖と障子で仕切られ、窓を開ければ風が通り抜ける構造です。この特徴を活かすことが、成功への鍵となります。
限られた予算でできるプチリフォーム
大掛かりなリフォームは避けたいとのことですので、費用を抑えたプチリフォームを提案します。
1. 障子と襖の張り替え
古くなった障子や襖は、部屋の印象を大きく左右します。新しい障子紙や襖紙に張り替えるだけで、驚くほど部屋が明るくなり、清潔感もアップします。自分で行う場合は、ホームセンターなどで材料を購入すれば比較的安価に済みます。専門業者に依頼する場合は、事前に複数の業者に見積もりを取って比較検討しましょう。和紙だけでなく、モダンなデザインの障子紙も選べるので、好みに合わせて選んでみてください。
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2. 照明器具の見直し
照明器具を変えるだけで、部屋の雰囲気はガラッと変わります。昔ながらの照明器具を、LEDシーリングライトやペンダントライトなどに交換することで、明るさやデザイン性を向上させることができます。LEDは省エネ効果も期待できるので、経済的にもメリットがあります。また、間接照明を取り入れることで、落ち着いた雰囲気を演出することも可能です。
3. 床の間の活用
床の間は、日本の伝統的な空間です。そのまま活かすもよし、現代風にアレンジするもよし、様々な可能性を秘めています。例えば、床の間の床に新しい畳を敷いたり、壁に掛け軸や絵画を飾ったりすることで、落ち着いた和の空間を演出できます。また、現代的なインテリアと組み合わせることで、意外なほどおしゃれな空間になることもあります。
4. アクセントカラーの導入
ベージュを基調とした空間の中に、アクセントカラーを取り入れることで、より魅力的な空間を演出できます。例えば、クッションやラグ、花瓶などの小物に、ターコイズブルーやマスタードイエローなどの鮮やかな色を取り入れることで、空間全体にメリハリが生まれます。ただし、アクセントカラーは、全体のバランスを考えて使用する必要があります。多色使いすぎると、かえってごちゃごちゃした印象になってしまうので注意しましょう。
5. 植物を取り入れる
観葉植物などを置くことで、空間に緑が加わり、リラックスできる空間になります。特に、日本家屋には、竹や盆栽など、和風の植物が似合います。
6. 収納の見直し
古民家には収納が少ない場合が多いです。収納ボックスや棚などを活用して、整理整頓を行い、スッキリとした空間を演出しましょう。
具体的なコーディネート例
玄関を入ってすぐの部屋は、来客を迎える空間として、清潔感と落ち着きを重視しましょう。ベージュの壁に、自然素材の家具を配置し、シンプルなデザインの照明器具を取り付けることで、上品な空間を演出できます。床の間のある部屋は、日本の伝統美を活かしつつ、現代的な要素も取り入れることで、個性的な空間を演出できます。例えば、床の間には掛け軸を飾り、その周りにモダンなデザインの家具を配置することで、伝統と現代が融合した空間を作ることができます。
専門家の意見
インテリアコーディネーターの視点から見ると、築60年の日本家屋のリフォームにおいては、既存の建具や梁などの素材感を活かすことが重要です。現代的なデザインを取り入れすぎると、かえって古民家の魅力が損なわれてしまう可能性があります。そのため、既存の素材感を生かしつつ、新しい要素を少しずつ取り入れていくことが、成功のポイントとなります。
まとめ
築60年の日本家屋をプチリフォームする際には、予算を抑えつつ、既存の建具や素材感を活かすことが重要です。今回ご紹介した方法を参考に、あなただけの素敵な空間を創り上げてください。