築60年の和風住宅に合う?子供部屋の勉強机に文机・座卓を選ぶメリット・デメリット

子供(小学2年生)の勉強机を文机・座卓にしようと考えています。 今までは勉強机なしで、リビング学習の様な形でやってきましたが、そろそろ自分の空間や、自分の物を管理する場所を作ってやろうと思ってます。 普通の勉強机も検討したのですが、家が築60年の純和風で、畳の部屋しかないのと、私が個人的に古い物が好き、というのがあり、座卓と申すのか、文机と申すのか正式な呼称は分かりませんが、写真の様な机を検討しています。 この形でのメリット、デメリットを教えて頂ければ有り難いです。

文机・座卓を子供部屋の勉強机として選ぶメリット

築60年の純和風住宅に、文机や座卓はぴったりの選択肢です。古民家の雰囲気を壊さず、お子様にも優しい学習空間を演出できます。 具体的なメリットを見ていきましょう。

① 和の空間に自然と溶け込むデザイン

文机や座卓は、伝統的な日本のデザインが特徴です。畳の部屋に置けば、自然と調和し、違和感なく空間を演出できます。現代的なデザインの勉強机とは異なり、古民家の雰囲気を損なわず、むしろ魅力を高める効果があります。 落ち着いた雰囲気は、お子様の集中力を高める効果も期待できます。

② コンパクトで省スペース

一般的な学習机と比較して、文机や座卓はコンパクトなものが多く、狭い部屋でも置きやすいというメリットがあります。特に、畳の部屋はスペースが限られていることが多いので、このコンパクトさは大きな魅力です。 お子様の成長に合わせて、机の周りに収納棚などを追加していくことも可能です。

③ 多様な使い方ができる

文机や座卓は、勉強だけでなく、読書や絵を描くなど、様々な用途に使える点が魅力です。 学習机のように特定の用途に限定されないため、お子様の成長に合わせて柔軟に対応できます。例えば、宿題だけでなく、折り紙や工作など、創造性を育む活動にも活用できます。

④ 伝統的な工芸品との親和性

文机や座卓は、日本の伝統的な工芸品との相性が抜群です。例えば、和紙の照明や、竹製の小物入れなどを組み合わせることで、より一層魅力的な学習空間を演出できます。 お子様にも、日本の伝統文化に触れる機会を提供できます。

文机・座卓を子供部屋の勉強机として選ぶデメリット

一方で、文机や座卓にはデメリットも存在します。 導入前にしっかりと確認しておきましょう。

① 収納スペースが少ない

文机や座卓は、一般的な学習机と比べて収納スペースが少ない傾向にあります。教科書やノート、文房具などを収納するには、別途収納家具が必要になる可能性が高いです。 収納棚や引き出しなどを追加購入する費用と、設置場所の確保を検討する必要があります。

② 高さが調整できない

多くの文机や座卓は、高さが固定されています。お子様の成長に合わせて高さを調整できないため、姿勢が悪くなったり、使いづらくなったりする可能性があります。 お子様の身長に合った高さのものを選ぶことが重要です。 また、座椅子やクッションなどを活用して、適切な姿勢を保てるように工夫する必要があります。

③ 書き心地や使い勝手の違い

文机や座卓の天板は、一般的な学習机と比べて、書き心地や使い勝手が異なる場合があります。 天板の材質やサイズ、傾斜など、お子様にとって使いやすいかどうかを事前に確認することが重要です。 実際に座って書き心地を試したり、お店で実物を見たりすることをお勧めします。

④ 価格が高い場合がある

アンティーク品や、職人が手作りした高品質な文机や座卓は、一般的な学習机よりも価格が高くなる場合があります。 予算に合わせて、適切な製品を選ぶ必要があります。

文机・座卓を選ぶ際のポイント

文机・座卓を子供部屋の勉強机として導入する際には、以下の点を考慮しましょう。

① お子様の身長に合わせた高さ

お子様の身長に合わせた高さの文机・座卓を選びましょう。 座った時に、肘が机の上に自然と置ける高さが理想的です。 高さが合わないと姿勢が悪くなり、健康面にも影響を及ぼす可能性があります。

② 収納スペースの確保

文机・座卓は収納スペースが少ないため、別途収納家具を用意する必要があります。 教科書やノート、文房具などを整理整頓できる収納棚や引き出しなどを用意しましょう。 収納場所を確保できるか、事前に確認することが重要です。

③ 天板の材質と書き心地

天板の材質は、書き心地に大きく影響します。 書きやすい材質を選び、実際に座って書き心地を試してみることをお勧めします。 また、天板のサイズも重要です。 お子様にとって十分な広さがあるか確認しましょう。

④ 安全性

古い文机・座卓を使用する場合は、安全性に十分注意しましょう。 ガタつきや破損がないかを確認し、必要に応じて修理や補修を行いましょう。 小さなお子さんにとって危険な箇所がないか、十分に確認することが大切です。

専門家(インテリアコーディネーター)の視点

インテリアコーディネーターの視点から見ると、文机・座卓は、古民家風のインテリアに非常に良く合う選択肢です。しかし、お子様の学習環境としては、収納や高さ調整の面で課題があることも事実です。 そのため、文机・座卓と、現代的な収納家具を組み合わせることで、デザイン性と機能性を両立できるでしょう。例えば、コンパクトな文机に、壁面収納やキャビネットを組み合わせることで、収納不足の問題を解決できます。また、座椅子やクッションなどを活用することで、高さを調整し、正しい姿勢を保つことも可能です。

まとめ

文机・座卓は、築60年の和風住宅にぴったりの勉強机ですが、収納や高さ調整といった点で課題もあります。 お子様の年齢や身長、学習スタイル、そして家の雰囲気を総合的に考慮し、メリットとデメリットを比較検討して、最適な選択をしてください。 お子様と一緒に文机・座卓を選んでみるのも良い思い出作りになるでしょう。 そして、収納や姿勢の問題は、適切な家具や工夫で解決できます。 お子様に合った、快適で素敵な学習空間を創造してください。

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