築6年の一軒家の窓サッシパッキン切れ…「縮むから仕方ない」は本当?原因と対策を徹底解説!

築6年の一軒家です。ほとんどの部屋の窓ガラスサッシのパッキンが所々切れています。施工したサッシ屋に問い合わせたら、「パッキンは縮むから仕方ない」と言われました。仕方ないのですか?

窓サッシパッキンの劣化…「仕方ない」は本当?

築6年で窓サッシのパッキンが切れているとのこと、ご心配ですね。サッシ業者からの「パッキンは縮むから仕方ない」という回答、確かにパッキンは経年劣化で縮むことはありますが、それが「仕方ない」と片付けるべき問題かどうかは、状況次第です。 築6年で多くの窓のパッキンが切れているという状況は、単純な経年劣化だけでは説明できない可能性があります。

パッキン劣化の原因を徹底調査!

パッキンが切れる原因は様々です。単純な経年劣化以外にも、以下の要因が考えられます。

  • 紫外線による劣化:直射日光が当たる窓は、紫外線によってパッキンが硬化し、ひび割れやすくなります。南向きの窓など、特に注意が必要です。
  • 温度変化による影響:日本の四季は温度変化が激しいため、繰り返し温度変化を受けることでパッキンが劣化しやすくなります。特に断熱性の低い窓は影響を受けやすいです。
  • 湿気による劣化:結露や湿気によってパッキンがカビて劣化することもあります。浴室やキッチンなどの水回り付近の窓は要注意です。
  • 衝撃や摩擦:窓の開閉時の衝撃や、掃除の際にパッキンを傷つけてしまった可能性も考えられます。
  • 施工不良:当初の施工が不適切だった場合、パッキンが早期に劣化することがあります。パッキンの種類や取り付け方法が適切ではなかった可能性も。
  • パッキンの材質:使用するパッキンの材質によっては、劣化速度が異なる場合があります。安価な材質のパッキンは、耐久性に劣ることがあります。

「仕方ない」と言われたら…確認すべき3つのポイント

サッシ業者に「仕方ない」と言われた場合、以下の3点を必ず確認しましょう。

1. パッキンの種類と保証期間

どのような材質のパッキンが使用されているか、そしてそのパッキンの保証期間はどのくらいなのかを確認しましょう。保証期間内であれば、無償で交換してもらえる可能性があります。 保証書を確認し、業者に連絡を取りましょう。

2. 施工状況の確認

施工時に適切な手順でパッキンが取り付けられていたかを確認しましょう。写真や記録があれば提示し、施工不良が原因であれば、修理または交換を依頼しましょう。 もし記録がない場合は、専門業者に相談し、現状を客観的に評価してもらうことが重要です。

3. 他の窓サッシとの比較

問題のある窓サッシだけでなく、他の窓サッシのパッキンの状態も確認しましょう。特定の窓サッシに問題が集中している場合は、施工不良や特定の環境要因が疑われます。 この情報も業者への交渉材料になります。

具体的な対策と今後の予防策

パッキンの交換が必要な場合は、専門業者に依頼しましょう。自分で交換することも可能ですが、不適切な作業を行うと、窓の性能を低下させる可能性があります。

パッキンの交換

パッキンの交換は、専門業者に依頼するのが安心です。業者選びは慎重に行い、複数の業者に見積もりを依頼することをおすすめします。見積もりには、パッキンの種類、交換費用、保証期間などが明確に記載されているかを確認しましょう。

今後の予防策

パッキンの寿命を延ばすためには、以下の予防策が有効です。

  • 定期的な清掃:窓サッシの汚れを定期的に清掃することで、パッキンの劣化を防ぎます。特に、水回り付近の窓はこまめな清掃が重要です。
  • 紫外線対策:直射日光が当たる窓には、カーテンやブラインドなどで紫外線対策を行いましょう。UVカット効果のあるフィルムを貼るのも有効です。
  • 窓の開閉時の注意:窓を開閉する際には、無理な力をかけないように注意しましょう。衝撃を与えないように優しく開閉することが大切です。
  • 湿気対策:浴室やキッチンなどの水回りでは、換気を十分に行い、湿気を溜めないようにしましょう。除湿機を使用するのも有効です。

専門家の視点:建築士からのアドバイス

建築士の視点から見ると、築6年で多くの窓サッシのパッキンが切れているのは、施工不良や材料の品質の問題を疑うべきです。 「パッキンは縮むから仕方ない」という説明だけでは不十分で、原因究明と適切な対応が必要となります。 もし業者との交渉が難航する場合は、建築士や住宅相談窓口に相談することをお勧めします。

まとめ

窓サッシのパッキン切れは、放置すると、断熱性や気密性が低下し、結露や冷暖房効率の悪化につながります。 「仕方ない」と諦めずに、原因を究明し、適切な対策を行うことが重要です。 本記事で紹介したポイントを参考に、業者との交渉を進め、快適な住環境を取り戻してください。

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