築50年以上の借家店舗の雨漏り問題と家賃値上げ:解決策と交渉方法

借家(店舗)の雨漏りについて・・・ 2階建ての一階で飲食店を営んでいる者です。 先々代からですからかれこれ50年以上になりますが、その店が雨漏りの連続で困っております。 以前は2階も一時的な子供部屋(自分)としても利用できていました。 しかしここ10年は2階を利用しておらずというか、雨漏りで手直し手直しの応急処置や壁も湿ってめくれかけている箇所があり 使えるような状態ではありません。現在では雨漏り屋根から光が射している箇所もあります。 (そんな状況ですから家賃を下げて貰っても良いような気さえします) ところが5年ほど前に家賃の値上げをされました(25%UPこれって違法?) 本題からそれましたが、大家さんに相談し工務店に見積もりをしてもらったところ、やはり手直しではもう無理とのことで 全替え(かなり高くつく)になるからできないと言われました。 因みに大家さんの所有は建物(築50~60年)だけで、地主は別です。 昔からの貸し借りで不動産屋などは通さず、家賃も大家さんの口座に毎月振り込んでいる状況です。 この場合どのように話を進めていけば良いでしょうか? アドバイスお願いします。補足大家さん的には古い建物なので、100万も200万もかけて直す価値がないと思われているのだと思いますが こちらとしては飲食店を毎日営業している訳ですし、早く修繕して欲しいと思っています。 それともwgktgさんが回答されたように、更地にして地主さんに返却したいと考えておられるのでしょうか?

築50年以上の老朽化と雨漏りの問題点

50年以上経過した建物は、老朽化による雨漏りが深刻な問題となる場合があります。特に、屋根や壁の防水層の劣化、排水設備の故障などが原因で、雨水が建物内部に侵入し、建物の構造や内装に深刻な被害をもたらします。飲食店を営む店舗においては、衛生面や営業継続にも大きな影響を与えます。今回のケースでは、雨漏りが深刻化し、2階部分の使用も不可能になっている状況です。 雨漏りによる被害は、建物の腐食、カビの発生、内装の損傷など多岐に渡り、放置すると建物の寿命を縮め、更なる修繕費用増加につながります。

家賃値上げの是非と法律

5年前の家賃25%アップについては、状況によっては違法となる可能性があります。借地借家法では、建物の修繕義務は大家さんにあります。ただし、建物の老朽化が著しい場合、修繕費用が高額になることを理由に、家賃値上げを正当化することはできません。 しかし、建物の状態を改善する改修工事であれば、家賃値上げの根拠となりうる可能性があります。今回のケースでは、雨漏りの深刻さを考慮し、大家さんと話し合い、家賃値上げの妥当性について協議する必要があります。専門の弁護士や不動産会社に相談することで、法的観点からのアドバイスを得ることが可能です。

大家さんとの交渉:具体的なステップ

大家さんとの交渉は、感情的にならず、冷静かつ具体的な証拠を提示することが重要です。以下のステップで交渉を進めてみましょう。

ステップ1:現状の明確化

* 写真や動画で雨漏りの状況を記録する:雨漏りの箇所、被害の程度を具体的に記録します。屋根からの光漏れなども含め、証拠として残しましょう。
* 工務店からの見積もりを提示する:修繕費用を明確にすることで、大家さんの理解を促します。全替えが必要な場合でも、部分的な修繕で凌げる部分がないか検討し、費用を抑える方法を提案してみましょう。
* 雨漏りによる被害を具体的に説明する:営業への影響、衛生面の問題、2階部分の利用不能など、具体的な損害を伝えましょう。

ステップ2:交渉の開始

* 冷静に現状を説明する:感情的にならず、事実を淡々と説明することが重要です。
* 大家さんの立場を理解する:大家さんも高齢であったり、経済的な事情を抱えている可能性があります。その点を考慮し、双方にとって良い解決策を探る姿勢を示しましょう。
* 具体的な提案をする:修繕費用負担の割合、修繕方法、家賃の調整など、具体的な提案をすることで、交渉がスムーズに進みます。例えば、修繕費用の一部負担を提案したり、修繕完了後に家賃を段階的に上げることを提案するなど、柔軟な対応が重要です。

ステップ3:書面による合意

* 合意内容を文書で残す:口約束ではなく、書面で合意内容を明確にしましょう。修繕内容、費用負担割合、工期、家賃調整など、全ての項目を記載します。
* 弁護士や不動産会社に相談する:交渉が難航する場合は、弁護士や不動産会社に相談し、法的アドバイスを受けることを検討しましょう。

専門家の意見:弁護士、不動産会社、建築士

この問題を解決するためには、専門家の意見を聞くことが重要です。

* 弁護士:家賃値上げの是非、法的責任、交渉における法的アドバイスを得られます。
* 不動産会社:大家さんとの交渉の仲介、適切な修繕方法の提案、市場価格に基づいた家賃設定のアドバイスを得られます。
* 建築士:建物の状態の診断、適切な修繕方法の提案、修繕費用の見積もり作成など、専門的な観点からのアドバイスを得られます。

最悪の場合:明け渡し

交渉がまとまらず、修繕がされない場合は、明け渡しという選択肢も検討する必要があります。ただし、明け渡しの際には、損害賠償請求などを検討する必要があるかもしれません。弁護士に相談し、適切な対応を検討しましょう。

まとめ: proactiveな行動と専門家の活用

築50年以上の老朽化した建物の雨漏りは、深刻な問題です。大家さんとの交渉は、冷静かつ proactive に進めることが重要です。写真や動画などの証拠を揃え、専門家の意見を聞きながら、最適な解決策を探りましょう。 早期の解決に向けて、積極的に行動を起こすことが、飲食店経営の継続に繋がります。

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