築5年木造戸建住宅の振動と家具のガタつき:床のたわみと対策

築5年の木造戸建住宅についてお聞きします。歩くと近くの家具がガタガタと小さく振動します。例えば食器棚のそばを歩くと中の食器がカタカタゆれたり、子どもがジャンプしたりすると振動で近くの家具がカタカタと小さくですが音をたて振動します。イメージ的でいうと震度1か震度2くらいの微妙な揺れです。それと、部屋によっては家具のおさまりがわるく、家具がガタガタするのですが(このガタガタは振動ではありません)、その家具を別の場所に置いたら大丈夫でした。これは床かたわんでいるのだと思います。木造戸建住宅ではこのような事もあるのでしょうか?欠陥ではないかと心配です。築3年の中古住宅2年前に購入したので、家を建てた業者の保証はありません。詳しい方に伺いしたいとおもいます。補足回答をいただいている方に、有難うございます。家はツーバイフォーではなく、柱のある住宅です。もとは、建売住宅ではありません。近辺にもう一軒家をお持ちの方で、週末だけ使用する家を建てたものの、結局使わなかった為売ったとのことです。ある程度年収のたかい職業の方です。(それを私たちが購入した)その方の知り合いの工務店に頼んで建てたらしいので、材質など、ある程度はこだわっていると(憶測ですが)思うのですが、、。引き続き、皆様にご回答よろしくお願いします。日当たり、風通しはとくに問題ありません。

築5年木造住宅の振動と家具のガタつきの原因

ご質問ありがとうございます。築5年の木造住宅で、歩行時の振動や家具のガタつきでお困りとのこと、ご心配ですね。 まず、ご質問を整理すると、以下の2点が問題となっています。

1. **歩行時やジャンプ時に発生する微振動:** 食器棚などの家具がカタカタと揺れる程度の微振動。震度1~2程度の感覚とのこと。
2. **場所による家具のガタつき:** 特定の場所で家具がガタつくが、場所を変えると安定する現象。床のたわみが原因と考えられています。

これらの原因として考えられるのは、以下の通りです。

* **床のたわみ:** 特に2点目の家具のガタつきは、床のたわみが最も疑われます。木造住宅では、経年変化や荷重によって床がわずかにたわむことがあります。特に、集中荷重がかかる場所(例えば、重い家具を置く場所)では、たわみが顕著になる可能性があります。
* **床下地の問題:** 床下地の構造に問題がある可能性も考えられます。例えば、根太の間隔が広すぎたり、根太の強度が不足していたりする場合、たわみが発生しやすくなります。
* **基礎の問題:** 基礎の沈下や不同沈下によって、床に歪みが生じている可能性も否定できません。
* **構造材の乾燥収縮:** 木材は乾燥によって収縮します。建材の乾燥収縮によって、床にわずかな歪みが生じ、家具のガタつきにつながる可能性があります。
* **地盤の問題:** 地盤が軟弱な場合、建物の重量によって地盤が沈下し、床のたわみや歪みにつながる可能性があります。

微振動と家具のガタつきの具体的な対策

それぞれの原因に対する対策を具体的に見ていきましょう。

1. 床のたわみ対策

* **家具の配置を見直す:** 重い家具は、床のたわみが少ない場所に配置しましょう。可能であれば、家具の脚に調整用のアジャスターを取り付けて、高さを微調整することでガタつきを解消できます。
* **床補強:** 床のたわみが激しい場合は、専門業者に相談して床補強工事を行うことを検討しましょう。補強方法としては、根太を増設したり、合板を張り増したりする方法があります。
* **床下点検:** 床下の状態を確認するために、床下点検口から床下を確認するか、専門業者に依頼して床下点検を行うことをおすすめします。

2. 微振動対策

* **防振マットの使用:** 家具の下に防振マットを敷くことで、振動を吸収することができます。特に食器棚などの食器類を収納する家具には効果的です。
* **家具の固定:** 壁に固定できる家具は、壁に固定することで振動による揺れを軽減できます。
* **建物の基礎の点検:** もし、基礎に問題がある場合は、専門業者に相談し、適切な補修工事を行う必要があります。

3. 専門家への相談

ご自身で解決できない場合は、以下の専門家に相談することをおすすめします。

* **建築士:** 建物の構造に詳しい建築士に相談することで、原因を特定し、適切な対策を提案してもらうことができます。
* **工務店:** 家を建てた工務店(もし連絡が取れるのであれば)に相談してみるのも良いでしょう。
* **住宅診断士:** 住宅診断士は、建物の状態を診断し、問題点やその対策を提案する専門家です。

専門家の視点:床のたわみはよくある問題?

木造住宅において、程度の差はあれど、床のたわみは決して珍しい現象ではありません。特に、経年劣化や荷重によって発生することがあります。ただし、それが居住に支障をきたすレベルであれば、適切な対策が必要となります。今回のケースでは、微振動と家具のガタつきが問題となっており、生活に支障をきたしている可能性があります。そのため、専門家への相談を強くおすすめします。

まとめ

築5年の木造住宅における振動と家具のガタつきは、床のたわみ、床下地、基礎、構造材の乾燥収縮、地盤など様々な原因が考えられます。まずは、家具の配置を見直したり、防振マットを使用するなどの簡単な対策を試してみましょう。それでも改善しない場合は、建築士や工務店、住宅診断士などの専門家に相談し、原因を特定して適切な対策を行うことが重要です。早期に対処することで、より快適な住環境を保つことができます。

ネットで買うなら?いろのくにのおすすめインテリア(PR)