築5年住宅の床材虫食い被害:ヒラタキクイムシと今後の対応

床材(及び床下コンパネ)の虫食い被害について 住宅の虫食い被害について、今後の対応はどうすればいいのかご教授下さい。 我が家は築5年の戸建て住宅です。 今年になり2階の床に虫食いの穴が出てきました。 最初は、使用していない部屋の一室だけだと思ったのですが、 実際は、2階の全室(3部屋)に虫食いの跡が確認できました。 実は、引っ越してきた年の春には、既に木屑が時々出ていたのですが、 使用している床材が無垢の物だった事もあり、 シロアリの予防も済んでいると聞いていた(保証書有)ので、 その時点では、まさかそれが虫食いの被害だとは思いもしませんでした。 (住宅会社から、キクイムシの恐れ云々の説明は一切無い) 木屑も毎日、毎回出る物ではなく、ホントに忘れた頃にひょこっと出るので こちらも大して気にも留めてなかったのですが、 今年になりまた木屑が出てる・・・と思い、床をよく見てみると ポツポツとアチコチに針で開けたような穴がある事に気が付き、 慌てて住宅会社へ問合せをしました。 その際、住宅会社の担当の方も『今まで同じ床材を他の場所でも使用してきたけれど このような現象は初めてで・・・』と言われていました。 それなりに調べてみたらしく、恐らく『キクイムシ』の一種ではないか?との事だったので、 ドリルで床に穴を開け、殺虫剤を散布して「暫く様子を見て下さい」と言われその日は帰られました。 (殺虫剤を散布する為、ドリルで穴を開ける際、床の中に空洞が出来ているとも言われていました。) その後(約2ヵ月後)、今度は床材メーカーの担当と改めて、我が家へ確認にきてもらいました。 殺虫剤を散布した部屋に虫の死骸があったので床材メーカーが持ち帰って調べた所、 (殺虫剤を散布後、あえてその部屋は触らないようにしていました) 『ヒラタキクイムシ』が原因であると判明しました。 ところが・・・床材メーカー曰く、使用している床材及び床下コンパネは針葉樹の松を使用しているので 『ヒラタキクイムシ』が食い荒らす事はない・・・との事。 しかし、現時点で2階にある部屋(3部屋)は全てに小さな虫食いの跡や木屑があり、 現在は使用ができません。 今後、2階の全部屋の床を無償で張り替えてもらう事は出来るのでしょうか? また家が建った後にキクイムシが巣食ったと考えるのが妥当なのでしょうか? 素人判断ですが、建築前から虫がいたと思うのですがどうでしょうか? 床材メーカーは、うちではないと頑として聞き入れてくれません。

築5年住宅の床材の虫食い被害:原因と解決策

築5年の戸建て住宅で、床材に虫食い被害が発生し、ヒラタキクイムシが原因と判明したとのこと。しかし、床材メーカーは松材を使用しているためヒラタキクイムシの被害とは考えにくいとしています。この状況は非常に複雑で、専門家の介入が必要となる可能性が高いです。

ヒラタキクイムシの生態と被害

ヒラタキクイムシは、主に針葉樹を好むと言われています。しかし、必ずしも松材に限定されるわけではなく、乾燥した木材であれば広葉樹にも被害を与えることがあります。幼虫は木材内部を食い荒らし、成虫は小さな穴を開けて外に出ます。そのため、木屑の発生や小さな穴が確認されるのが特徴です。

被害状況の確認と記録

まず、被害状況を詳細に記録することが重要です。

  • 被害箇所の場所(部屋番号、位置など)
  • 被害の程度(穴の数、大きさ、木屑の量など)
  • 写真や動画の撮影

これらの記録は、今後の交渉や専門家への相談に役立ちます。

住宅会社と床材メーカーへの対応

現状、住宅会社と床材メーカーの意見が食い違っています。 双方に、詳細な被害状況を伝え、改めて原因究明を依頼しましょう。

  • 証拠となる写真や動画を提示する:被害状況を客観的に示すことで、説得力を高めます。
  • 専門家への調査依頼を提案する:第三者機関による調査結果を根拠に、責任の所在を明確にすることが重要です。例えば、シロアリ駆除業者や建築士などに依頼しましょう。
  • 書面でのやり取りを記録する:メールや手紙などのやり取りを記録することで、後々のトラブル防止に繋がります。

建築時からの問題の可能性

木屑が引っ越し当初から確認されていたという点から、建築段階から虫がいた可能性も否定できません。 この点についても、専門家による調査で確認する必要があります。

無償での床張り替えの可能性

無償での床張り替えは、原因究明の結果と、住宅瑕疵担保責任保険の内容によって判断されます。 もし、建築時の瑕疵が原因だと判明した場合、保険適用による修繕が期待できます。

専門家への相談

建築士、シロアリ駆除業者、害虫駆除専門家など、複数の専門家に相談し、客観的な意見を聞きましょう。 専門家の意見を元に、住宅会社や床材メーカーと交渉を進めることが重要です。

具体的なアドバイス

1. **専門家への依頼:** まずは、害虫駆除の専門業者に連絡し、現場調査を依頼しましょう。専門家は、虫の種類の特定、被害の程度、原因の特定、そして適切な対策を提案してくれます。調査費用は発生しますが、今後の対応を決定する上で非常に重要です。

2. **住宅瑕疵担保責任保険の確認:** 住宅瑕疵担保責任保険に加入している場合は、保険会社に状況を説明し、保険適用が可能かどうかを確認しましょう。保険適用が認められれば、修繕費用の一部または全額を負担してもらえる可能性があります。

3. **証拠の確保:** 写真、動画、木屑などのサンプルを保管しておきましょう。これらの証拠は、今後の交渉や裁判において重要な役割を果たします。

4. **書面での記録:** 住宅会社、床材メーカー、専門業者とのやり取りは、すべて書面に残しましょう。メールや手紙だけでなく、面談の内容も記録しておくと安心です。

5. **冷静な対応:** 感情的な対応は避け、冷静に事実を伝え、適切な解決策を求めましょう。必要であれば、弁護士に相談することも検討しましょう。

事例紹介

過去には、建築時の木材の乾燥不足が原因で、キクイムシ被害が発生した事例があります。 木材の乾燥が不十分な場合、虫の繁殖に適した環境となり、被害が拡大する可能性があります。今回のケースでも、建築時の木材の乾燥状態や、施工状況が問題に関与している可能性を検討する必要があります。

専門家の視点

建築士の視点から見ると、今回のケースは、建築時の木材の選定、乾燥処理、施工方法などに問題があった可能性も考えられます。 また、床下換気の問題なども影響している可能性があります。 専門家による詳細な調査が不可欠です。

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