築5年住宅の寒さ問題:手抜き工事の疑いと対処法

5年前に都内に家を建てましたが手抜き工事ではないかと疑っています。 冬になるとあまりに寒すぎます。 3階建てなんですが、1階の床なんてかなり冷たいです。 窓が多いのも原因ですがそれ以外にも隙間風などがあります。また壁とかも冷たく、電気スイッチのちょっとした隙間からも冷気がでてきます。 これっておおかしくないでしょうか? 友達の積水ハウスにいったらほとんど暖房かけてないのに超暖かいの。 なんなんでしょう、この差は。 断熱材を床下や壁に入れてないか入れてても少な目にしてあるのではないかと思っています。 部屋の頭の位置の温度と足の位置の温度が全然違います。 そこで質問ですが、そういった手抜き工事がされてないか調べてくれる業者はないでしょうか? 都内だとうれしいです。 それで手抜き工事とわかったら建築業者を訴えることなんてできるのでしょうか? そもそも家の建築確認のときに断熱材を必ず入れますなんて書いてあるとも思えないですし。 契約書や約款(?)の中にもあるとは思えず。

築5年住宅の寒さの原因:手抜き工事の可能性と確認方法

築5年の住宅で冬場に寒さを感じ、手抜き工事を疑うのは当然の感情です。特に、友達の住宅と比較して顕著な温度差がある場合、不安は増幅します。 寒さの原因は、窓の多さ以外にも、断熱材の不足や施工不良、気密性の低さなどが考えられます。 床の冷たさ、壁からの冷気、スイッチからの隙間風などは、断熱性能の低さを示唆する重要なサインです。 部屋の上下で温度差があるのも、床下や壁の断熱が不十分である可能性が高いです。

手抜き工事の疑いを検証するステップ

まず、ご自身の住宅の寒さの原因を特定するために、以下のステップを踏んでみましょう。

  • 現状の確認:家の各部の温度をサーモグラフィーカメラなどで測定します。特に床、壁、窓の温度差に注目しましょう。サーモグラフィーカメラはレンタルも可能です。
  • 建築図面の確認:設計図面や施工図面を確認し、当初の断熱材の種類、厚さ、施工方法が記載されているか確認します。設計図面と実際の施工状況に差異がないか確認しましょう。
  • 専門家への相談:建築士や住宅診断士に相談し、住宅の断熱性能を評価してもらいましょう。専門家は、目視検査や測定器を用いて、断熱材の有無や施工状況を調べ、問題点を指摘してくれます。

都内で手抜き工事調査を行う業者

都内には、住宅診断や建物検査を専門に行う業者が多数存在します。 インターネット検索や住宅関連の相談窓口を通じて、信頼できる業者を探しましょう。 業者を選ぶ際には、以下の点を考慮しましょう。

  • 資格や経験:建築士、住宅診断士などの資格を持つ業者を選びましょう。豊富な経験と実績を持つ業者を選ぶことが重要です。
  • 検査内容:断熱性能だけでなく、気密性、防水性なども含めた総合的な検査を行う業者を選びましょう。サーモグラフィー検査などの高度な検査機器を使用する業者を選ぶのも良いでしょう。
  • 費用:検査費用は業者によって異なります。複数の業者から見積もりを取り、比較検討しましょう。安価な業者を選ぶだけでなく、検査内容をしっかり確認することが重要です。高額な検査費用を請求する業者には注意が必要です。
  • 報告書の内容:検査結果を分かりやすく説明し、具体的な改善策を提案してくれる業者を選びましょう。写真や図表を用いた詳細な報告書を作成してくれる業者を選ぶことが重要です。

建築業者を訴える場合

もし、手抜き工事と判明した場合、建築業者を訴えることも可能です。しかし、訴訟は時間と費用がかかるため、慎重に検討する必要があります。

訴訟に必要な証拠

訴訟を起こすためには、手抜き工事の証拠が必要です。以下の証拠を集めることが重要です。

  • 建築契約書:契約書に断熱材に関する記述がないか確認します。記述があれば、契約違反を主張できる可能性があります。
  • 設計図面・施工図面:設計図面と実際の施工状況を比較し、差異があれば、それを証拠として提出できます。
  • 検査報告書:住宅診断士などの専門家による検査報告書は、手抜き工事の証拠として有効です。複数の専門家の意見を聞くことで、より信頼性の高い証拠となります。
  • 写真・動画:断熱材の不足や施工不良を撮影した写真や動画は、重要な証拠となります。
  • 証人:工事現場に立ち会った人や、同様の被害を受けた人の証言も有効です。

弁護士への相談

訴訟を検討する際には、弁護士に相談することが重要です。弁護士は、証拠の収集、訴状の作成、裁判手続きなどをサポートしてくれます。

寒さ対策:断熱リフォーム

訴訟とは別に、まずは住宅の断熱性を向上させるリフォームを検討しましょう。

具体的なリフォーム方法

  • 窓の断熱改修:断熱性の高い窓への交換、内窓の設置など。
  • 壁の断熱改修:外壁に断熱材を追加する、内壁に断熱材を施工するなど。
  • 床の断熱改修:床下に断熱材を敷き込む、床暖房の設置など。
  • 気密性の向上:隙間風を防ぐためのシーリング工事など。

これらのリフォームを行うことで、住宅の断熱性能を向上させ、暖房効率を高めることができます。 リフォーム費用は、工事内容によって大きく異なりますが、国や自治体による補助金制度を利用できる可能性もあります。

まとめ

築5年住宅の寒さ問題は、断熱材の不足や施工不良など、手抜き工事の可能性も否定できません。 まずは専門家による検査を行い、原因を特定することが重要です。 訴訟も視野に入れつつ、まずは住宅の断熱性を向上させるリフォームを検討し、快適な住環境を取り戻しましょう。

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