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築42年マンションの赤水問題:原因と解決策
築42年の賃貸マンションで赤水が発生しているとのこと、大変なご心配ですね。 水道管からの赤錆は、鉄管の腐食が原因であることが多く、健康面への影響も懸念されます。 現状から考えられる原因と、具体的な対策、交渉方法について詳しく解説します。
赤水の原因特定と緊急性の確認
まず、水道屋さんが指摘した通り、室内の水道管が老朽化している可能性が非常に高いです。 H21年のリフォームで室内配管が更新されていないとすれば、築年数から考えても、鉄管が錆びているのは当然と言えるでしょう。 さらに、給湯器のポンプにまで錆が詰まっていたことから、配管全体に錆が蓄積していると推測できます。 これは、単なる清掃で解決できるレベルを超えている可能性が高いです。
具体的な対策と交渉方法
ご質問の①~④について、それぞれ具体的な対策と交渉方法を提案します。
① 水道管の清掃or交換
現状では、水道管の清掃だけでは不十分で、交換が最善策と考えられます。 清掃で一時的に改善しても、再び錆が発生する可能性が高いからです。 管理会社または大家に、室内の水道管交換を強く要望しましょう。 その際に、以下の点を伝えましょう。
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- 健康被害の懸念:赤水は健康に悪影響を与える可能性があることを伝え、緊急性の高さを強調します。
- 生活上の支障:シャワーが使えない、水圧が低いなど、日常生活に支障が出ていることを具体的に説明します。
- リフォーム時の不備:H21年のリフォームで水道管の交換が漏れていた可能性を指摘し、責任の所在を明確にしましょう。
- 写真や動画の提示:赤水の状況、錆の詰まった配管の写真や動画を証拠として提示します。
- 専門家の意見:必要であれば、水道工事の専門業者に現状を確認してもらい、意見書を作成してもらうのも有効です。
② 家賃交渉
水道管の交換が認められない場合、家賃交渉も検討しましょう。 居住環境の著しい悪化を理由に、家賃減額を交渉します。 減額幅は、状況や地域の相場などを考慮する必要がありますが、数千円から数万円の減額を要求することも可能です。 交渉の際には、以下の点を踏まえましょう。
- 冷静かつ丁寧に交渉:感情的にならず、事実を淡々と伝えましょう。
- 書面での交渉:メールや手紙で交渉内容を記録に残しておきましょう。
- 証拠の提示:赤水の状況、修理依頼の記録などを証拠として提示します。
- 専門家への相談:必要であれば、弁護士や不動産会社に相談し、アドバイスを求めましょう。
③ トイレタンク清掃費用
トイレタンクの清掃費用は、大家負担が妥当です。 老朽化した水道管からの錆が原因で発生した問題であるため、大家の責任範囲と言えます。 清掃費用を請求する際には、見積もりを取ってから大家に提示しましょう。
④ 水道代減額
水道代については、減額措置を交渉する余地があります。 赤水のため、通常より多くの水を流す必要があったことを説明し、減額を請求しましょう。 交渉が難しければ、水道局に相談してみるのも一つの方法です。
専門家の視点:水道管の老朽化とリフォーム
一般的に、水道管の寿命は20~30年と言われています。 築42年のマンションでは、水道管の老朽化は避けられない問題です。 リフォーム時に水道管の交換が行われていなかったことは、施工上の問題として指摘できます。 専門業者に相談し、リフォーム時の状況を調査してもらうのも有効です。
具体的な行動計画
1. **管理会社・大家への連絡:** 現状を写真や動画で記録し、速やかに管理会社と大家に連絡し、水道管の交換を依頼します。
2. **専門業者への相談:** 水道工事の専門業者に現状を確認してもらい、見積もりと交換工事の必要性を確認します。
3. **交渉記録の保管:** メールや手紙でのやり取りは、記録として大切に保管しましょう。
4. **必要に応じて法的措置:** 交渉がまとまらない場合は、弁護士などに相談し、法的措置を検討します。
安心して暮らせる住環境を確保するために
赤水の問題は、健康面や生活面にも影響を与える深刻な問題です。 積極的に問題解決に取り組み、安心して暮らせる住環境を確保しましょう。 交渉は、冷静かつ丁寧に、そして粘り強く行うことが重要です。 必要に応じて専門家の力を借りながら、解決に向けて進んでいきましょう。