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築40年賃貸におけるトラブル:壁の剥がれ、雨漏り、水漏れ問題
築40年の賃貸住宅で、緑色の土壁の剥がれ、雨漏り、トイレの水漏れといった深刻な問題を抱えているとのこと、大変お困りのことと思います。 家賃52000円で72平米の3DKという条件を考慮すると、現状の住宅状態と不動産会社の対応の遅さは許容範囲を超えていると言えるでしょう。 特に、小さなお子さんを抱えているご家庭では、健康被害への懸念も大きく、早急な解決が必要です。
不動産会社の対応の遅さへの対処法
まず、不動産会社への対応についてですが、現状のやり方では効果がない可能性が高いです。 電話やメールでの連絡だけでは、記録が残りにくく、証拠として弱い場合があります。 以下のステップで対応することをお勧めします。
1. すべてを文書で記録する
* 内容証明郵便で連絡する: 雨漏り、壁の剥がれ、トイレの水漏れについて、具体的な状況(写真や動画を添付)、発生日時、連絡日時、対応状況などを詳細に記載した内容証明郵便を不動産会社に送付しましょう。内容証明郵便は、送付記録が残るため、証拠として非常に有効です。
* メールも活用する: 内容証明郵便に加え、メールでも状況を報告し、証拠を残しておきましょう。 送受信日時が記録されるため、証拠として有効です。
* 写真・動画の撮影: 壁の剥がれ、雨漏り、水漏れの状況を写真や動画で記録しておきましょう。 特に、剥がれた壁の面積、雨漏りの跡、水漏れの量などを明確に写すことが重要です。
2. 不動産会社への再交渉
内容証明郵便を送付後、改めて不動産会社に連絡を取り、具体的な対応を求めましょう。 具体的な修理時期、対応内容、費用負担などを明確にしましょう。 この際、電話でのやり取りは録音しておくと良いでしょう。
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3. 専門家への相談
不動産会社との交渉がうまくいかない場合は、以下の専門家に相談することをお勧めします。
* 弁護士: 法的措置(損害賠償請求など)を検討する場合には、弁護士に相談しましょう。
* 住宅相談窓口: お住まいの地域には、住宅に関する相談窓口がある場合があります。 専門家のアドバイスを受けることができます。
* 建築士: 住宅の状況を客観的に評価してもらうために、建築士に相談することも有効です。
健康被害と損害賠償の可能性
土壁の剥がれによる健康被害(カビやアレルギーなど)が発生した場合、不動産会社に損害賠償を請求できる可能性があります。 ただし、健康被害との因果関係を明確に示す必要があります。 そのため、医師の診断書などを取得しておくことが重要です。 また、汚れた家具についても、損害賠償請求の対象となる可能性があります。 こちらも、写真や動画で証拠をしっかりと残しておくことが重要です。
引っ越し費用請求の可能性
現状の状況を鑑みると、引っ越し費用を不動産会社に請求できる可能性は高いです。 しかし、これは不動産会社との交渉、もしくは裁判で争うことになります。 引っ越し費用請求には、以下の要素が重要になります。
* 居住の困難性: 雨漏りや壁の剥がれが日常生活に支障をきたしていることを明確に示す必要があります。
* 不動産会社の対応の悪さ: 不動産会社が適切な対応を取らなかったことを証明する必要があります。内容証明郵便やメール、電話録音などが証拠となります。
* 賃貸借契約の内容: 賃貸借契約書に、修繕義務に関する条項が記載されているかを確認しましょう。
具体的なアドバイス
* 証拠をしっかり残す: 写真、動画、メール、内容証明郵便など、あらゆる証拠を保管しましょう。
* 冷静に対応する: 感情的にならず、冷静に状況を説明し、具体的な対応を求めましょう。
* 専門家の力を借りる: 交渉が難航する場合は、弁護士や住宅相談窓口などに相談しましょう。
* 記録を整理する: すべてのやり取りを記録し、整理しておきましょう。
まとめ
築40年の賃貸住宅におけるトラブルは、入居者にとって大きな負担となります。 しかし、適切な対応を取れば、解決できる可能性があります。 まず、証拠をしっかりと残し、不動産会社に具体的な対応を求めましょう。 それでも解決しない場合は、専門家の力を借りることを検討しましょう。 大切なのは、冷静に、そして粘り強く対応することです。 小さなお子さんをお持ちとのことですので、健康被害を防ぐためにも、早急な対応を心がけてください。