築40年木造アパートの地震対策と家具配置:安心安全な暮らし方

築40年の木造アパート、地震対策は? (引越は最終手段でお願いします) 今度引っ越す先が、築40年の木造アパートです。 強度が怪しいので、どんな備えをすればいいか、また家具の配置をどうすれば被害が最小に済むか、小さなことでもいいのでアドバイス願います。 ・2階建の1階部分、各階2住戸ずつ、計4住戸 ・角部屋 ・ベランダに面して、舗装されていない傾斜がある。その上は駐車場 (土むきだしの丘のふもとにある感じ) ・ベランダからも出入りが可能(玄関から建物をぐるっとまわってくる) ・2K(上階も同じ構造) ・床が一部傾斜している ・プロパンガス(間取り図だと、押入の裏側にボンベがある) ・リフォーム済み。オーナーがまめにメンテナンスをしている模様で、外装も塗り替えてあった ・室内洗濯機置場 ・河川は近くになし 他に「ここは?」というのがあれば補足します。 最低でも2年は住む予定です。 よろしくお願い致します。

築40年の木造アパートへの入居、地震への不安は当然のことです。しかし、適切な対策を行うことで、安全に暮らすことは十分可能です。この記事では、地震対策と家具配置について、具体的なアドバイスをいたします。

地震対策の基本:耐震化と備え

築40年の木造アパートは、現在の耐震基準を満たしていない可能性が高いです。そのため、地震対策は非常に重要です。まず、オーナーに建物の耐震診断について確認することをお勧めします。診断結果に基づいて、必要な補強工事の有無や、その費用負担について話し合うことが大切です。

建物の耐震診断と補強工事

オーナーに耐震診断を依頼し、結果を共有してもらいましょう。診断結果によっては、補強工事が必要となる場合もあります。補強工事は費用がかかりますが、安全性を確保するためには不可欠な投資です。費用負担についてオーナーとしっかり話し合い、合意を得ることが重要です。

家具の固定と転倒防止

地震による家具の転倒は大きな被害につながります。家具の転倒防止は、地震対策において最も重要な項目の一つです。

  • 家具転倒防止器具の設置:本棚、食器棚、テレビなど、大きな家具には必ず転倒防止器具を取り付けましょう。ホームセンターなどで手軽に購入できます。適切な取り付け方法を説明書をよく読んで確認し、しっかりと固定することが重要です。
  • 壁に固定:可能であれば、家具を壁に固定しましょう。特に、重い家具や背の高い家具は、壁に固定することで転倒リスクを大幅に軽減できます。
  • 家具の配置:家具は、通路を塞がないように配置しましょう。地震で家具が倒れても、避難経路を確保しておくことが重要です。また、重い家具は低い位置に配置するのが安全です。
  • 食器やガラス製品の収納:食器棚の上段には、割れやすい食器やガラス製品を置かないようにしましょう。地震で落下すると、怪我をする可能性があります。下段に収納し、さらに固定するなど工夫しましょう。

プロパンガスの安全対策

プロパンガスボンベは、地震によって転倒する危険性があります。ボンベの固定、または転倒防止措置をオーナーに相談しましょう。

家具配置と避難経路の確保

地震発生時は、素早い避難が命を守ります。家具の配置は、避難経路の確保を最優先事項として考えましょう。

避難経路の確保

  • 通路の確保:家具を配置する際には、通路を広く確保しましょう。地震で家具が倒れても、スムーズに避難できるスペースが必要です。
  • 玄関・ベランダへのアクセス:玄関とベランダへのアクセスを常に確保しておきましょう。特に、ベランダからの避難経路は、地震発生時に重要な役割を果たします。
  • 非常口の確認:建物の非常口の位置と使用方法を事前に確認しておきましょう。

家具の配置例

2Kの部屋の場合、ベッド、ソファ、テーブル、収納家具など、様々な家具があります。これらの家具をどのように配置するかが重要です。

  • 重い家具は低い位置に:重い家具は、低い位置に配置しましょう。地震で倒れても、被害を最小限に抑えることができます。
  • 背の高い家具は壁際に:背の高い家具は、壁際に配置し、転倒防止器具でしっかりと固定しましょう。
  • 通路を広く確保:通路は、人がスムーズに移動できるだけの幅を確保しましょう。家具を配置する際には、通路の幅を常に確認しながら配置しましょう。

その他、考慮すべき点

築40年の木造アパート特有の課題として、床の傾斜や建物の老朽化があります。これらについても、安全対策を講じる必要があります。

床の傾斜対策

床が一部傾斜しているとのことですが、転倒防止のためにも、家具の配置を工夫する必要があります。傾斜している部分には、重い家具を置かないようにしましょう。

建物の老朽化への対応

オーナーがメンテナンスを行っているとはいえ、築40年の建物は老朽化が進行している可能性があります。定期的に建物の状態を確認し、異常を発見した場合は、すぐにオーナーに報告しましょう。

専門家の意見

地震対策は、専門家の意見を参考にすると安心です。建築士や耐震診断士などに相談することで、より適切な対策を講じることができます。

まとめ

築40年の木造アパートでの地震対策は、建物の耐震診断、家具の固定、避難経路の確保など、多角的な取り組みが必要です。オーナーとの連携を密にし、専門家の意見も参考にしながら、安心安全な生活空間を築きましょう。最低でも2年間の居住を予定されているとのことですので、長期的な視点で対策を立て、安心して暮らせるように努めてください。

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