築40年団地の結露対策:徹底ガイド

結露で検索しましたが、すっきり当てはまるものが無かったのでこちらで質問させて下さい。家は、築40年の古いメゾネット式団地です。一階、二階すべての窓に結露します。結露防止スプレーは全く効果なく、窓に結露防止用のプチプチをはりましたが、それでも水が滴り落ちサッシに水たまりができています。特に北側の部屋や玄関は壁紙が浮いてきており、紙袋と雑誌などを置いていましたが朝にはびしょ濡れでした。北の部屋は寒いので冬場は使っていません。暖房もかけていません。室温は11度くらいで、気温は夜中に0度くらいです。ちなみに、一階で過ごしますが、コタツだけで過ごしています。日中はできるだけ二階の窓を開けて喚起しますが、仕事が遅くなりそうな日や雨の時は吹き込むので一日中締め切ったままです。昨年引っ越したばかりだったので、油断しており、暖かくなった5月にカビがものすごい量で発生し、部屋の中に置いていた本棚や、畳などすべて処分する事になりました。今年はなんとか免れたく毎朝水を拭いています。あと、除湿剤をたくさんおいています。除湿機を買って解決するでしょうか?また、窓を内側から2重にするか。しかし、壁まで結露しているとなると窓だけでは解決無理なのでしょうか?業者に相談に行き、壁紙などの対策をお願いしたほうが賢明でしょうか?いずれにしても、大変お高くつきますので、わからないまま困っております。団地ですが、分譲なので室内工事は問題ありません。どなたか詳しい方、アドバイスいただけないでしょうか。よろしくお願いいたします。補足地域は兵庫県南部 室温10℃前後湿度60〜80%部屋によって違いますが、北部屋は80%に近い状態です。 換気扇は1階に一辺25cmの小さな小さな換気扇がひとつのみです。風呂場にも付いていません。ただ、壁の穴あけはダメみたいでエアコンもつける事ができませんでした。 建物は鉄筋コンクリートです。

築40年団地の結露問題:深刻な状況と原因分析

兵庫県南部、築40年の鉄筋コンクリート造メゾネット団地にお住まいとのこと。窓の結露が深刻で、壁紙の剥がれやカビ発生といった被害も経験されている状況ですね。室温10℃前後、湿度60~80%、特に北側の部屋は80%近い高湿度、換気設備も不十分という状況から、結露の主な原因は下記の通りと考えられます。

  • 外気温との温度差:特に夜間の気温低下により、窓ガラスと室内の温度差が大きくなり、結露が発生しやすくなっています。
  • 室内の湿度が高い:コタツを使用、換気が不十分な状況が、室内の湿度上昇を招き、結露を悪化させています。特に80%近い湿度は結露にとって非常に危険なレベルです。
  • 建物の老朽化:築40年という建物は、気密性や断熱性が低下している可能性が高く、結露しやすい状態になっています。窓枠やサッシの隙間からの冷気侵入も考えられます。
  • 換気不足:小さな換気扇一つのみでは、十分な換気ができません。特に雨の日や仕事で窓を開けられない日は、室内の空気が淀み、結露を促進します。

効果的な結露対策:段階的なアプローチ

結露対策は、原因を特定し、段階的にアプローチすることが重要です。すぐに高額な工事をする前に、以下の対策を試みてください。

1. 換気改善:まずは空気の入れ替えから

現状の換気扇だけでは不十分なので、追加の換気対策が必要です。

  • 窓の開閉: 天候が許す限り、日中は窓を開けて換気する時間を増やしましょう。換気扇を同時に回すと効果的です。雨天時は、窓を少しだけ開けて換気を試みてください。結露防止だけでなく、カビ予防にも繋がります。
  • 換気扇の増設:可能であれば、追加で換気扇を設置することを検討しましょう。壁に穴を開けることができないとのことですが、窓に取り付け可能な換気扇なども販売されています。業者に相談して、設置可能な場所がないか確認してみましょう。
  • 浴室乾燥機併用:浴室乾燥機があれば、部屋の乾燥にも活用できます。浴室乾燥機を回し、ドアを開けて他の部屋にも空気を循環させましょう。ただし、電気代がかかりますので、状況に応じて使い分けましょう。

2. 除湿強化:空気中の水分量を減らす

除湿剤だけでは不十分なため、除湿機の導入が効果的です。

  • 除湿機の導入:コンプレッサー式除湿機は、パワフルに除湿できます。部屋の広さや湿度に合った適切な能力のものを選びましょう。梅雨時期や冬場だけでなく、一年を通して使用することで、結露やカビの発生を抑えられます。
  • 除湿剤との併用:除湿機と除湿剤を併用することで、より効果的に除湿できます。特に、クローゼットなどの狭い空間には除湿剤が有効です。

3. 断熱対策:窓からの熱損失を防ぐ

プチプチだけでは不十分なため、より効果的な断熱対策が必要です。

  • 内窓の設置:既存の窓の内側に、断熱効果の高い内窓を設置することで、窓からの冷気侵入を防ぎ、結露を大幅に抑制できます。費用はかかりますが、最も効果的な対策の一つです。補助金制度の活用も検討してみましょう。
  • カーテン・ブラインド:厚手のカーテンや断熱効果のあるブラインドを使用することで、窓からの熱損失を防ぎ、結露を軽減できます。夜間は必ず閉めるようにしましょう。
  • 窓枠の隙間埋め:窓枠と壁の間に隙間があれば、そこから冷気が侵入します。コーキング材などで隙間を埋めることで、断熱性を高めることができます。

4. 加湿対策:室温を上げる

室温を上げることで、結露の発生を抑えることができます。

  • 暖房器具の使用:コタツだけでは不十分なため、エアコンやファンヒーターなどの暖房器具を使用しましょう。特に北側の部屋は、冬場は暖房を使用することで結露を大幅に軽減できます。ただし、電気代の高騰に注意が必要です。
  • 断熱材の追加:壁や天井に断熱材を追加することで、室温を維持しやすくなります。専門業者に相談して、適切な断熱材を選びましょう。

5. 専門家への相談:状況に応じた的確なアドバイス

現状の対策で改善が見られない場合は、専門家への相談が不可欠です。

  • 建築業者への相談:結露の原因調査や適切な対策方法について、建築業者に相談しましょう。団地とはいえ分譲なので、大規模な工事も可能です。費用はかかりますが、根本的な解決につながります。
  • 不動産会社への相談:管理会社や不動産会社に相談することで、建物の構造や過去の結露に関する情報を得られる可能性があります。また、修繕費用の補助などについても相談できます。

費用対効果を考慮した対策の優先順位

全ての対策を同時に行う必要はありません。まずは、費用対効果の高い対策から優先的に実施しましょう。

  1. 換気改善:比較的安価で効果的な対策です。まずは、窓の開閉時間を増やし、換気扇を効果的に活用しましょう。
  2. 除湿機の導入:除湿剤だけでは不十分なため、除湿機を導入することで、室内の湿度をコントロールできます。
  3. 断熱対策(カーテン・ブラインド):比較的安価で、結露をある程度軽減できます。
  4. 断熱対策(内窓):費用はかかりますが、最も効果的な対策です。補助金制度の活用も検討しましょう。
  5. 専門家への相談:他の対策で改善が見られない場合に検討しましょう。

まとめ:継続的な取り組みが重要

結露対策は、一度で解決するものではありません。継続的な取り組みが重要です。上記の方法を参考に、状況に応じて適切な対策を行い、快適な住環境を取り戻しましょう。

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