5年後に引っ越す予定ですが訳あってそれまで今まで物置として使っていた部屋に住むことになりましたが今のままでは住めません。
①天井パネルの剥れ歪み、天井が低すぎる(2mチョット)。
②壁が薄すぎて窓を閉め切ってあっても隣の家のTVの内容までもよく聞こえる。
③床のフローリングが沈んでいてベコベコの箇所がある。
④冬に部屋が寒すぎる。隙間風もある。(夏はどうなるかわからない)
部屋の広さは実寸28.5平米
築40年以上の木造住宅の物置部屋を居住空間にリフォームしたい、というご相談ですね。5年後の引っ越しを予定されているとのことですが、快適な生活空間にするために、DIYと業者依頼をどのように組み合わせるかが重要になります。予算を抑えつつ、安全性を確保しながらリフォームを進めるための具体的な方法を、ご質問に沿って解説していきます。
Contents
天井リフォーム:DIYの限界と業者への依頼
まず天井ですが野縁に化粧石膏ボードを72枚貼ってあります、天井裏を見たら…梁として梯子状の鉄骨が2本通ってました。天井を高くしたいのでその鉄骨部分は飛び出してベニヤか石膏ボードで囲むとして、素人に野縁みたいなものは作れますか?また、天井だけ業者に頼むとすれば幾らぐらいかかりますか?
天井の高さ確保と化粧石膏ボードの張り替えは、DIYで挑戦するには難易度が高いです。特に、野縁の自作は専門的な知識と技術が必要で、素人が安全に施工するのは困難です。鉄骨梁の処理も、適切な材木選びと固定方法を誤ると、強度不足や落下事故につながる危険性があります。
天井の高さ確保に関しては、既存の野縁を撤去し、新しい野縁を高い位置に取り付ける必要があります。これは専門的な知識と工具が必要な作業です。天井裏の状況によっては、梁の補強工事も必要になる可能性があります。
天井リフォームを業者に依頼する場合、費用は㎡あたり10,000円~20,000円程度が相場です。28.5㎡の部屋全体だと、285,000円~570,000円程度になります。ただし、鉄骨梁の処理や高さの変更など、作業内容によって費用は大きく変動します。事前に複数の業者に見積もりを依頼することをお勧めします。
ネットで買うなら?いろのくにのおすすめインテリア(PR)
壁リフォーム:DIYと材料選びのポイント
壁ですが、薄いベニヤ板みたいな化粧合板です。それをはがして石膏ボードを貼る予定ですが、その際に気をつけることはありますか?小さいシンクが取り付けてあり、その水道管のところは石膏ボードに穴を開け隙間にパテ等で埋めればOKですか?コンセント等も同様に?また壁は何の模様もない白色にする予定ですが、ペンキと壁紙では予算と手間からみてどちらの方が良いですか?
壁の化粧合板を剥がして石膏ボードを貼る作業は、DIYで比較的取り組みやすいです。しかし、水道管やコンセントの位置を正確に把握し、安全に作業する必要があります。石膏ボードに穴を開けて水道管や配線を処理する際は、漏水やショートを防ぐために、専門的な知識と技術が必要です。不確かな場合は、専門業者に相談することをお勧めします。
シンクの水道管の処理は、石膏ボードに穴を開け、パテで隙間を埋めるだけでは不十分です。防水処理をしっかり行う必要があります。配管の接続部分に問題がないか、漏水がないかを確認する必要があります。コンセントについても同様で、電気工事士の資格を持つ人に依頼することを強くお勧めします。
ペンキと壁紙のどちらを選ぶかは、予算と手間を考慮して判断しましょう。ペンキは比較的安価ですが、下地処理や塗装に手間がかかります。壁紙はペンキより高価ですが、施工が容易で、仕上がりが綺麗です。DIYで綺麗に仕上げる自信がない場合は、壁紙の方がおすすめです。
床リフォーム:DIYの注意点と業者への依頼
次に床ですがすべてフローリングをコンパネごと剥して根太を補強してその上にコンパネで高さ調節をしてフローリングを貼る予定ですが、その際に気をつけることはありますか?
床のフローリングとコンパネを剥がして根太を補強する作業は、DIYで最も難易度が高い作業の一つです。床下の状況によっては、予想外の事態が発生する可能性があります。シロアリ被害や腐食など、深刻な問題を発見する可能性もあります。
根太の補強や高さ調整には、正確な測定と適切な材料選びが不可欠です。床鳴りや沈み込みを防ぐためには、専門的な知識と技術が必要です。DIYで挑戦する場合は、事前に十分な下調べを行い、慎重に作業を進める必要があります。失敗すると、床全体をやり直す必要が生じる可能性もあります。
断熱リフォーム:DIYの限界と業者への依頼
素人に断熱材を入れるのは結露対策が難しそうですが…天井裏や壁と壁の間にグラスウールを貼り付けるだけでは本当に無理ですか?ちなみに床だけ断熱材を入れる価値はありますか?入るスペースがあればボードタイプの断熱材を敷き詰めコンパネでサンドイッチしようかと思うのですがこれも素人には厳しいですか?壁の石膏ボードを2重にした場合多少の断熱効果はありますか?または手間や価格面からする価値はありますか?
断熱リフォームは、DIYで挑戦するにはリスクが高いです。グラスウールやボードタイプの断熱材の施工は、結露対策を適切に行わないと、カビや腐食の原因になります。特に、天井裏や壁内の施工は、専門的な知識と技術が必要です。
床への断熱材の追加は、効果があります。床からの冷気を遮断することで、室温の向上に繋がります。しかし、床下の状況によっては、施工が困難な場合があります。
壁の石膏ボードを二重にすることで、多少の断熱効果は期待できますが、費用対効果は低いです。断熱効果を高めたい場合は、専門業者に断熱材の施工を依頼することをお勧めします。
費用と業者への依頼
ちなみに断熱リフォームを省きこれらのリフォームを業者に頼めばどのくらいのお金がかかるでしょうか?また自分でした場合は材料費だけでどのくらいお金がかかるでしょうか?フローリング材はB級品で坪四千円以下のものを見つけてあります。
断熱リフォームを除いた場合でも、業者に依頼すると、100万円~200万円程度の費用がかかる可能性があります。DIYの場合、材料費だけで、50万円~100万円程度かかる見込みです。ただし、これはあくまで目安であり、実際の費用は作業内容や材料によって大きく変動します。
業者に頼むなら5年だけど断熱も一緒にしたほうが良いですか?する価値はありますか?+どのくらいのお金がかかりますか?
5年後の引っ越しを予定していても、断熱リフォームは検討する価値があります。断熱性を高めることで、室温を快適に保ち、光熱費の節約にも繋がります。断熱リフォームを含めると、業者への依頼費用は150万円~300万円程度になる可能性があります。
安全面と専門業者への依頼
3月には子供が産まれ子供のことを考えれば自分でするのは知識のなさからの有害物やアレルギー等による安全面が心配になります。敏感になりすぎですか?プロに任せるべきですか?補足質問ばかりですいません。1つでもお答え出来る箇所があればよろしくおねがいします。
私はリフォーム経験はありませんがやる気はあります。
お金があまり無い身ですのであまりお金をかけれません。
知識も無いのでどうかよろしくお願いします。
お子さんが生まれることを考えると、安全面を考慮することは非常に重要です。DIYでリフォームを行う場合、有害物質やアレルギー物質への配慮が不足する可能性があります。また、施工ミスによる事故のリスクも高まります。
特に、電気工事や水道工事は、専門知識と資格が必要な作業です。安全性を確保するためには、専門業者に依頼することを強くお勧めします。
まとめ:DIYと業者依頼の賢い組み合わせ
予算を抑えつつ、安全で快適な住空間を実現するためには、DIYと業者依頼を組み合わせることが有効です。DIYでできる部分と、専門業者に依頼すべき部分を明確に区別し、計画的にリフォームを進めましょう。
今回のケースでは、天井の高さ変更、壁の水道管・コンセントの処理、床の根太補強、断熱工事などは、専門業者に依頼することを強くお勧めします。DIYでできるのは、比較的簡単な作業、例えば壁への石膏ボードの貼り付けや壁紙の張替えなどです。
リフォームは、時間と労力、そして費用がかかります。計画的に進めて、快適な生活空間を実現してください。