築40年マンションの売却:入居者ありのままの売却価格と注意点

賃貸に出している分譲マンションを売りに出すとき、築40年ほどの2LDKのマンションを6万円ほどで貸しています。少し前にリフォーム済、ローンはありません。(親の所有です)駅が近く環境は良好です。このマンションを売りたいのですが、貸借人が住んでいるまま売るのは、空家の状態で売るときと比べて売却価格はどうなんでしょうか?この分譲マンションはファミリータイプで広い部屋もあります。もう古いので賃貸の部屋も多いようです。やはり居住者がいても部屋の状態は見てもらわないといけませんよね?水回りの修理など(100万円ほどかかりました)すべてこちらがやらないといけないので売却を考えています。このような古いマンションでも投資目的などで買い手はつくでしょうか?詳しい方アドバイスよろしくお願いします。補足お風呂、トイレは半年ほど前にこちらもちでリフォームしました。管理費、修繕積み立ての費用は家賃以外に毎月こちらで負担しています。

築40年マンションの売却:入居者ありと空室での売却価格比較

築40年のマンションを売却する場合、空室と入居者ありの状態では売却価格に差が出ます。一般的に、空室の方が高い価格で売却できる可能性が高いです。理由は、買い手が自由に内覧し、リフォームや修繕の必要性を自ら判断できるからです。入居者ありの場合は、内覧の調整が必要となり、買い手は現状のままの状態で購入することになります。そのため、価格交渉において不利な立場に立たされる可能性があります。

しかし、必ずしも空室の方が有利とは限りません。市場状況や物件の状況、買い手のニーズによって価格は変動します。例えば、駅近で環境が良好な物件であれば、入居者ありの状態でも需要がある可能性があります。また、リフォーム済みの物件であれば、空室にするための期間と費用を考慮すると、入居者ありのまま売却する方が有利な場合もあります。

入居者ありのマンション売却:内覧と価格交渉

入居者ありのマンション売却では、内覧の調整が重要になります。事前に借主さんと売却について話し合い、内覧日時を調整する必要があります。内覧時には、プライバシーに配慮しつつ、部屋の状態を丁寧に説明することが大切です。

価格交渉においては、築年数やリフォーム状況、市場価格などを考慮し、適切な価格を設定する必要があります。不動産会社に査定を依頼し、複数の意見を聞くことで、より現実的な価格を把握できます。また、リフォーム費用や管理費・修繕積立金などを考慮し、価格交渉を進めることも重要です。

築40年マンションの売却:投資目的の買い手

築40年のマンションでも、投資目的の買い手は存在します。特に、駅近で環境が良好な物件であれば、賃貸需要が高いことから、投資家にとって魅力的な物件となります。ただし、築年数による劣化や修繕費用を考慮し、価格設定を行う必要があります。

投資家は、物件の収益性を重視するため、家賃収入と維持費のバランスを綿密に計算します。そのため、リフォーム済みの状態や、管理費・修繕積立金の金額、周辺の相場家賃などを明確に提示することで、投資家の関心を高めることができます。

売却をスムーズに進めるための具体的なアドバイス

1. 不動産会社への相談

複数の不動産会社に査定を依頼し、売却戦略について相談しましょう。それぞれの会社が持つネットワークや販売ノウハウは異なり、最適な売却方法を提案してくれるはずです。

2. 適切な価格設定

不動産会社の査定結果や市場価格を参考に、適正価格を設定することが重要です。高すぎる価格設定は売却期間を延ばし、低すぎる価格設定は損失につながります。

3. 物件の魅力を最大限にアピール

リフォーム済みの点を強調し、駅近や環境の良さを写真や動画で効果的にアピールしましょう。物件のメリットを明確に伝えることで、買い手の関心を高めることができます。

4. 借主さんとの良好な関係維持

売却プロセスにおいて、借主さんとの良好な関係を維持することが重要です。売却の意思を伝え、内覧への協力を依頼する際には、丁寧なコミュニケーションを心がけましょう。

5. 必要書類の準備

売買契約に必要な書類を事前に準備しておきましょう。不動産会社がサポートしてくれますが、スムーズな手続きのためにも、必要な書類を把握しておくと安心です。

専門家の視点:老朽マンションの売却における注意点

不動産鑑定士の田中先生によると、「築40年のマンション売却では、建物の劣化状況の正確な把握が重要です。シロアリ被害や雨漏りなどの隠れた欠陥がないか、専門業者による検査を依頼することをお勧めします。また、耐震基準についても確認し、買い手に明確に説明する必要があります。」とのことです。

まとめ

築40年のマンションでも、適切な準備と戦略によって、売却することは可能です。不動産会社との連携、適切な価格設定、物件の魅力のアピール、借主さんとの良好な関係維持など、売却プロセス全体を丁寧に進めることが成功の鍵となります。

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