築40年マンションのバスルーム排水問題:水浸しを防ぐ解決策

バスルームの排水について質問です。築40年近いのマンションの部屋を借りることになりました。その部屋、バスとトイレが一緒なんですがユニットバスではありません。バスルームの大きさは110cm×240cmの縦長です。お風呂の浴槽が一番奥にポンとおいてあります。(サイズ:外側115cm×74cm/内側88cm×60.5cm)浴槽とトイレの間は、洗い場というには狭いので浴槽の中でカラダを洗っています。少しでもつかろうとひざ下くらい(約20cm)お湯を溜めました。その水を流そうと栓を抜いたところ、その水がバスルーム中に広がりました。つまり、浴槽からの排水は配水管ではなく、洗い場?というかすぐ下に(つまりバスルーム内に)流れる仕組みになっているようです。トイレマットはおろか、バスルーム内側の出入り口においたマットが思いっきりビチョビチョになってしまいました。(>_<)浴槽近くの床には、排水口があります。詰まっているわけではありません。どうしても15cm以上水をためて栓を抜くとその水がバスルーム全体に広がってしまいます。(>_<)というか、こういう構造のバスルームって普通ですか?管理会社の工事の方に相談したら、排水する栓のクチを小さくすれば徐々に流れて全体に広がらないようになるのでは?排水に時間がかかりますけど・・・ということでした。しかし、そうじゃなくバスタブからの排水を直接排水溝に流したいです。こういう場合、どう対処したらよいのでしょうか?教えてください(T_T)

築40年マンションのバスルーム排水:よくある問題と解決策

築40年近いマンションのバスルームで、浴槽の水を排水すると床に水が溢れてしまうという問題、非常に困りますよね。管理会社からの提案も、根本的な解決策とは言えません。この問題は、古いタイプのバスルームにありがちな構造上の問題です。具体的には、浴槽の排水口が直接排水管に繋がっておらず、洗い場部分に水が流れ出てしまう構造になっている可能性が高いです。

問題の根本原因:排水勾配と排水経路

この問題の根本原因は、排水勾配排水経路にあります。 古いタイプのバスルームでは、排水管への勾配が不足していたり、浴槽の排水口が洗い場側に傾斜している、あるいは洗い場自体に十分な排水勾配がないといったケースが考えられます。そのため、浴槽から排水された水が、排水口にスムーズに流れず、洗い場に溢れてしまうのです。

解決策1:専門業者による排水工事

最も効果的な解決策は、専門業者に排水工事を依頼することです。専門業者は、現状の排水経路を調査し、適切な勾配を確保するための工事を行います。具体的には、以下の様な工事が必要になる場合があります。

  • 排水管の交換・増設:老朽化している排水管を交換したり、排水効率を高めるために新しい排水管を増設します。特に、排水管の勾配が不足している場合は、管自体を交換・調整する必要があります。
  • 床の補修:床の傾斜が適切でない場合、床を部分的に補修し、排水口に向かって適切な勾配を確保します。この作業には、床材の解体と再施工が必要になる可能性があります。
  • 排水口の位置変更:排水口の位置が適切でない場合、排水口の位置を変更する工事が必要になる可能性があります。これは、大掛かりな工事になる可能性が高いため、費用も高額になる可能性があります。
  • 浴槽の排水口の変更:浴槽の排水口自体が洗い場側に傾斜している場合、排水口を交換したり、配管を調整する必要があります。場合によっては、浴槽自体の交換も検討する必要があるかもしれません。

専門業者に依頼するメリットは、確実な解決と安心感です。経験豊富な専門業者は、適切な診断と施工を行い、問題を根本から解決してくれます。ただし、費用は高額になる可能性があることを考慮する必要があります。

解決策2:応急処置:排水栓の調整と排水促進

専門業者への依頼が難しい場合、応急処置として以下の方法を試すことができます。

  • 排水栓の調整:管理会社が提案したように、排水栓の穴を小さくすることで排水速度を落とすことができます。これにより、水が一気に流れ出るのを防ぎ、床への水溢れを軽減できます。ただし、排水時間が長くなるため、不便さは残ります。
  • バケツによる排水:浴槽の水を一度バケツに移し、バケツからゆっくりと排水口に水を注ぐことで、床への水溢れを防ぐことができます。これは手間がかかりますが、簡単な応急処置として有効です。
  • 吸水性の高いマットの使用:洗い場部分に、吸水性の高いマットを敷くことで、床への水浸しを防ぐことができます。マイクロファイバー素材のマットなどがおすすめです。定期的にマットを洗濯する必要があります。
  • 排水口の清掃:排水口に髪の毛や石鹸カスなどが詰まっていると、排水がスムーズに行われず、水溢れの原因となる場合があります。定期的に排水口を清掃しましょう。

これらの応急処置は、根本的な解決策ではありませんが、一時的に問題を軽減するのに役立ちます。

専門家の視点:排水工事の費用と注意点

排水工事の費用は、工事の内容によって大きく異なります。排水管の交換や床の補修が必要な場合は、高額になる可能性があります。また、工事期間も数日から数週間かかる場合があります。工事を行う前に、必ず複数の業者から見積もりを取り、費用と工事内容を比較検討することが重要です。

工事を行う際には、業者選びにも注意が必要です。信頼できる業者を選ぶためには、口コミや評判を確認したり、実際に現場を確認したりすることが大切です。また、工事後の保証についても確認しておきましょう。

まとめ:快適なバスルームを実現するために

築40年マンションのバスルーム排水の問題は、構造上の問題である可能性が高いため、専門業者への相談が最も効果的です。しかし、費用や工期を考慮し、応急処置を併用することも有効です。快適なバスルームを実現するためには、問題の根本原因を理解し、適切な解決策を選択することが重要です。 まずは、専門業者に相談し、現状の状況を正確に把握することをお勧めします。

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