築4年のお住まい、建具と壁紙に現れる赤茶色のシミの原因と対策

壁紙と建具のしみについて教えてください。4年前に家を新築しましたが、築6か月くらいから今に至るまで定期的に赤茶色のしみが白色の建具と壁紙につくのを繰り返しています。点ぐらいの小さくて濃いものから、10cm×数10cmのうすくて大きなものまで形状は様々です。はけでシャーっとぬったようなものから汁がたれるような形のものまで。しみは家のすべての部屋で発生しています。半年に一回程度、建具、天井や壁などのしみを雑巾で拭いています。もともと汚れが落ちやすいタイプの壁紙ということもあってか、濡れたタオルで拭くとほぼシミはとれます。築6か月の時に相談したのですが、私自身が虫のおしっこか何かですかねえ?みたいな感じだったからか、「そうかもしれませんね」と終わり、今にいたるまで自ら掃除することで解決してきたのですが、ふといつまで繰り返すのだろう?この暑さ、さらに天井となると頭に血が上って倒れそうになる時もあり苦痛に感じるようになりました。虫のおしっこならば今までどおり掃除するしかないのですが、施工の際にのり等がついていたということなら業者になんとかしてもらえないかなと思うようになりました。掃除を繰り返して思うのですが、なんとなく一度しみがでて掃除したところはシミがでにくいような感じがします。しかし、しみというのはこんなに時間差ででてくるのかという疑問やどちらかというと夏にシミが多いような気がするので、虫かもしれません。同じような状況の方や専門の方で原因に心当たりがある方がみえましたら情報をいただけると幸いです。よろしくお願いします。

赤茶色のシミの原因を探る:可能性と検証方法

築4年のお住まいで、白色の建具と壁紙に赤茶色のシミが繰り返し発生しているとのこと。シミの形状や大きさ、発生頻度からいくつかの可能性が考えられます。ご自身で「虫の排泄物」を疑っておられるように、原因特定には、以下の点を丁寧に検証することが重要です。

1. 虫の排泄物

可能性としては最も高いです。特に夏場に多く発生するとのことですので、特定の虫が原因である可能性が高いでしょう。

* **犯人の特定:** シミが発生した直後、またはシミの周辺で虫を発見できないか注意深く観察してみましょう。小さな虫や、夜行性の虫の可能性もあります。虫眼鏡を使うと発見しやすくなります。
* **排泄物の分析:** もし虫を発見できれば、その種類を特定し、その虫の排泄物が赤茶色であるかを確認します。インターネット検索や専門書で調べることができます。
* **侵入経路の特定:** 虫がどこから侵入しているのかを突き止め、侵入経路を遮断する対策が必要です。窓枠の隙間、換気口、排水口などをチェックし、網戸やシールなどで対策しましょう。

2. 施工時の残留物

壁紙や建具の施工時に、のりや接着剤などの残留物が時間をかけて表面に滲み出てきている可能性も考えられます。

* **施工業者への確認:** 施工業者に連絡し、使用された材料や施工方法について詳細に確認しましょう。何かしらの残留物の可能性について相談してみましょう。
* **サンプル採取:** シミの部分を少量採取し、専門機関に成分分析を依頼するのも一つの方法です。費用はかかりますが、原因特定に繋がる可能性があります。

3. 水分によるシミ

屋根や壁の雨漏り、配管の漏水などが原因で、水分が壁紙や建具に染み込み、赤茶色の変色を起こしている可能性も考えられます。

* **漏水調査:** 屋根や壁、配管などを点検し、雨漏りや漏水がないかを確認します。専門業者に依頼するのが確実です。
* **湿気測定:** 湿度計などで室内の湿度を測定し、高湿度が原因となっていないかを確認します。必要に応じて除湿機を使用しましょう。

4. その他の可能性

上記以外にも、以下のような可能性も考えられます。

* **タバコのヤニ:** 喫煙者の場合、タバコのヤニが壁紙や建具に付着し、赤茶色のシミとなることがあります。
* **カビや藻:** 湿気が多い場所では、カビや藻が発生し、赤茶色のシミになることがあります。

具体的な対策とアドバイス

原因が特定できない場合でも、以下の対策を試すことで、シミの発生を抑制できる可能性があります。

1. 定期的な清掃

シミを発見したら、すぐに拭き取ることが重要です。濡れたタオルで拭き取れるとのことですので、定期的に清掃を行いましょう。ただし、ゴシゴシこすりすぎると壁紙を傷める可能性があるので注意が必要です。

2. 換気

室内の換気を十分に行い、湿気を溜めないようにしましょう。特に夏場はこまめな換気が重要です。

3. 防虫対策

虫の侵入を防ぐために、窓や換気口に網戸を取り付けたり、隙間を塞いだりするなどの対策を行いましょう。殺虫剤を使用する場合は、壁紙や建具に直接噴射しないように注意してください。

4. 専門家への相談

原因が特定できない場合、または対策を行ってもシミが改善しない場合は、専門業者(建築業者、害虫駆除業者など)に相談することをお勧めします。

専門家の視点:建築士からのアドバイス

建築士の視点から見ると、施工時の不備(例えば、下地処理の不足や、適切な塗料・接着剤の使用ミス)が原因である可能性も否定できません。特に、シミが複数箇所で発生していることから、施工上の問題が考えられます。

一度、施工業者に連絡を取り、状況を説明し、原因究明と適切な対応を求めることをお勧めします。もし、施工業者との対応に難しさを感じた場合は、住宅瑕疵担保責任保険を活用することも検討しましょう。

まとめ

赤茶色のシミの原因特定には、地道な観察と検証が不可欠です。上記の点を参考に、原因を特定し、適切な対策を行うことで、安心して快適な住まいを実現しましょう。それでも解決しない場合は、専門家の力を借りることを躊躇しないでください。

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