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ベランダ塗装剥がれの原因と適切な対処法
築4年で既に3回も塗装が剥がれているとのこと、大変お困りでしょう。原因を特定し、適切な対策を講じる必要があります。 MOXIE 1800という混和剤を使用しているとのことですが、これはコンクリートの防水性・防湿性を高める効果があるものの、表面の塗装の耐久性までは保証しません。剥がれの原因は、以下の可能性が考えられます。
1. 下地処理の不備
前回の塗装が剥がれた部分だけを補修したとのことですが、これは根本的な解決にはなりません。剥がれの原因が下地処理の不備にある場合、既存の塗装を全て除去し、適切な下地処理を行う必要があります。具体的には、高圧洗浄で汚れや古い塗膜を完全に除去し、その後、プライマーを塗布することで、新しい塗装の密着性を高めます。
2. 使用塗料の不適切
使用されている塗料の種類や品質が、ベランダの環境に適していない可能性があります。紫外線や雨風、温度変化など、ベランダは過酷な環境にさらされます。そのため、耐候性・耐久性に優れた塗料を選ぶことが重要です。建築会社に、使用塗料の仕様書を確認し、ベランダ環境に適した塗料かどうかを確認することをお勧めします。
3. コンクリート自体の劣化
コンクリート自体にひび割れや劣化が生じている可能性もあります。MOXIE 1800は防水性・防湿性を高める効果がありますが、コンクリートの劣化そのものを防ぐわけではありません。ひび割れなどが発生している場合は、補修工事が必要となる場合があります。
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建築会社への対応と今後の対策
現状、3回も無償で再塗装してもらっているにも関わらず、根本的な解決に至っていない状況です。建築会社に、以下の点を強く主張しましょう。
- 高圧洗浄による既存塗膜の完全除去:剥がれた部分だけの補修では、根本的な解決にはならず、再発の可能性が高いことを伝えましょう。高圧洗浄で既存塗膜を完全に除去し、下地処理からやり直す必要があることを説明しましょう。
- 適切な塗料の使用:耐候性・耐久性に優れた、ベランダ環境に適した塗料を使用するよう要求しましょう。具体的な塗料名や仕様を提示し、建築会社に確認させましょう。
- コンクリートの検査:コンクリート自体の劣化が原因である可能性も考慮し、コンクリートの検査を依頼しましょう。ひび割れなどの状況を正確に把握し、必要であれば補修工事を行う必要があります。
- 施工状況の確認:次回の塗装工事には必ず立ち会い、施工状況を確認しましょう。下地処理から塗装完了まで、工程全体を監視することで、不備を早期に発見し、再発防止に繋がります。
もし、建築会社が適切な対応を取らない場合は、専門業者に相談することも検討しましょう。専門業者であれば、原因を正確に特定し、適切な対策を提案してくれます。費用はかかりますが、長期的な視点で見れば、適切な処置を行う方が経済的です。
ベランダの防水対策:長期的な視点
ベランダの防水対策は、建物の寿命を左右する重要な要素です。今回の問題を解決するだけでなく、将来的な防水対策についても考えてみましょう。
定期的な点検とメンテナンス
ベランダの状態を定期的に点検し、小さな亀裂や剥がれなどを早期に発見することが重要です。早期発見・早期対処することで、大規模な修繕費用を抑えることができます。
適切な清掃
ベランダに汚れやゴミが溜まると、防水層の劣化を早める可能性があります。定期的に清掃を行い、清潔な状態を保つようにしましょう。
植栽への配慮
ベランダに植栽を行う場合は、根がコンクリートを傷つけないよう、プランターを使用するなど、適切な対策が必要です。
専門家の意見
建築士や防水工事の専門家に相談することで、より具体的な解決策を得ることができます。彼らは、ベランダの状態を正確に診断し、適切な修繕方法や材料、費用などを提案してくれます。
まとめ
ベランダの塗装剥がれは、放置すると雨漏りなどの深刻な問題につながる可能性があります。建築会社との適切な対応、そして長期的な視点での防水対策を講じることで、快適なベランダ空間を維持しましょう。 今回の経験を活かし、定期的な点検とメンテナンスを怠らず、建物の寿命を長く保つように心がけてください。