築35年離れのドアリフォームと隙間問題:冷たい風を防ぐ対策と原因究明

ドアのリフォームについて質問します。2か月ほど前に築35年の離れの1部屋をリフォームしました。床、壁、天井に断熱材を入れてもらい暖かい部屋になったのですが、ドアの下に隙間があり冷たい風が入ってきます。業者さんにそのことを伝えると、通気がいいようにわざと隙間を作ったっと言われました。でも、冷たい風が入ってきて寒いのでタオルケットを丸めてドアの下に置いています。12年ほど前にリフォームした母屋のドアには隙間がほとんどありません。このドアの隙間は、業者さんが言うように本当にわざと作られたものなのでしょうか?それとも、単なるミスなのでしょうか?リフォームに関わっていらっしゃるプロの方のご意見を聞かせてください。よろしくお願いします。

築35年住宅のリフォームとドアの隙間問題:通気性と断熱性の両立は可能?

築35年の離れをリフォームされたとのこと、おめでとうございます。床、壁、天井に断熱材を入れることで室温が上がったのは素晴らしいですね。しかし、ドア下の隙間から冷たい風が入り込むのは、快適な生活を送る上で大きな問題です。 業者さんの説明では「通気のため」とのことですが、本当にそれが理由なのか、そしてその説明が妥当なのかを詳しく見ていきましょう。

ドア下の隙間:通気性確保の必要性とデメリット

古い住宅のリフォームにおいて、通気性を確保することは重要です。特に断熱材を使用することで、家の気密性が高まり、湿気がこもりやすくなります。湿気はカビや結露の原因となるため、適切な換気は必須です。 しかし、ドア下の隙間による通気は、必ずしも最善の方法とは言えません。 確かに、わずかな隙間は空気の循環を促しますが、冬場には冷たい風が直接室内に入り込み、室温低下や不快感につながります。 また、隙間から虫や埃が侵入する可能性も高まります。

業者の説明の真偽:わざと隙間を作った理由を探る

「通気のため」という業者の説明は、必ずしも嘘とは限りません。しかし、その説明だけでは不十分です。 以下のような点を考慮して、真偽を判断する必要があります。

  • 隙間の大きさ: どの程度の隙間があるのでしょうか? ほんのわずかな隙間であれば、通気性を考慮した可能性もありますが、明らかに大きい隙間であれば、施工ミスである可能性が高いです。
  • ドアの種類: どのようなドアが設置されているのでしょうか? 例えば、気密性の高いドアであれば、隙間を作る必要性は低くなります。
  • 他の通気口: 窓や換気扇など、他の通気口は設置されていますか? 他の通気口が十分に機能していれば、ドア下の隙間は不要です。
  • 施工状況: 施工時の写真や動画があれば、隙間の状況を確認できます。 もし、意図的に隙間を作ったのなら、その記録が残っている可能性があります。

専門家の視点:リフォームにおける適切な通気方法

リフォームのプロの視点から見ると、「通気のため」にドア下に隙間を作るのは、必ずしも適切な方法ではありません。 現代の住宅では、より高度な換気システムが導入されています。 例えば、以下の方法が考えられます。

  • 換気扇の設置: キッチンや浴室、トイレなどに換気扇を設置することで、効率的に換気を促進できます。
  • 窓の換気: 窓を開けることで自然換気を行うことも可能です。 窓に換気用の小さな隙間を作ることもできますが、ドア下のような大きな隙間は必要ありません。
  • 24時間換気システム: 住宅全体に換気システムを導入することで、常に新鮮な空気を供給し、湿気を排出することができます。 これは、断熱性を高めた住宅において特に重要です。
  • 気密性の高いドアへの交換: ドア自体を気密性の高いものに取り替えることで、隙間をなくすことができます。

具体的な対策:冷たい風を防ぎ、快適な空間を手に入れる

現状のドア下の隙間を解消し、快適な室内環境を作るための具体的な対策を提案します。

1. 隙間を埋める

タオルケットではなく、より効果的な方法で隙間を埋めることをお勧めします。

  • ドラフトストッパー: 市販のドラフトストッパーを使用すると、簡単に隙間を塞ぐことができます。 様々な素材やデザインがあるので、お部屋のインテリアに合ったものを選べます。
  • テープ状の断熱材: ドアの下に貼るタイプの断熱テープも効果的です。 粘着力があり、簡単に取り付けられます。
  • 自作のストッパー: 厚手のフェルトやスポンジなどをドアの下に挟むことも可能です。 手軽に作成できますが、耐久性には注意が必要です。

2. ドアの交換・修理

根本的な解決策としては、ドアの交換や修理を検討しましょう。

  • 気密性の高いドアへの交換: 既存のドアを、気密性の高いドアに交換することで、隙間を完全に解消できます。 断熱効果も高まり、省エネにも繋がります。
  • ドアパッキンの交換: ドアと枠の間に隙間がある場合は、ドアパッキンを交換することで隙間を小さくすることができます。 比較的安価で済む場合もあります。

3. 業者への再交渉

業者に現状を説明し、再交渉を試みましょう。

  • 施工ミスを指摘: もし、隙間の大きさが明らかに不自然であれば、施工ミスであることを指摘しましょう。
  • 改善策の提案: 上記で提案した対策を業者に提示し、改善を求めましょう。
  • 保証期間の確認: リフォームの保証期間を確認し、その範囲内で対応を求めましょう。

まとめ:快適な住空間のために適切な対応を

ドア下の隙間から冷たい風が入り込むのは、快適な生活を妨げる大きな問題です。 まずは、隙間の大きさを確認し、原因を特定することが重要です。 業者との話し合い、そして適切な対策を行うことで、暖かいそして快適な住空間を実現しましょう。 今回ご紹介した対策を参考に、ご自身の状況に合った最適な方法を選んでください。

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