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築35年一軒家のフルリフォーム費用:低予算で実現するためのポイント
築35年の35坪、4LDKの鉄筋コンクリート住宅のリフォームを検討されているとのこと。水漏れや床の腐食など、既存の状態も考慮すると、費用は決して安く済むとは限りません。しかし、希望されている内容(対面キッチン、ユニットバス、オール電化、トイレ交換、和室を洋室へ変更)を「普通レベル」で実現することは可能です。費用を抑えるための工夫次第で、低予算でもリフォームは可能です。
リフォーム費用概算
まず、リフォーム費用の大まかな見積もりを見てみましょう。下記はあくまで目安であり、実際の費用は建物の状態、使用する資材、業者によって大きく変動します。
- キッチン:30万円~80万円(対面キッチン、システムキッチン)
- ユニットバス:50万円~150万円(サイズ、機能によって変動)
- トイレ:10万円~30万円(2箇所分)
- オール電化:50万円~100万円(電気温水器、IHクッキングヒーターなど)
- 和室を洋室へ変更:1部屋あたり5万円~15万円(畳撤去、床張り、壁クロス張替えなど)
- 水漏れ・床腐食修理:状況により大きく変動(5万円~数十万円)
- その他諸費用:設計費、工事管理費、解体費、廃棄物処理費など(全体費用の10~20%程度)
これらの費用を合計すると、最低でも200万円~400万円、状況によっては500万円を超える可能性もあります。ただし、これはあくまで概算です。正確な費用を知るためには、複数のリフォーム業者に見積もり依頼することが重要です。
費用を抑えるための具体的な方法
低予算でリフォームを行うためには、以下の点を意識しましょう。
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1. 不要な工事は削る
全ての希望を叶える必要はありません。優先順位を決め、本当に必要な工事だけに絞り込むことで費用を抑えられます。例えば、全ての部屋を洋室にするのではなく、優先順位の高い部屋だけを洋室にするなど、工夫が必要です。
2. 標準的な仕様を選ぶ
高級感のある素材や高機能な設備は、費用を大きく増加させます。標準的な仕様のキッチン、ユニットバス、トイレなどを選択することで、費用を抑えられます。ショールームで様々な価格帯の製品を比較検討してみましょう。
3. 自力作業でコスト削減
荷物の整理やゴミ処理、庭木の処理などは、業者に依頼するよりも自分で行う方が費用を大幅に削減できます。ただし、安全に作業できる範囲で行い、無理はしないようにしましょう。危険な作業は専門業者に依頼することをおすすめします。
4. 複数の業者に見積もりを依頼する
少なくとも3社以上の業者に見積もりを依頼し、比較検討しましょう。価格だけでなく、工事内容、保証内容なども確認し、信頼できる業者を選びましょう。インターネットでリフォーム業者を探す際には、口コミや評判も参考にすると良いでしょう。
5. 補助金制度の活用
自治体によっては、住宅リフォームに関する補助金制度が設けられている場合があります。該当する制度がないか、事前に確認してみましょう。
問2. 荷物やゴミの処理
荷物の整理とゴミの処理を自分で行うことで費用を削減できます。しかし、大量の荷物やゴミの処理は、時間と労力がかかります。ご自身で処理できる量と範囲を把握し、無理のない範囲で作業しましょう。粗大ゴミの処分方法などは、自治体のホームページなどで確認できます。
問3. 庭木の処理
庭木の処理も自分で行うことで費用を削減できます。しかし、高さ3mの木を自分で処理するのは危険が伴います。安全に作業できる範囲(例えば、低い枝の剪定など)に限定し、高所の作業や伐採は専門業者に依頼することを強くお勧めします。自治体によっては、剪定や伐採に関する補助金制度がある場合もありますので、確認してみましょう。
問4. 固定資産税
リフォームによって固定資産税が上がる可能性はあります。リフォームの内容、規模によって税額は変動します。リフォーム後に税務署に申告する必要があります。リフォーム前に税務署に相談し、税額の見込みを確認しておくと安心です。
まとめ:賢くリフォーム計画を進めよう
築35年の住宅のリフォームは、費用や作業に多くの課題がありますが、適切な計画と工夫次第で低予算でも実現可能です。複数の業者に見積もりを依頼し、比較検討しながら、自分にとって最適なリフォームプランを立てましょう。そして、安全を第一に、無理のない範囲で作業を進めてください。