築31年マンション購入の悩み:温泉付き物件と家賃15万円の選択

内装がフルリフォームされた部屋でも 築31年のマンションは買うべきではないでしょうか。 1981年8月なので旧建築法だと思います。 そのマンションが1080万で売られていて 今後家賃15万のマンションに住むかそこを買うか そのどちらかで迷っています。 他に選択肢があれば良いのですが 温泉付きのマンション希望なので選び様がないんです。(持病の関係で温泉治療を続けたい) 家賃15万の方は都心部で築6年 売りマンションは最寄り駅まで徒歩20分 都心部へはさらに電車で数駅です。 買った方が金銭的には断然良いのですが踏み切れません…補足温泉はどちらの物件も部屋まで引き込まれています。 他に大衆浴場が付いている所はあるのですが 大衆浴場だと塩素濃度も高く循環になるので入れません。 築31年の方の配管は特に心配です。。。 築6年の方も長く住めば心配になってきますが オーナーが大きい不動産会社で管理体制が良いです。 他にも気になるのは毎年の様に競売にかけられる事 競売にかけられるような住民が多いという事は 管理修繕費の滞納も多いってことですよね? 今後建替えの同意も得られずボロボロになって いくのかと思うと難しいのかなと考えてしまいます。

築31年マンション購入のメリット・デメリット

築31年のマンション購入は、確かに不安要素が多いのも事実です。しかし、1080万円という価格と、温泉付きという希少性も考慮すると、単純に「買うべきではない」と結論づけるのは早計です。 まずは、メリットとデメリットを整理してみましょう。

メリット

* **価格の安さ:** 家賃15万円を払い続けることを考えると、1080万円で購入すれば、長期的に見て大きなコスト削減になります。 仮に30年間住んだとすると、家賃総額は5400万円になります。
* **温泉付きの希少性:** 温泉付きマンションは非常に希少です。特に、部屋まで温泉が引き込まれているのは大きなメリットです。持病の治療にも繋がるため、この利便性は金銭的に換算できない価値があります。
* **リフォーム済み:** 内装がフルリフォーム済みであれば、入居直後の修繕費用を抑えられます。

デメリット

* **築年数の古さ:** 築31年という年齢は、配管や設備の老朽化が懸念されます。大規模修繕が必要になる可能性や、修繕費用が高額になる可能性も考慮しなければなりません。旧建築基準法に基づいて建てられている点も、耐震性や断熱性などの面で、現在の基準と比較して劣る可能性があります。
* **管理状況:** 競売物件が多い、管理費滞納が多いという点は、管理組合の運営状況に問題がある可能性を示唆しています。将来的な修繕計画や建替え計画への参加にも支障をきたす可能性があります。
* **立地:** 駅徒歩20分、さらに都心部へ電車で数駅かかる立地は、利便性という点では都心部の築6年マンションに劣ります。

家賃15万円のマンションのメリット・デメリット

一方、家賃15万円のマンションも、メリットとデメリットがあります。

メリット

* **築年数の新しさ:** 築6年であれば、設備の老朽化は比較的少なく、修繕費用も抑えられる可能性が高いです。
* **管理体制:** 大手不動産会社がオーナーであれば、管理体制がしっかりしている可能性が高く、安心感があります。
* **立地:** 都心部に位置し、利便性が高いです。

デメリット

* **家賃コスト:** 長期的に見ると、家賃総額は莫大な金額になります。
* **所有権がない:** 家賃を払い続けるだけで、資産価値は一切得られません。
* **温泉がない:** これは、質問者様にとって最大のデメリットでしょう。

専門家の視点:不動産鑑定士の意見

築31年のマンション購入を検討する際には、不動産鑑定士に査定を依頼することをお勧めします。鑑定士は、建物の状態、周辺環境、市場価格などを総合的に判断し、物件の適正価格を評価してくれます。また、修繕費用や将来的なリスクについてもアドバイスを受けることができます。

具体的なアドバイス:意思決定のためのチェックリスト

どちらの物件を選ぶか迷っている状況を打破するために、以下のチェックリストを活用して、ご自身の状況を整理してみましょう。

  • 予算: 購入費用だけでなく、修繕費用、管理費、固定資産税などを含めた総費用を算出しましょう。将来的に発生する可能性のある大規模修繕費用についても、見積もりを取っておくことが重要です。
  • ライフスタイル: 都心部の利便性と、温泉付きマンションの快適性、どちらを優先すべきか検討しましょう。通勤時間や生活圏の広さなども考慮してください。
  • 健康状態:** 温泉治療の必要性と、その効果を改めて確認しましょう。温泉が健康状態に与える影響を医師に相談することも有効です。
  • リスク許容度:** 築31年のマンション購入には、様々なリスクが伴います。そのリスクをどの程度許容できるかを客観的に判断しましょう。リスクが高いと感じる場合は、築6年の賃貸物件の方が安心かもしれません。
  • 管理組合の状況:** 管理組合の規約や過去の議事録を確認し、管理状況を詳細に把握しましょう。管理費の滞納状況や修繕計画なども確認することが重要です。
  • 専門家の意見:** 不動産鑑定士や建築士などの専門家に相談し、客観的な意見を聞きましょう。物件の価値やリスクについて、専門家の視点からアドバイスを受けることが重要です。

まとめ:最適な選択を

築31年の温泉付きマンションと、築6年の賃貸マンション、どちらを選ぶかは、あなたの優先順位とリスク許容度によって異なります。 上記のチェックリストを参考に、慎重に検討し、あなたにとって最適な選択をしてください。 最終的には、専門家の意見も参考にしながら、ご自身の判断で決断することが重要です。 後悔のない選択ができるよう、時間をかけてじっくりと検討しましょう。