築30~40年の一軒家リフォーム物件とアスベスト問題:安全な住まい選びのための徹底ガイド

アスベストについて 築30年〜40年くらいだと思われる一軒家を大々的にリフォームしている物件を借りるか考えているのですが、 現在リフォームの真っ最中で、今日見学に行って、元が相当古い物件だったのでアスベストが大丈夫なのか心配になりました。 家の外側を残して、部屋の間取りだとか中身を大きく変えたようなのですが、リフォームが終わればアスベストは心配要りませんか?改築する際に飛び散ると聞いたので、心配になりました。 宜しくお願いします。

築古物件のリフォームとアスベスト:知っておくべきリスクと対策

築30~40年の物件のリフォームは、アスベストの存在を考慮する必要がある重要なポイントです。アスベストは、かつて建材に広く使用されていた有害物質で、吸い込むと健康被害を引き起こす可能性があります。リフォームによってアスベストが除去されているか、あるいは適切な対策が施されているかをしっかり確認することが、安全な住まい選びには不可欠です。

アスベストはどこに潜んでいるのか?

アスベストは、建物の様々な箇所に使用されていた可能性があります。特に、築年数の古い物件では、以下の箇所にアスベストが含まれている可能性が高いです。

  • 天井材:吹き付けアスベスト、ボード状アスベスト
  • 壁材:吹き付けアスベスト、ボード状アスベスト、石綿含有タイル
  • 床材:ビニル床タイル、アスベスト含有シーリング材
  • 断熱材:吹き付けアスベスト
  • 配管:保温材

これらの箇所にアスベストが含まれている場合、リフォーム工事中に飛散し、健康被害のリスクが高まります。

リフォーム後のアスベストリスク:本当に大丈夫?

今回のケースのように、家の外側を残して内装を大きくリフォームした場合でも、アスベストのリスクが完全にゼロになるわけではありません。リフォーム業者がアスベストの有無を調査し、適切な除去や封じ込め措置を行っているかどうかが重要です。

リフォーム業者の対応を確認するポイント

  • アスベスト調査の実施:リフォーム前にアスベスト調査が行われたかを確認しましょう。調査報告書を提示してもらうように依頼し、アスベストの有無、含有量、位置などを確認します。専門機関による調査であることを確認することも重要です。
  • 適切な除去・封じ込め:アスベストが発見された場合、適切な除去または封じ込め工事が行われているかを確認しましょう。除去工事は、アスベスト飛散防止対策を徹底した上で、専門業者によって行われる必要があります。封じ込め工事は、アスベストを完全に除去するのではなく、既存のアスベストを安全に封じ込める方法です。
  • 工事後の検査:工事完了後、アスベストの残存がないことを確認するための検査が行われているかを確認しましょう。検査の結果を提示してもらうように依頼し、安全性が確認されていることを確認します。
  • 廃棄物の処理:アスベストを含む廃棄物は、適切な処理が行われる必要があります。処理方法や処理業者について確認しましょう。

専門家の意見:安心できる住まい選びのために

建築士や不動産会社などの専門家に相談することも有効です。専門家は、物件の築年数やリフォーム内容から、アスベストのリスクを適切に評価し、安全性の確認方法についてアドバイスしてくれます。

具体的な行動:安全な住まい選びのステップ

  1. リフォーム業者への確認:リフォーム業者にアスベスト調査の有無、調査結果、除去・封じ込め工事の内容、工事後の検査結果などを直接尋ねましょう。資料の提示を依頼することが重要です。
  2. 専門家への相談:建築士や不動産会社などに相談し、専門家の意見を聞きましょう。物件の状況やリフォーム内容を詳しく説明し、アドバイスを求めましょう。
  3. 契約前に確認:賃貸契約を結ぶ前に、アスベストに関する事項について、契約書に明記してもらうようにしましょう。万一、アスベスト関連の問題が発生した場合の責任分担についても明確にしておくことが大切です。
  4. 自治体への相談:必要に応じて、お住まいの自治体の環境衛生課などに相談してみましょう。アスベストに関する相談窓口が設置されている場合もあります。

まとめ:安心安全な住まい選びを

築古物件のリフォーム物件を選ぶ際には、アスベスト問題をしっかりと理解し、適切な対策を行うことが重要です。リフォーム業者や専門家と積極的にコミュニケーションを取り、安全性を確認してから契約するようにしましょう。 健康被害のリスクを最小限に抑え、安心して暮らせる住まい選びを心がけてください。

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