築30年鉄筋コンクリート住宅の和室、畳の沈みと床抜けの心配

床が抜けてしまわないか心配です。先日、ずっと欲しいと思っていたベッドを購入し、昨日2階の6畳和室の部屋に置きました。つい先程気づいたのですが、足を向けて寝る方の畳が少し沈んでいるように見えました。壁際の部分だけなのですが、2㎝程沈んでいると思います。この沈みはベッドを置く前からあるのか…それとも、置いてから沈んだのかはわかりません。畳はベッドを置く1週間程前に新しく張り替えた所です。このままベッドで寝ても大丈夫なのか…いつか床が抜け落ちてしまうのではないかと心配でたまりません…大丈夫なのでしょうか?ちなみにベッドの他にテレビ、3段の本棚×2、カラーボックス×6等が置いてあります。家は鉄筋コンクリート造で築30年です。

築30年住宅の床の強度と畳の沈み

築30年の鉄筋コンクリート造住宅で、畳が2cm沈んでいるとのこと、ご心配ですね。まず、鉄筋コンクリート造の住宅は、木造住宅と比べて床の強度がはるかに高いため、床が抜ける可能性は非常に低いと言えます。 しかし、畳の沈みは、今後の状況によっては注意が必要なサインかもしれません。

畳の沈みの原因

畳の沈みは、いくつかの原因が考えられます。

  • ベッドの重量と設置方法: 新しい畳とはいえ、ベッド、テレビ、本棚、カラーボックスと多くの家具を配置しているため、集中荷重がかかっている可能性があります。特に、ベッドは重量が大きく、一点に荷重がかかりやすい家具です。ベッドの脚が畳に食い込んでいたり、床に傷がついていたりしないか確認してみましょう。また、ベッドの脚の高さが低すぎると、畳への負担が大きくなります。
  • 畳の施工不良: 畳の張り替え直後であれば、施工不良の可能性も考えられます。畳の下地がしっかりしていない、または畳自体に問題がある場合、沈みやすくなります。施工業者に相談することをお勧めします。
  • 経年劣化: 築30年という年月を経て、床下地材の劣化や、湿気による影響も考えられます。特に和室は湿気に弱いため、床下換気が不十分だと、下地材が腐食し、強度が低下する可能性があります。
  • 既存の沈み: ベッドを設置する前から、わずかに沈んでいた可能性もあります。気づかなかっただけで、今回の家具配置によって、沈みが顕在化したのかもしれません。

具体的な対策と今後の注意点

まずは、沈んでいる箇所の状況を詳しく確認しましょう。

1. 沈み具合の精密な測定

定規やメジャーを使って、沈んでいる箇所の深さを正確に測定します。写真に撮っておくのも良いでしょう。

2. ベッドの脚の確認

ベッドの脚が畳に食い込んでいないか、床に傷をつけていないかを確認します。必要であれば、ベッドの脚に保護キャップを取り付けたり、床保護マットを敷いたりしましょう。

3. 家具の配置を見直す

家具の配置を見直し、重量物の集中を避けるようにします。可能であれば、ベッドの位置を変更したり、家具の一部を移動したりすることで、畳への負担を軽減できます。

4. 専門家への相談

もし、沈みが進行したり、不安が残る場合は、建築業者や畳職人に相談することをお勧めします。専門家の目で状況を確認してもらうことで、原因を特定し、適切な対策を講じることができます。床下調査が必要な場合もあります。

5. 床下換気の確認

床下換気が適切に行われているか確認しましょう。換気が悪いと湿気がこもり、床下材の腐食につながります。換気口の掃除や、必要に応じて換気扇の設置などを検討しましょう。

専門家の視点:構造エンジニアの意見

鉄筋コンクリート造の住宅の場合、床の強度自体に問題があることは稀です。しかし、集中荷重が長期にわたって続くと、下地材に影響が出る可能性は否定できません。特に、築30年経過していることを考慮すると、床下地材の劣化や湿気による影響を懸念する必要があります。専門家である構造エンジニアの視点から見ると、継続的なモニタリングが重要です。沈みが進行するようであれば、早急に専門家に相談することを強くお勧めします。

まとめ:安心安全なインテリアライフのために

畳の沈みは、必ずしも床抜けにつながるわけではありませんが、放置すると状況が悪化する可能性があります。 今回のケースでは、家具の配置を見直す、ベッドの脚の保護をする、専門家に相談するなど、いくつかの対策を講じることで、安心安全なインテリアライフを送ることができます。 大切なのは、早期発見と適切な対応です。少しでも不安を感じたら、専門家の意見を聞き、適切な対策を講じるようにしましょう。

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