築30年超賃貸住宅の修繕問題と安全対策:住み続けるための解決策

築30年以上の賃貸一戸建てについてです。敷金は何か月か払っているそうなのですが、築30年以上なので普通に住んでいても様々なところにガタがきていて大震災なんてきたら間違いなく耐震なんて不可能と思われるんですが、古いので窓は擦りガラス、シャワーなどなく、水洗トイレでもなく、風呂場近くの床は抜けてるのかガタガタでキッチンも部屋の隅なども傾いていて、このご時世に洗濯機は外にあります。家の中の引き戸も歪んでしまっているのか開きにくいし、窓も歪んでしまって開かないし、開いても閉まらないし、鍵も壊れています。空き巣に入られても仕方ない状態です。隙間で夜はとても寒い思いをしています。家賃も安いので仕方ないといって、親は大家に言おうとしません。言おうものなら実費で直せばいい、もうこのまま潰すだけだから嫌ならでていけばいいみたいなことを言うらしいです。出てけと言われればそれまでなんだからと言って終わってしまいます。例えそうでも、現時点で住んでいるのだし、敷金払っていているのに修復してもらえないものなんでしょうか。市に相談しに行ってこようかと言っても、余計なことをしてこじらす(じゃあ出てってくださいと言われてしまう)だけだからやめてと言われ特に何もしていません。耐震の診断が必要な家がどうのこうのと前、市の広報で見た気もしたのですが、本当に何もしてもらえないのでしょうか?また、震災がきて潰れてしまったり、普通に暮らしていてまさかの崩れが起きた時、弁償なんてことはあり得るのでしょうか?火災保険みたいなものには親は入っておらず、大家は入っているかもしれないですが。また、そうなって亡くなったり、家財が壊れたら大家にも責任はあるのでしょうか?部屋の壁や風呂場の修復などできるところは修復をしているのですが、素人が手直ししても、根本のところがガタがきているので結局何回も修復しているようですし、窓は歪んでしまってサッシに変えるしかなさそうなんですが、何件かある賃貸の中でうちはずっとすんでいるのでガラスです。ほかの物件は出入りがあった時に手直ししています。手直しして新たに貸すなら、いつ潰すのか知りませんが直してくれなきゃおかしい気がします。今まで、風呂の湯沸かし器が壊れたとかは親が全額払って、玄関のドアは全額大家か半額負担だそうです。出ていけばいいのですが、金銭的な事情で引っ越せずにいます。相談してなんとかなる話なのかどうか教えてください。

築古賃貸住宅における修繕責任と安全性の確保

築30年以上の賃貸住宅に住んでいらっしゃるご状況、大変お困りのことと思います。老朽化による様々な問題に加え、地震への不安、そして大家さんとの対応に悩まれている様子が伝わってきます。 まずは、冷静に現状を整理し、解決策を探っていきましょう。

1. 賃貸借契約書と敷金の確認

まず確認すべきは、賃貸借契約書です。契約書には、修繕責任の範囲や敷金の使用方法などが記載されています。特に「修繕義務」に関する条項を注意深く読みましょう。 通常、「通常の使用による損耗」は借主の負担「老朽化による損耗」や「構造上の欠陥」は貸主の負担となることが多いです。 敷金は、退去時の原状回復費用に充当されますが、老朽化による損耗は敷金から差し引かれないケースが多いです。 契約書の内容を元に、大家さんと交渉する際の根拠とします。

2. 老朽化による修繕請求:具体的な事例と対応策

現状の問題点を箇条書きにして、大家さんに提出しましょう。

  • 窓の歪み、開閉不良: 安全性の問題にも繋がるため、サッシ交換を強く要望しましょう。 写真や動画で現状を記録しておくことが重要です。
  • 風呂場床のガタつき: 危険な状態です。早急な修繕を要求しましょう。
  • キッチンの傾き、部屋の隅の傾き: 構造的な問題の可能性があります。専門家による調査を依頼するよう大家さんに要求しましょう。
  • 引き戸の歪み、開閉不良: 生活に支障をきたすため、修繕を依頼しましょう。
  • 鍵の故障: 防犯上の問題です。速やかな交換を要求しましょう。
  • 外に設置された洗濯機: これは、大家さんの責任とは言い切れませんが、改善を求めることは可能です。
  • 断熱性の低さ: 冬場の寒さ対策として、窓の断熱フィルムの貼付や、隙間風防止対策を提案してみましょう。

これらの問題点を具体的に説明し、写真や動画で証拠を残すことで、大家さんとの交渉を有利に進めることができます。 また、過去の修繕履歴(風呂の湯沸かし器、玄関ドアなど)も記録しておきましょう。 これらは、大家さんの修繕対応の姿勢を判断する材料になります。

3. 耐震性の問題と市の相談窓口

市の広報で見た耐震診断に関する情報については、市役所(建築課など)に問い合わせてみましょう。 築年数や構造によっては、耐震診断が義務付けられている場合や、補助金制度がある可能性があります。 大家さんに耐震診断を依頼するよう促すこともできます。

4. 地震による被害と責任

地震による建物の倒壊や家財の損壊については、大家さんの責任の有無は建物の状態や契約内容によって異なります。 老朽化による危険性を認識していながら修繕を怠っていた場合、大家さんに責任が問われる可能性があります。 しかし、地震は不可抗力であるため、完全な責任追及は難しいケースもあります。 火災保険については、大家さんが加入している可能性があります。 契約内容を確認し、被害状況によっては保険金が支払われる可能性もあります。

5. 専門家への相談

状況が改善しない場合、弁護士や不動産会社などの専門家に相談することをお勧めします。 専門家は、法律的な観点からアドバイスを行い、大家さんとの交渉をサポートしてくれます。 また、建築士に建物の状態を調査してもらうことで、修繕の必要性や費用を客観的に判断してもらうことも有効です。

6. 最悪のシナリオと対策

大家さんが全く対応してくれない場合、裁判という手段も考えられます。 しかし、裁判は時間と費用がかかります。 そのため、まずは交渉を優先し、専門家の力を借りながら解決を目指しましょう。 最終手段として、引っ越しを検討する必要も出てくるかもしれません。 その際は、家賃の滞納がないことを確認し、敷金の返還請求を行いましょう。

まとめ:具体的な行動計画

1. 賃貸借契約書を精査し、修繕責任の範囲を確認する。
2. 問題点を写真や動画で記録し、箇条書きにして大家さんに提出する。
3. 市役所に問い合わせ、耐震診断に関する情報を収集する。
4. 専門家(弁護士、不動産会社、建築士)に相談する。
5. 交渉が難航する場合は、裁判も視野に入れる。
6. 状況に応じて、引っ越しも検討する。

大切なのは、諦めずに、一つずつ問題に取り組むことです。 記録を残し、証拠を揃え、専門家の力を借りながら、安全で安心して暮らせる環境を確保しましょう。

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