築30年超えの住宅で畳のカビ臭に悩む!原因と解決策を徹底解説

畳からカビのようなにおいが出て困っています。 北海道で築30年を少し超えた家に20年ほど住んでいます。 いままで、いちどもこんな事はなかったのですが… 和室の畳の上にカーペットを敷いていました。今年は例年になく天候が悪く、湿度が高いせいでしょうか、ひと月ほど前から、畳の部屋のにおいが気になりだしました。 最初は、異臭というほどではなく、『古くなった畳のにおい』という感じのにおいが強くなってきたため、窓や床下換気口を開けるなど部屋の換気に気をつけていました。 しかし、ある日そのにおいにカビくさいような刺激臭が加わったため、カーペットをまくってみると、畳の上に一部、50cm四方ほどの面積に『きな粉』のような粉があったため、掃除機で除去し、畳を上げみたところ、畳の外観に異常はなく、裏面の防湿紙面に所々白い斑点状のものがあったので、カビキラーをかけたりして、畳を戻さず立てかけたまま3週間ほど放置して換気をしていました。 その間2日間、晴れ間を見て外で日光に当てています。 その後、1枚だけ5cm角の範囲に白カビを発見しましたが、カビキラーをかけるとなくなりました。 ファブリーズのような消臭剤もかけてみて、異臭も落ち着いたと思った昨日、また湿度が高くなった日に、ふたたび異臭が強くなりました。 もう畳を入れ替えるなどしか方法がないのでしょうか。。。 補足きのう、曇り空でしたが半日ほど外で風に当てました。 知人に聞いて、消毒用エタノールを霧吹きでかけてみましたが… 部屋に取り込んだ時に、1枚の畳表に、少しシロカビができていました (-.-;)

畳のカビ臭の原因を探る

築30年を超える住宅、特に北海道のような湿度の高い地域では、畳のカビ問題は深刻になりがちです。長年カーペットを敷いていたことで、畳の通気性が悪くなり、湿気がこもりやすくなったことが原因の一つと考えられます。 さらに、今年の天候不順による高湿度も、カビの発生を促進した可能性が高いです。 「きな粉」のような粉は、カビの胞子や、畳の材料であるイグサが劣化して発生した粉塵の可能性があります。 白い斑点はカビの初期症状である可能性が高いです。 エタノールによる消毒後にもカビが発生したことから、カビは既に畳内部に深く浸透している可能性があります。

畳のカビ対策:実践的な解決策

畳のカビ臭対策は、原因とカビの程度によって異なります。 現状では、表面的な対処では解決せず、より根本的な対策が必要な可能性が高いです。 以下、段階的な対策と、それぞれのメリット・デメリットを解説します。

1.徹底的な清掃と乾燥

まず、畳をすべて取り外し、裏面の防湿シートも含めて丁寧に掃除機で清掃します。 その後、天日干しを行うことが重要です。 ただし、北海道の気候では天日干しだけでは不十分な場合が多いです。 除湿機や扇風機を併用して、畳を完全に乾燥させましょう。 この工程で、カビの胞子や湿気を除去し、カビの繁殖を防ぐ効果が期待できます。

2.カビ除去剤の使用

カビキラーなどのカビ除去剤を使用する際は、必ず換気を十分に行い、ゴム手袋などを着用して、使用方法をしっかり守って使用しましょう。 ただし、カビが畳内部に深く浸透している場合は、表面的な処理だけでは効果が限定的です。

3.専門業者への相談

カビの発生が深刻な場合、または自分で対処できない場合は、畳の専門業者に相談することをお勧めします。 専門業者は、畳の状態を的確に判断し、適切な対策を提案してくれます。 例えば、部分的な畳の交換や、畳全体の張り替え、防カビ・防虫処理など、状況に応じた適切な処置をしてくれます。 費用はかかりますが、健康面や住宅の寿命を考えると、専門家による適切な処置が最も効果的です。

4.予防策:湿気対策の徹底

今後のカビ発生を防ぐためには、湿気対策が不可欠です。

  • 定期的な換気:窓を開けて自然換気をしたり、換気扇を使用したりして、部屋の空気を常に新鮮に保ちましょう。特に、梅雨時期や冬場の結露しやすい時期はこまめな換気が重要です。
  • 除湿機の活用:梅雨時期や湿度の高い時期は、除湿機を使用することで、室内の湿度をコントロールできます。 除湿機は、エアコンと併用することでより効果的です。
  • 床下換気の確認:床下換気口が塞がれていないか確認し、必要に応じて清掃しましょう。 床下の湿気は、畳のカビ発生に大きく影響します。
  • カーペットの使用を控える:カーペットは通気性を悪くするため、畳の上に敷くのは避けましょう。 どうしても敷く場合は、定期的に干して乾燥させる必要があります。
  • 調湿材の利用:畳の部屋に調湿材(炭や珪藻土など)を置くことで、湿気を吸収し、カビの発生を防ぐ効果が期待できます。

専門家の視点:畳の寿命と適切なメンテナンス

畳の寿命は、使用状況やメンテナンス状況によって異なりますが、一般的には10~15年と言われています。 築30年を超える住宅では、畳の寿命を既に超えている可能性があります。 今回のカビ問題は、畳の老朽化が原因の一つである可能性も考慮すべきです。 専門業者に相談することで、畳の現状を正確に把握し、適切なメンテナンス方法や交換時期の判断が得られます。

まとめ:畳のカビ対策は早めの対応が重要

畳のカビ問題は、放置すると健康被害や住宅の劣化につながる可能性があります。 早期発見と適切な対策が重要です。 今回のケースでは、既にカビが畳内部に浸透している可能性が高いため、専門業者への相談を強くお勧めします。 また、今後の予防策として、湿気対策を徹底することで、カビの発生を防ぎ、快適な住環境を保ちましょう。

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