築30年木造住宅の劣化とリフォーム:同居前に知っておきたいこと

家の寿命について教えてください。 私の実家は築26年、木造の二階建てです。今まで、給湯器を取り替えたくらいで、メンテナンスは全くしていません。 外壁にヒビが入っていたり、洗面所の壁紙がはがれかけていたり、洗面台の下の収納部分の底板が抜けていたり……先日は、一階の和室の鴨居の内側の壁(ザラザラした壁です)です)にヒビが入っているのと、その和室と玄関部分の天井(和室の上は普通の部屋、玄関の上はトイレです)に水のシミのような跡を見つけました。 最近になって、私の子供が小学生に上がる五年後くらいに同居する話が出たのですが、それまでメンテナンスやリフォームはする予定はなさそうです。 調べてみたら、きちんと手入れしていれば、家の寿命はかなり長いようですが、全く手入れをしなければ、やはり、見た目だけでなく見えない所も悪くなっていきますよね? 築30年の木造の家で、全くメンテナンスをしていない家で、考えられるのはどのような劣化でしょうか? 同居するときには、リフォームをしたいと考えていますが、水漏れなどを放置していたら、柱が腐ったりして、建て替えなければならなくなったりしますか? ちなみに、昔水田だった土地らしく、それを踏まえて基礎を作ったとかで、基礎はしっかりしている、と父は言っています。 全くの素人なので説明下手ですみません。こんな可能性があるよ、というのを教えて下さい。

築30年木造住宅の劣化:放置するとどうなる?

築26年の木造住宅で、メンテナンスを全くされていない状態とのこと。ご指摘の通り、見た目だけでなく、見えない部分にも深刻な劣化が進んでいる可能性があります。5年後、同居を予定されているとのことですので、早めの点検と対策が重要です。

考えられる劣化箇所と問題点

築30年の木造住宅で、全くメンテナンスをしていない場合、考えられる劣化は多岐に渡ります。ご報告いただいた状況を踏まえ、具体的に見ていきましょう。

  • 外壁のヒビ:ひび割れは、地震や経年劣化による基礎の沈下、あるいは木材の乾燥収縮などが原因です。放置すると、雨水の浸入経路となり、内部の腐食を招きます。ひび割れの大きさや数、位置によって、補修方法も変わってきます。
  • 洗面所の壁紙剥がれ:湿気や結露が原因です。下地まで腐食している可能性があり、放置するとカビの発生や悪臭の原因になります。壁紙の張り替えだけでなく、原因究明と湿気対策が必須です。
  • 洗面台下収納の底板抜け:経年劣化による木材の腐食、または水漏れが原因です。これも、放置するとカビや腐食が進行し、床下への被害も拡大する可能性があります。
  • 和室鴨居の壁のヒビ:これも、木材の乾燥収縮や地震などによるものです。ひび割れから湿気が侵入し、柱や壁の腐食につながる可能性があります。
  • 天井のシミ:雨漏りや排水管の漏水などが原因です。放置すると、天井材の腐食、カビの発生、下階への水漏れなど、深刻な被害につながります。原因特定が非常に重要です。
  • 基礎:昔水田だった土地に建てられているとのことですが、しっかりとした基礎であれば、地盤沈下による大きな問題は少ないでしょう。しかし、それでも経年劣化によるひび割れや、基礎と建物の接合部の劣化は起こりえます。専門家による点検が必要です。

放置による深刻な事態

これらの劣化を放置すると、以下の様な深刻な事態につながる可能性があります。

  • 柱の腐食:雨漏りや湿気によって柱が腐食すると、建物の構造強度が著しく低下し、倒壊の危険性も出てきます。
  • シロアリ被害:木材の劣化はシロアリの被害を招きやすく、建物の構造を深刻に損なう可能性があります。
  • カビの発生:湿気や雨漏りはカビの温床となり、健康被害にもつながります。
  • 建て替えが必要になるケース:深刻な腐食やシロアリ被害などが発生した場合、リフォームでは対応できず、建て替えが必要になるケースもあります。

同居前にすべきこと:点検とリフォーム計画

5年後の同居までに、現状把握と適切な対策が必要です。

専門家による点検

まずは、信頼できる建築士や住宅診断士に依頼し、建物の状態を詳細に点検してもらいましょう。点検では、目に見える部分だけでなく、床下や屋根裏などの見えない部分も確認してもらうことが重要です。点検結果に基づき、必要な修繕やリフォームの計画を立てましょう。

リフォームの優先順位

点検結果を元に、リフォームの優先順位を決めましょう。緊急性の高いものから順に、段階的にリフォームを進めることが重要です。

  • 雨漏り・水漏れ対策:天井のシミなど、雨漏りや水漏れが確認された場合は、最優先で修理が必要です。放置すると、柱や梁の腐食など、より大きな被害につながります。
  • 腐食部分の補修:洗面台下収納の底板や、ひび割れが見られる箇所は、腐食の進行を防ぐため、早めの補修が必要です。
  • 外壁の補修:ひび割れなどの補修は、雨水の浸入を防ぎ、建物の寿命を延ばすために重要です。
  • 内装リフォーム:壁紙の張り替えなどは、居住性を高めるために行いましょう。ただし、緊急性が高い箇所の修理が完了してから行うのが望ましいです。

リフォーム費用と資金計画

リフォーム費用は、点検結果やリフォーム内容によって大きく異なります。事前に費用を概算で算出し、資金計画を立てておくことが重要です。住宅ローンやリフォームローンなどを検討することもできます。

まとめ

築30年の木造住宅は、適切なメンテナンスを行うことで、まだまだ長く住み続けることができます。しかし、長期間メンテナンスを怠ると、深刻な劣化が進み、リフォーム費用が高額になったり、最悪の場合、建て替えが必要になる可能性もあります。5年後の同居を予定されているとのことですので、早めの点検とリフォーム計画を立てることを強くお勧めします。専門家の意見を参考に、安心安全な住まいを実現しましょう。

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