築30年平屋の増築:2階建て4部屋の費用と水回りなしの影響

築30年くらいの平屋に、増築を考えています。総坪数20の2階建で4部屋欲しいです。寝室として使いたいので水周りはいりません。費用はどれくらいかかるか、大体でいいので教えてください。あと、水周りがない分少し安くなると考えているのですが、あってますか?ちなみに北海道在住です。よろしくお願いします。

増築費用:北海道での2階建て4部屋(約20坪)の概算

築30年の平屋への増築、しかも2階建て4部屋という大規模な工事になりますので、費用は決して安くはありません。正確な費用は、設計図に基づいた見積もりを建築業者から取る必要がありますが、いくつかの要素を考慮した概算費用をお伝えします。

まず、北海道という寒冷地であることを考慮する必要があります。寒冷地仕様の建築資材や工法は、暖地と比べて費用が高くなる傾向があります。また、地盤調査や基礎工事も、凍土などの影響を受けやすいため、追加費用が発生する可能性があります。

次に、増築面積(約20坪)と部屋数(4部屋)から、建築費用を推測します。一般的な住宅の建築費用は坪単価で計算されることが多く、北海道の場合、坪単価は地域や工法、使用する資材によって大きく変動しますが、50万円~80万円/坪程度と考えるのが妥当でしょう。

増築の場合、既存の建物との接続部分の工事や、既存建物の補強工事なども必要になるため、新築よりも費用が高くなる傾向があります。

よって、20坪の増築費用は、坪単価を仮に70万円とすると、1400万円~1600万円程度と見積もることができます。しかし、これはあくまで大まかな概算であり、以下の要素によって大きく変動します。

  • 使用する建築資材:高級感のある木材や断熱材を使用すれば、費用は高くなります。
  • 工法:在来工法、ツーバイフォー工法、軽量鉄骨造など、工法によっても費用は大きく異なります。
  • 設備仕様:電気設備、照明器具、窓の種類など、設備仕様によっても費用は変動します。
  • 設計費用:設計事務所に依頼する場合は、別途設計費用が発生します。
  • 地盤改良費用:地盤調査の結果、地盤改良が必要な場合は、追加費用が発生します。
  • 許認可費用:建築確認申請などの費用も必要です。
  • 解体費用(既存部分の改修が必要な場合):既存建物の改修が必要な場合は、解体費用が発生します。

水回りの有無による費用への影響

水回りを設置しないことで費用が安くなるかというご質問ですが、必ずしも安くなるとは限りません

確かに、浴室、トイレ、キッチンなどの設備費用は削減できますが、排水設備工事や配管工事の一部は、寝室のみの増築であっても必要となる可能性があります。また、将来的な改修や増築を考慮すると、水回りのための配管スペースを確保しておく方が、後々の費用を抑えられる可能性もあります。

専門家の視点から見ると、水回りを完全に排除することで、将来的な使い勝手の悪さや、建物の価値低下につながる可能性も考慮する必要があります。

具体的なアドバイスと注意点

増築を検討する際には、以下の点を考慮しましょう。

  • 複数の業者に見積もりを依頼する:少なくとも3社以上の業者に見積もりを依頼し、比較検討しましょう。費用だけでなく、業者の対応や信頼性も重要な判断材料です。
  • 設計図をしっかり確認する:設計図の内容を理解し、不明な点は業者に質問しましょう。図面と見積もりが一致しているかを確認することが重要です。
  • 契約内容を丁寧に確認する:契約書の内容をしっかり理解し、不明な点は業者に確認しましょう。特に、工事期間や支払い方法、保証内容などを確認しましょう。
  • 地元の工務店に相談する:北海道の気候風土に精通した地元の工務店に相談することで、適切なアドバイスを受けられます。
  • 補助金制度の活用:自治体によっては、住宅改修に関する補助金制度があります。該当する制度がないか確認しましょう。

まとめ

20坪の2階建て4部屋の増築費用は、北海道の場合、1400万円~1600万円程度と概算できますが、これはあくまで目安です。正確な費用を知るためには、複数の業者に見積もりを依頼し、詳細な設計図を作成してもらう必要があります。水回りの有無による費用への影響は、ケースバイケースですので、業者に相談して判断しましょう。増築は大きな費用と時間を要する工事です。計画段階から慎重に進め、後悔のない選択をしてください。

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