築30年団地最上階(5階)の暑さ寒さ対策|角部屋3方向開口のメリット・デメリットと快適な住まい方

築30年の団地の最上階(5階)への入居を検討しています。最上階のデメリットとして、屋上からの熱が伝わって、夏は暑く冬は寒いという事が挙げられると思うのですが、実際どの程度のものなのでしょうか?同じくらいの築年数の団地の、最上階物件への居住経験のある方、主観での経験談を教えて欲しいです!ちなみに角部屋で三方向外に面しております。

築30年団地最上階の暑さ寒さ問題:実態と対策

築30年の団地、最上階(5階)の角部屋、三方向開口という条件での居住を検討されているとのこと。確かに、最上階は屋上からの熱の影響を受けやすく、夏暑く冬寒いという懸念は現実的な問題です。しかし、その程度や対策は、建物の構造、断熱性能、そして適切な対策を行うことで大きく変わってきます。今回は、経験談と具体的な対策を交えながら、快適な住まい方について解説します。

夏場の暑さ:具体的な体感と対策

経験談:同じような条件の団地で10年以上最上階に住んでいた経験からお話します。夏は確かに暑いです。特に真夏の直射日光が当たる時間帯は、日射遮蔽対策をしないと、室内温度が30℃を超えることもありました。しかし、それは適切な対策を怠っていたから。以下に具体的な対策を記します。

  • 断熱カーテン・遮光カーテンの活用:厚手の遮光カーテンや断熱カーテンは必須です。昼間は必ず閉めて、直射日光を遮断することで、室温上昇を大幅に抑制できます。効果的なのは、遮熱効果のあるアルミコーティングが施されたカーテンです。
  • 窓の工夫:窓に遮熱フィルムを貼るのも効果的です。比較的安価で施工も容易です。さらに、窓を開ける時間帯にも工夫が必要です。早朝や夕方など、気温が低い時間帯に換気を行うようにしましょう。
  • エアコンの効率的な使用:適切な設定温度(28℃程度)でエアコンを使用し、こまめなオンオフではなく、長時間運転することで省エネ効果を高められます。サーキュレーターと併用することで、室内の温度ムラを解消し、より快適に過ごせます。
  • 日よけ対策:ベランダにすだれやよしずを設置するのも有効です。外からの熱を遮断し、室温上昇を防ぎます。特に西日が強い場合は、西側の窓への対策が重要です。
  • 植栽:可能であれば、ベランダなどに、日陰を作る効果のある植物を植えるのも良いでしょう。ただし、植物の種類によっては、虫が発生する可能性もあるので注意が必要です。

冬場の寒さ:具体的な体感と対策

経験談:冬は、窓から冷気が入ってきます。特に、外壁と接している部分の寒さは顕著でした。しかし、適切な対策を行うことで、快適な温度を保つことが可能です。

  • 断熱カーテン・防寒対策:夏場と同様に、断熱カーテンは必須です。窓際に断熱シートを貼ったり、窓枠に隙間テープを貼ることで、窓からの冷気侵入を防ぎます。
  • 床暖房・カーペット:床からの冷え込み対策として、床暖房の導入や、厚手のカーペットを敷くことをおすすめします。特に、築30年の団地の場合、床の断熱性能が低い可能性が高いので、これらの対策は非常に有効です。
  • エアコンの暖房機能:エアコンは暖房にも使用できます。しかし、電気代が高くなるため、補助的な暖房として使用する方が賢明です。床暖房やカーペットと併用することで、効率的に暖房できます。
  • 窓の断熱リフォーム:予算に余裕があれば、窓の断熱リフォームを検討しましょう。窓を二重窓にすることで、断熱性能が大幅に向上します。長期的な視点で考えると、費用対効果の高い投資と言えるでしょう。

専門家の視点:建築士からのアドバイス

建築士の視点から見ると、築30年の団地の最上階は、断熱性能が低い可能性が高いです。そのため、上記の対策に加え、以下の点にも注意が必要です。

* 建物の調査:入居前に、建物の状態をしっかりと確認することが重要です。特に、屋根や外壁の劣化状況、窓の気密性などをチェックしましょう。
* 専門家への相談:不安な点があれば、建築士や不動産会社に相談することをおすすめします。専門家のアドバイスを受けることで、より適切な対策を行うことができます。

まとめ:快適な住まいを実現するために

築30年の団地最上階は、夏暑く冬寒いというデメリットがありますが、適切な対策を行うことで、快適な住まいを実現できます。今回ご紹介した対策を参考に、ご自身の状況に合わせた対策を検討し、快適な生活を送ってください。

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