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築30年住宅の個性と魅力を活かすインテリア戦略
築30年の住まい、濃いめの黄色っぽい木の床、ガスコンロ、和室… これらは決してデメリットではありません!むしろ、それらを活かすことで、他にはないあなただけの、温もりと個性を兼ね備えた空間を創り出すことができます。 白やベージュのカフェ風インテリアに憧れる気持ちも分かりますが、無理に合わせようとすると、かえって統一感が失われ、居心地の悪さにつながる可能性があります。まずは、ご自宅の既存の要素を受け入れ、それをベースにインテリアを考えていきましょう。
現状分析と課題整理:インテリア迷子からの脱出
現状の課題を整理すると、以下の3点が挙げられます。
- 床の色との調和が取れていない:濃いめの黄色っぽい木の床と、白やベージュのインテリアの組み合わせに違和感がある。
- 和室との調和が取れていない:和室の存在がインテリア全体の統一感を阻害している。
- 漆塗りの食器棚の存在感:大きくて主張の強い漆塗りの食器棚が、インテリア全体のバランスを崩している。
これらの課題を解決するために、まずは、既存の家具や建材の色味、素材感を活かしたインテリアコーディネートを検討してみましょう。
解決策:既存の要素を活かしたインテリアコーディネート
1. 床の色味を活かす
濃いめの黄色っぽい木の床は、温かみと落ち着きを与えてくれます。この床の色味をベースに、インテリアの色選びを検討しましょう。ベージュやブラウン系の家具や小物を取り入れることで、自然な調和を生み出すことができます。例えば、ソファカバーをベージュやブラウン系のものに交換するだけでも、空間全体の印象が大きく変わります。
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2. 和室との調和
和室は、そのまま残して、畳の素材感を活かしたインテリアを取り入れるのも良いでしょう。例えば、畳の色に合わせたクッションや座布団を配置したり、和風の照明器具を取り入れることで、和室と洋室の調和を図ることができます。また、衝立などを用いて、和室と洋室をさりげなく仕切るのも効果的です。
3. 漆塗りの食器棚を活かす
捨てられない事情のある漆塗りの食器棚は、目隠しをするのではなく、その存在感を活かす方向で考えてみましょう。
- 目隠し布の素材を変える:現在の目隠し布を、より落ち着いた色合いの麻やリネン素材のものに変えてみましょう。和の雰囲気と調和し、上品な印象になります。
- 照明で演出する:食器棚にスポットライトを当てて、漆塗りの光沢感を強調することで、存在感をプラスの要素に変えることができます。間接照明を使うと、より落ち着いた雰囲気になります。
- 周りのインテリアとの調和:食器棚の周囲に、和風の小物や植物を配置することで、食器棚の存在感を和らげ、インテリア全体との調和を図ることができます。例えば、竹のコースターや、落ち着いた色の花瓶などを置いてみましょう。
- 食器棚の天板を活用:食器棚の天板の上に、観葉植物や、落ち着いた色のランチョンマットなどを置くことで、視覚的なアクセントになります。
4. 韓国小物との調和
韓国小物は、他のインテリアと調和しない場合、一旦片付けてみましょう。他のアイテムと組み合わせることで、うまく調和する可能性もあります。例えば、落ち着いた色の韓国小物を選んでみたり、和風の小物と組み合わせるのも良いでしょう。
具体的なアクションプラン
- ソファカバーの交換:ベージュやブラウン系のソファカバーに交換する。
- クッションやブランケットの追加:ベージュやブラウン系のクッションやブランケットを追加して、温かみのある空間を作る。
- 照明の見直し:間接照明を取り入れて、落ち着いた雰囲気を作る。
- グリーンの導入:観葉植物などを配置して、自然な雰囲気を取り入れる。
- 食器棚の目隠し布の変更:麻やリネン素材の落ち着いた色の目隠し布に変更する。
- 小物の整理:浮いていると感じられる小物を一旦片付け、本当に必要なものだけを残す。
専門家の視点:インテリアコーディネーターのアドバイス
インテリアコーディネーターの視点から見ると、ご自宅の課題は「既存の要素と新しい要素の調和」にあります。無理に流行のスタイルに合わせようとせず、既存の床や和室、食器棚といった要素を活かすことで、オリジナリティあふれる空間を創り出すことができます。 色選びにおいては、床の色味をベースに、ベージュやブラウンなどの自然な色味を基調とし、アクセントカラーとして緑や青などの自然の色を取り入れると、より調和のとれた空間になります。
まとめ:少しずつ、丁寧に、あなただけの空間を
インテリアは、一気に変えようとせず、少しずつ、丁寧に、自分らしい空間を作っていくことが大切です。今回のアドバイスを参考に、まずは一つずつ、できることから始めてみてください。 焦らず、楽しみながら、あなただけの素敵な空間を創り上げていきましょう。