築30年以上賃貸アパートの畳部屋に絨毯を敷く際の注意点と対策

畳の部屋に絨毯を敷いて生活する事について質問です。 今度6畳と4.5畳の畳の部屋のある築30年以上の賃貸アパートに引っ越します。 畳は全て表替済です。 入居前に畳用のダニ取り(針を刺すやつ)と水のバルサンをして掃除機をかけてから、畳の上に防カビ防虫のシートをしき、絨毯を引こうと考えています。 父に1ヶ月に1回は絨毯を上げて畳に風通しをしないとカビで大変な事になると言われました。 ベットやら家具やらを毎回動かす事は女の私にとっては、とうてい無理な事なので、絨毯を敷く事を諦めようと思っていますが、その前に経験されている方がいらっしゃれば、お知恵を借りたいです。 注意点を含め、教えて頂けますでしょうか。 どうぞ宜しくお願い致します。

築古物件の畳部屋と絨毯:カビ対策が最重要

築30年以上の賃貸アパート、しかも畳部屋への引っ越し、おめでとうございます!そして、畳の部屋に絨毯を敷くかどうかのご心配、よく分かります。 お父様のおっしゃる通り、通気性が悪くなるとカビの発生リスクは高まります。しかし、毎月家具を移動させるのは確かに大変です。そこで、絨毯を敷くことと、カビ対策を両立させる方法を考えてみましょう。

絨毯敷きのメリットとデメリット

まず、絨毯を敷くメリットとデメリットを整理します。

メリット

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  • 保温性向上:畳よりも断熱性が高く、冬場の足元が冷えるのを防ぎます。
  • 防音効果:生活音を軽減する効果があります。
  • 快適性向上:裸足で歩く際に、畳よりも柔らかく快適です。
  • デザイン性:様々なデザインの絨毯を選べるため、インテリアの幅が広がります。

デメリット

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  • カビ・ダニの発生リスク:通気性が悪くなり、カビやダニが発生しやすくなります。
  • 掃除の手間:絨毯の掃除は畳に比べて手間がかかります。
  • 湿気のこもり:湿気がこもりやすく、畳の劣化を促進する可能性があります。

カビ対策:実践的な解決策

絨毯を敷いてもカビを防ぐためには、以下の対策が重要です。

1. 徹底した事前準備

* 畳の清掃:入居前に畳の清掃は必須です。ダニ取り、バルサン、掃除機かけに加え、プロによる畳クリーニングを検討しましょう。専門業者なら、より深く畳の汚れやダニを除去できます。
* 防カビ・防虫シートの選定:防カビ・防虫効果のあるシートは、種類によって効果が異なります。通気性の良い素材を選び、シートと畳の間に隙間を作る工夫も重要です。市販の防湿シートだけでなく、通気性を重視した「調湿シート」も検討しましょう。
* 除湿対策:除湿機を常時稼働させる、または定期的に窓を開けて換気するなど、部屋全体の湿度管理が重要です。特に梅雨時期や雨の日は注意が必要です。

2. 絨毯選びのポイント

* 素材:通気性の良い素材を選びましょう。天然素材(ウール、綿など)は通気性に優れていますが、お手入れが大変な場合があります。化学繊維(ポリエステルなど)は比較的お手入れが簡単ですが、通気性は天然素材に劣ります。
* 厚さ:厚すぎる絨毯は通気性を悪くするので、薄手の絨毯を選ぶのがおすすめです。
* 裏地:滑り止め付きの絨毯は、家具の移動を容易にする場合があります。

3. 定期的なメンテナンス

* 定期的な掃除:掃除機をかけるだけでなく、定期的に絨毯を叩いたり、天日干ししたりして、湿気を飛ばしましょう。
* 部分的な風通し:毎月全ての家具を動かすのは大変ですが、ベッドや家具の一部を定期的に移動して、畳に風を通すことを心がけましょう。例えば、ベッドを週に一度数時間移動させるだけでも効果があります。
* 湿気取り:除湿剤や除湿シートを絨毯の下に敷くのも効果的です。

4. 絨毯以外の選択肢

絨毯以外の床材も検討してみましょう。

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  • ラグ:絨毯よりも小さく、移動が容易です。部分的に敷くことで、畳の通気性を確保できます。
  • ジョイントマット:手軽に敷き詰められ、掃除も簡単です。畳の上に敷く場合は、通気性に注意しましょう。

専門家の意見

インテリアコーディネーターの視点からすると、築古物件の畳部屋に絨毯を敷く場合は、通気性と湿度管理が非常に重要です。絨毯の種類だけでなく、部屋全体の環境を整えることが、カビ対策の成功に繋がります。定期的な換気と除湿は怠らないようにしましょう。

まとめ:快適さと安心を両立させるために

築30年以上の賃貸アパートの畳部屋に絨毯を敷くことは、快適な生活空間を作る一方で、カビ対策という課題も持ち合わせます。しかし、適切な準備と継続的なメンテナンスを行うことで、これらの課題を克服し、快適で安心できる住まいを実現できます。 本記事で紹介した対策を参考に、あなたにとって最適な方法を見つけてください。

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