築30年以上の鉄骨造住宅で聞こえる謎の足音…原因と対策

誰もいない部屋から足音がします。僕が5年前まで住んでいた家は、もともと倉庫でそれをリホームして築30年以上前の家です。鉄骨でできています。僕はその家に15年ほど住んでいました。母親から聞いた話ですが、家に一人でいるときに誰もいない部屋や、一階にいるときに2階で足音がしたり、2階にいるときに一階で足音がしたそうです。昼間でも音がすると言っています。関係ないと思いますが隣に葬儀屋の倉庫があります。頭がおかしいわけでわありません。

築30年以上、元倉庫の鉄骨造住宅における不可解な足音の原因を探る

長年住み慣れた、築30年以上、元倉庫をリフォームした鉄骨造住宅で発生する謎の足音。ご心配されているお気持ち、よく分かります。原因を特定し、安心できる住環境を取り戻すための具体的なステップを一緒に考えていきましょう。 まずは、可能性のある原因をいくつか検討してみましょう。

1.建物の構造と経年劣化による音

築30年以上経過した鉄骨造住宅では、経年劣化による様々な音が発生する可能性があります。

  • 鉄骨の伸縮:気温の変化によって鉄骨が伸縮し、その際に軋む音が発生することがあります。特に、古い建物では、鉄骨の腐食や接合部の緩みが原因で、より顕著に音が聞こえる可能性があります。
  • 配管の音:給排水管やガス管の老朽化、配管の固定不良によって、水流や風圧によって音が発生することがあります。特に夜間は、周囲の音が少ないため、小さな音も大きく感じられます。
  • 床材の軋み:床材の劣化や、床下地材のズレ、釘の緩みなどが原因で、人が歩いた時だけでなく、温度変化や風の影響でも軋む音が発生することがあります。
  • 壁や天井の空洞音:壁や天井内部の空洞部分に風が入り込むことで、風の音が共鳴して足音のように聞こえる場合があります。特に鉄骨造の場合、空洞部分が多い可能性があります。

これらの音は、特定の場所に留まらず、家全体に響き渡る可能性があり、誰もいない部屋から聞こえるように感じさせることがあります。

2.外部からの音

隣接する葬儀屋の倉庫の存在も、気になる点です。しかし、直接的な関連性は低いと考えられますが、可能性を完全に排除することはできません。

  • 倉庫からの振動:倉庫内で作業を行う際に発生する振動が、建物の構造を通じて伝わってくる可能性があります。特に、鉄骨造は振動を伝えやすい構造です。
  • 近隣の騒音:近隣からの騒音(交通騒音、工事の音など)が、建物の構造によって増幅され、足音のように聞こえる可能性も考えられます。

3.心理的な要因

長年住み慣れた家での出来事だけに、心理的な影響も無視できません。

  • 環境音への過敏性:長期間にわたるストレスや疲労によって、普段は気にならない小さな音にも過敏に反応してしまうことがあります。特に、一人でいる時や夜間は、不安感が増幅され、音に敏感になる傾向があります。

具体的な対策と専門家への相談

まずは、ご自身でできる対策から試してみましょう。

1.音源の特定

  • 音の発生場所と時間帯を記録する:足音が聞こえた日時、場所、状況などを詳細に記録することで、音の原因を特定する手がかりになります。メモやアプリを活用しましょう。
  • 音の大きさを確認する:実際に録音してみることで、音の大きさを客観的に把握できます。スマートフォンやICレコーダーなどを活用しましょう。
  • 建物の点検を行う:配管や床下、壁などを点検し、緩みや破損がないかを確認します。必要に応じて、専門業者に点検を依頼しましょう。

2.対策の実施

  • 配管の固定:配管が緩んでいる場合は、しっかりと固定しましょう。専門業者に依頼する方が安心です。
  • 床鳴りの修理:床鳴りが原因の場合は、床下地材の補修や、床材の交換が必要となる場合があります。専門業者に相談しましょう。
  • 防音材の設置:壁や天井に防音材を設置することで、外部からの騒音や建物の内部からの音を軽減することができます。専門業者に相談して適切な防音材を選びましょう。
  • 生活習慣の見直し:過度なストレスや疲労は、音への過敏性を高めます。規則正しい生活を心がけ、十分な睡眠を取りましょう。

3.専門家への相談

ご自身で原因特定や対策が難しい場合は、専門家への相談を検討しましょう。

  • 建築士:建物の構造や経年劣化による音の問題について、専門的なアドバイスを受けることができます。
  • 不動産業者:古い建物のリフォームや修繕に関する知識が豊富です。
  • 騒音測定業者:騒音レベルを測定し、原因特定に役立ちます。

まとめ

築30年以上の鉄骨造住宅で発生する謎の足音は、様々な原因が考えられます。まずは、ご自身でできる範囲で音源の特定と対策を行い、それでも解決しない場合は、専門家への相談を検討しましょう。 安心できる住環境を取り戻すために、一つずつ丁寧に解決していきましょう。

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