築30年以上の家の照明交換:四角型ライトから丸型シーリングライトへの交換は可能?

部屋のライトについて相談です。実家の部屋のライトが写真のような四角のタイプです。築30数年の家で一度も変えていないライトなのですが、暗いです。棒タイプの照明なのですが、新品に変えても暗いです。外側のプラスチックの容器?がダメなんだろうと思い、丸型のシーリングライトに変えたいのですがそもそも、この四角のライトを外して丸型のライトは設置できるのでしょうか?何か工事をしないといけませんか?

築30年以上の住宅における照明交換:注意点と手順

築30年以上経過した住宅の場合、照明器具の交換は、一見簡単そうに見えても、いくつかの注意点があります。特に、古いタイプの照明器具は、現在の規格と異なる場合や、配線状況が複雑になっている可能性があります。そのため、安全に、そしてスムーズに交換を行うためには、いくつかのポイントを押さえておくことが重要です。今回は、四角型の古い照明器具から丸型のシーリングライトへの交換について、具体的な手順と注意点、そして専門家のアドバイスを交えて解説します。

1. 照明器具の確認と現状把握

まずは、現状の照明器具をよく観察しましょう。写真から判断すると、おそらく埋め込み型の照明器具のようです。このタイプの照明器具は、天井に埋め込まれているため、交換には多少の作業が必要になります。

* 器具の種類の確認: 器具本体にメーカー名や型番が記載されている場合があります。この情報があれば、交換可能なシーリングライトの選定に役立ちます。
* 配線の確認: 照明器具を取り外す前に、必ずブレーカーを落とし、電源を遮断してください。これは感電事故を防ぐために非常に重要です。配線の状態(被覆の劣化など)も確認し、必要に応じて電気工事士に相談しましょう。古い住宅では、配線が劣化している可能性もあります。
* 天井の確認: 天井の構造を確認します。石膏ボードなどであれば比較的容易に交換できますが、コンクリート天井の場合は、専門業者への依頼が必要になる場合があります。

2. 丸型シーリングライトへの交換可能性

古い四角型の照明器具から丸型シーリングライトへの交換は、多くの場合可能です。ただし、天井の構造や配線状況によっては、追加工事が必要になるケースもあります。

* 天井への穴のサイズ: 既存の四角型照明器具の開口部が、新しい丸型シーリングライトの取り付け部分よりも小さい場合は、開口部を広げる必要があります。これは、DIYで対応できる場合もありますが、不器用な場合は専門業者に依頼することをお勧めします。
* 配線の種類と本数: 古い住宅では、配線の種類や本数が現在の規格と異なる場合があります。配線が不足している場合、追加工事が必要になります。また、配線の状態が悪い場合は、安全のために交換が必要です。
* 取り付け金具: 多くの丸型シーリングライトは、天井に直接取り付けられるようになっていますが、古いタイプの照明器具には専用の取り付け金具が必要な場合があります。

3. 専門家への相談

DIYに自信がない場合、または配線状況に不安がある場合は、電気工事士に相談することを強くお勧めします。電気工事士は、安全な作業手順を熟知しており、適切なアドバイスや施工を行ってくれます。

* 電気工事士への依頼: 電気工事士への依頼は、費用がかかりますが、安全面を考慮すると非常に重要です。特に、古い住宅の場合、配線状況が複雑になっている可能性があり、不適切な作業は火災などの危険につながる可能性があります。
* 見積りの取得: 複数の電気工事士に見積もりを依頼し、価格や作業内容を比較検討しましょう。

4. シーリングライト選びのポイント

シーリングライトを選ぶ際には、以下の点を考慮しましょう。

* 明るさ(ルーメン): 部屋の広さや用途に合わせて適切な明るさのシーリングライトを選びましょう。一般的に、6畳の部屋であれば約810ルーメン、8畳の部屋であれば約1200ルーメン以上の明るさが推奨されています。
* 色温度(ケルビン): 色温度は、光の色の温度を表します。低いケルビン値は暖色系、高いケルビン値は寒色系です。リラックスしたいリビングルームには暖色系、作業効率を高めたい書斎には寒色系が適しています。
* デザイン: 部屋のインテリアに合うデザインを選びましょう。シンプルでモダンなデザインから、クラシックで豪華なデザインまで、様々な種類があります。
* 機能: 調光機能や調色機能、リモコン操作など、便利な機能が付いているシーリングライトもあります。

5. 交換手順(専門家の指導のもとで行ってください)

1. ブレーカーを落とし、電源を遮断します。
2. 古い照明器具を取り外します。
3. 新しいシーリングライトを取り付けます。
4. ブレーカーを上げて、電源を投入します。
5. 照明が正常に点灯することを確認します。

まとめ:安全第一で照明交換を

古い照明器具の交換は、一見簡単そうに見えますが、安全に作業を行うためには、専門知識と経験が必要です。DIYに自信がない場合は、必ず電気工事士に依頼しましょう。安全を確保し、快適な空間を実現するために、適切な手順と専門家のアドバイスを参考に、照明交換を進めてください。

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