築30年中古物件のリフォーム費用は?56坪RC造3階建て全面リフォームの費用とポイント

気になる中古物件があります。古いので、リフォームが必要なので全部でだいたいいくらくらいかかりますか? 築30年 RC造 三階建て 延べ面積 56坪 リフォーム検討箇所 外壁 屋根 トイレ 洗面所 キッチン バス 全面のクロス バルコニー 玄関 一階の三部屋ある部屋を一間にしてして広いリビングにしたい。

築30年RC造3階建て、56坪物件のリフォーム費用概算

築30年のRC造3階建て、延べ面積56坪の物件を全面リフォームする場合、費用は最低でも1,000万円から、状況によっては2,000万円を超える可能性があります。これは、リフォーム箇所の広範囲さ、RC造特有の工事の複雑さ、そして希望する仕上がりレベルによって大きく変動するためです。

費用内訳の例

以下は、費用内訳の例です。あくまで目安であり、実際の費用は業者に見積もりを取って確認する必要があります。

  • 外壁塗装: 100万円~200万円 (面積、使用する塗料によって変動)
  • 屋根工事: 100万円~300万円 (屋根材の種類、葺き替えか重ね葺きかによって変動)
  • トイレ: 20万円~50万円 (トイレの種類、機能によって変動)
  • 洗面所: 30万円~80万円 (洗面台、収納、デザインによって変動)
  • キッチン: 80万円~200万円 (システムキッチンの種類、機能、サイズによって変動)
  • バスルーム: 80万円~150万円 (ユニットバスの種類、サイズ、機能によって変動)
  • クロス張替え: 50万円~100万円 (面積、使用するクロスによって変動)
  • バルコニー: 10万円~50万円 (修繕、防水工事の必要性によって変動)
  • 玄関: 10万円~30万円 (ドア、床、壁の工事によって変動)
  • 間仕切り変更(3部屋→1部屋): 50万円~100万円 (構造上の変更が必要な場合、費用は高くなる)
  • その他諸経費: 50万円~100万円 (設計費用、申請費用、廃材処理費用など)

これらの費用を合計すると、最低でも1,000万円、高額な設備やデザインを採用すれば2,000万円を超えることも十分に考えられます。

費用を抑えるためのポイント

高額なリフォーム費用を抑えるためには、いくつかの工夫が必要です。

1. リノベーション範囲の絞り込み

すべての箇所を一度にリフォームするのではなく、優先順位をつけて段階的にリフォームを進めることを検討しましょう。例えば、まずは水回り(トイレ、洗面所、キッチン、バス)のリフォームを行い、その後、外壁や屋根の修繕を行うなど、費用を抑えながら段階的に進めることで、全体の負担を軽減できます。

2. 材料・設備の選定

高級感のある素材や高機能な設備は費用が高くなります。コストパフォーマンスに優れた材料や設備を選択することで、費用を抑えることができます。例えば、キッチンはシステムキッチンではなく、既存のものをリフォームするなど、工夫することで費用を抑えることができます。

3. 業者選び

複数の業者から見積もりを取り、比較検討することが重要です。相見積もりをとることで、適正価格を把握し、費用を抑えることができます。また、業者の評判や実績をしっかり確認することも大切です。インターネット上の口コミサイトや知人の紹介などを活用しましょう。

4. DIYによるコスト削減

クロス張替えやペンキ塗りなど、比較的簡単な作業はDIYで行うことで、費用を抑えることができます。ただし、専門的な知識や技術が必要な作業は、必ず専門業者に依頼しましょう。

間取り変更のリスクと注意点

一階の三部屋を広いリビングに変更する計画ですが、RC造の場合、構造上の変更には専門家の判断が不可欠です。壁を撤去することで、建物の強度が低下したり、耐震性に問題が生じる可能性があります。そのため、必ず建築士や構造設計士に相談し、安全性を確認する必要があります。

専門家の視点:建築士からのアドバイス

建築士の視点から見ると、築30年の建物のリフォームは、単なる修繕だけでなく、建物の寿命を延ばすための計画的な改修が必要になります。老朽化している部分の補修だけでなく、断熱性能や耐震性能の向上も検討しましょう。

また、リフォーム計画を進める際には、専門家(建築士、設計士、施工業者)との綿密な打ち合わせが重要です。希望するデザインや機能、予算などを丁寧に伝え、最適なプランを一緒に作り上げていくことが大切です。

まとめ

築30年の中古物件のリフォームは、費用が高額になる可能性が高いです。しかし、適切な計画と業者選び、そしてDIYなどを活用することで、費用を抑えながら快適な住空間を実現できます。必ず複数の業者から見積もりを取り、専門家のアドバイスを受けながら、慎重に進めていきましょう。

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