築30年中古住宅のリビングの湿気と寒さ対策

中古で築30年のリフォーム済みの家を購入しました。暮らし始めて1年半経ちます。元は和室だったのをフローリングで16帖のリビングとしてリフォームしてあり、一日のほとんどをそこで過ごしています。子供が生まれた事もあり、カーペットを2,3枚重ねて敷いていたのですが、カーペットの下がすぐに湿気で湿ったようになってしまします。しばらく敷きっぱなしにしていて、久しぶりにまくってみたら一番下のカーペットがカビていて床も変色していてビックリしました。暖房器具はファンヒーターのみを使用しているせいか、窓も結露がひどく棚やソファの下もしけっています。子供もいるのでファンヒータではなくオイルヒーター系(私的にはサンラメラ)を使いたいのですが、効果も分からない暖房器具を買うことを旦那は許してくれず、エアコンも電気代がかかるうえ効果はいまひとつのため使用していません。そしたらこのカビ事件・・・どうすれば良いのか困っています。普通フローリングにカーペット敷いて湿りますか?床はかなり冷たく底冷えします。カーペットも重ねないとその上にいられないほどです。リフォームで断熱の処理がいい加減だったようにしか思えないのですが、気づいた時には後の祭り・・・(涙)保証もありません。古い家だと分かってはいましたが、こんなに寒いとは・・・毎日カーペットあげて空気通してやればいいのでしょうが、子供もいるし、ほとんどその上に寝かしているのでなかなかそうはいきません。このカーペットが湿気るのは何か対策法は無いものでしょうか?とにかくこの部屋で子供が寒くないように転がしてやりたいのです。根本的に床の断熱をやり直さないといけないのでしょうか。暖房器具などの工夫で解決出来るのでしょうか。知識をお持ちの方、どうぞよろしくお願いいたします。補足皆様いろいろと親身になっていただきありがとうございました。よくよく考えると家の横には用水があり、さらに横には堤防があり河川が流れているという湿気りまくりの立地でした。床の断熱や換気も旦那は「引っ越すか立て直さないと無駄だろう」と言われ、それもそうだなと思いました(涙)ホットカーペットは敷いていた3枚のうちの真ん中に敷いていたのですが、それでもカビたのでやはりマメに干してやるしかないようですね。

築30年住宅の寒さと湿気問題:原因と対策

築30年の住宅、特にリフォーム済みの場合でも、断熱性能が現代基準に満たないケースは珍しくありません。 ご質問にあるように、床の底冷え、結露、カーペットのカビは、断熱不足換気不足が主な原因と考えられます。 さらに、用水路や河川に近接した立地は、地盤からの湿気も加わり、状況を悪化させている可能性が高いです。

1. 断熱対策:根本的な解決策

残念ながら、現状ではカーペットの湿気対策だけでは根本的な解決にはなりません。 最も効果的なのは、床下の断熱工事です。 リフォーム時に断熱材が不足していたり、適切な施工がされていなかった可能性が高いです。 専門業者に相談し、床下の状況を確認してもらい、適切な断熱材(グラスウール、セルロースファイバーなど)の追加や、既存の断熱材の補修・交換を検討しましょう。 費用はかかりますが、長期的には快適な住環境を確保するために必要な投資です。

2. 換気対策:湿気を逃がす

床下の湿気対策と合わせて、室内の換気も非常に重要です。 常に窓を少し開けておく、または、換気扇を定期的に使用することで、湿気を排出できます。 特に、朝晩の気温差が大きい時期は、結露が発生しやすいため、こまめな換気を心がけましょう。 除湿機を使用するのも効果的です。 コンプレッサー式は強力ですが電気代がかかります。 ハイブリッド式やゼオライト式なども選択肢として検討できます。

3. 暖房対策:効率的な暖房方法

ご主人も懸念されている電気代のことも考慮すると、効率的な暖房方法の選択が重要です。

  • オイルヒーター(サンラメラなど): 輻射熱で部屋全体を暖めるため、ファンヒーターより快適で、乾燥しにくいメリットがあります。 ただし、初期投資費用は高めです。 電気代は使用時間や機種によって大きく変わるため、比較検討が必要です。サンラメラは高価ですが、その分、省電力で効率の良い暖房が期待できます。
  • エアコン: 暖房能力は高く、部屋全体を効率的に暖められます。 しかし、電気代が高額になる可能性があり、乾燥しやすいというデメリットもあります。 最新機種は省エネ性能が向上しているので、検討してみる価値はあります。
  • ホットカーペット: 床暖房と比較すると、局所的な暖房となりますが、カーペットと併用することで、足元を暖かく保つことができます。 ただし、長時間使用すると、カーペットが湿気を帯びやすくなるため、こまめな乾燥が必要です。 また、ホットカーペットの上で子供が長時間過ごす場合は、低温やけどに注意が必要です。

4. カーペット対策:カビ防止

カーペットは、湿気を吸い込みやすく、カビの温床になりやすいです。 重ねて敷くのは避けた方が良いでしょう。 防ダニ・防カビ加工が施されたカーペットを選ぶこと、そして、こまめな清掃と乾燥が重要です。 天日干しをするのが理想ですが、難しい場合は、除湿機や扇風機を使って乾燥させるのも効果的です。 定期的に掃除機をかけ、必要に応じてカーペットクリーナーを使用しましょう。

5. 専門家への相談

現状の改善が難しい場合は、建築士やリフォーム業者に相談することをお勧めします。 床下の状況や、適切な断熱・換気方法について、専門家のアドバイスを受けることで、より効果的な対策を立てることができます。 また、住宅診断士による住宅診断を受けることで、建物の状態を客観的に把握し、今後のメンテナンス計画を立てることも可能です。

まとめ:総合的な対策で快適なリビングを

築30年の住宅の寒さや湿気対策は、断熱、換気、暖房、カーペットの4つの要素を総合的に改善することで効果を発揮します。 床下の断熱工事は費用がかかりますが、最も効果的な解決策です。 まずは、専門家への相談から始め、ご自身の予算や状況に合わせた最適な対策を検討しましょう。 お子様にとって快適で安全なリビング空間を実現するために、諦めずに改善策に取り組んでください。

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