築3年経過マンションの購入:減価償却と適正価格の見極め方

築3年経過している新築マンションの減価償却の考え方について 築3年たっており、勿論居住が始まっているタワーマンションを購入を検討しています。 営業マンは、他の部屋は居住が始まっていますが、売り出している物件は未住居住ですので、 当然の如く新築価格で進めてきます。 ここで、一つ疑問に思ったのですが、、、、 新築といっても、既に3年以上がたつので、当然、減価償却が始まっていると思うのですが、 間違っていますでしょうか。 そこで、3年経過して未だ売れ残っている物件について、売り出し価格のままだと、 買主としては、3年分の減価償却分をプレミアムとして支払って買っている気分になります。 この考え方自体間違っているのでしょうか。。。 詳しい方、教えてください。

マンションの減価償却:あなたの疑問は正しいです

築3年経過したマンションを「新築価格」で販売されていることに疑問を感じるのは、正しい考え方です。 一般的に、建物は経年劣化によって価値が減少していきます。これは、会計学における「減価償却」の考え方と同様です。しかし、マンションの減価償却は、会計上の減価償却とは少し異なります。会計上の減価償却は、企業が資産の価値減少を計上するために用いる方法ですが、マンションの価格決定においては、市場価格が大きく影響します。

会計上の減価償却と不動産市場価格の違い

会計上の減価償却は、建物の耐用年数(マンションの場合は通常47年)に基づいて、一定期間にわたって価値を減少させる計算方法です。しかし、不動産市場では、築年数だけでなく、立地、設備、市場動向など様々な要因が価格に影響します。築3年で未入居のマンションであっても、市場価値が新築時と変わらない、あるいはそれ以上である可能性は十分にあります。

築3年マンションの価格:何が影響するのか?

売り出し価格が新築価格と変わらない理由には、いくつかの可能性が考えられます。

  • 立地条件が良い:駅近、眺望良好、利便性の高いエリアなど、需要の高い立地であれば、築年数による価格下落が限定的です。
  • 設備・仕様の高品質:高品質な設備や内装が施されている場合、新築時と変わらない、あるいはそれ以上の価値を持つ可能性があります。例えば、最新のスマートホームシステムや高級感のある内装などは、価格維持に貢献します。
  • 市場価格の高騰:近年の不動産市場の高騰により、築3年でも新築価格を維持、もしくは上回っている可能性があります。特に人気エリアでは、この傾向が顕著です。
  • 未入居物件であること:未使用であるという点が、購入者にとって大きな魅力となり、価格維持に繋がる場合があります。新築同様の清潔感や状態の良さを重視する人が多いからです。
  • 販売戦略:販売戦略として、新築価格を維持することで、ブランドイメージや高級感を演出している可能性もあります。

適正価格の見極め方:比較検討が重要

では、築3年マンションの適正価格をどのように判断すれば良いのでしょうか?

周辺物件の価格調査

まず、周辺で売買された、築年数の近いマンションの価格を調べることが重要です。不動産情報サイトや不動産会社を通じて、同様の条件の物件の取引価格を比較することで、相場感をつかむことができます。

専門家への相談

不動産鑑定士や不動産会社に相談することで、客観的な評価を得ることができます。専門家は、物件の特性や市場動向を踏まえた上で、適正価格を判断してくれます。複数の専門家に相談し、意見を比較することも有効です。

交渉の余地を探る

新築価格での販売であっても、交渉の余地はあります。市場価格を根拠に、価格交渉を行うことで、より適正な価格で購入できる可能性があります。

具体的なアドバイス:賢くマンションを購入するために

築3年マンションの購入を検討する際には、以下の点を注意しましょう。

  • 価格だけでなく、付加価値も考慮する:立地、設備、管理状態など、価格以外の要素も総合的に評価しましょう。価格が多少高くても、それ以上の価値がある物件もあります。
  • 複数の物件を比較検討する:同じエリアで、築年数や条件の異なる複数の物件を比較することで、より良い物件を選ぶことができます。比較することで、価格の妥当性も判断しやすくなります。
  • 専門家の意見を参考に判断する:不動産会社や専門家からのアドバイスを参考に、客観的な視点で物件を評価しましょう。感情に左右されず、冷静な判断を心がけることが大切です。
  • 契約前にしっかりと調査する:物件の状況、管理状況、修繕履歴などをしっかりと確認し、問題がないかを確認しましょう。必要に応じて、専門家による調査を依頼することも検討しましょう。
  • 無理のない資金計画を立てる:購入資金だけでなく、維持費や修繕費なども含めた、長期的な資金計画を立てましょう。無理のない範囲で、購入計画を進めることが重要です。

まとめ:冷静な判断と情報収集が重要

築3年マンションの購入は、新築マンションと比較して、価格交渉の余地がある可能性があります。しかし、価格だけでなく、立地や設備、市場動向なども考慮し、総合的に判断することが重要です。冷静な判断と十分な情報収集を行い、後悔のないマンション選びをしてください。

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