築3年住宅の壁の厚さについて:外壁の音漏れと断熱性能

家の壁についての質問です。自分の家は築3年くらいです。それで壁は、外壁の塗装 ↓ 板(木じゃないです。正直何かわかりません。断熱材なんですかね?まあ、パネルですw)#1 ↓ 工事中によく見る布みたいなやつ(布なのかビニールなのか紙なのか。。。布っぽい感じだったと思います。)#2 ↓ なんかほこりみたいなもこもこ ↓ #2 ↓ #1 部屋の塗装ってかんじです。それで、外の声が普通に聞こえるんですがw(まあどの家でも聞こえるレベルだと思いますが)壁は18センチくらいですかね。壁が薄いですか??ちょっと手抜き感が否めない感じですか?(ちなみに家の部屋同士の音?は割とほかの部屋にいても聞こえるようなコンセプトらしいですw)

築3年住宅の壁構造と遮音性、断熱性について

ご質問ありがとうございます。築3年のお住まいの壁構造について、そして外の音漏れや壁の厚さ、手抜き工事の有無についてご心配されているご様子ですね。ご自宅の壁構造を詳しく拝見すると、外壁塗装、パネル状の断熱材、そして不織布のようなシート、そしておそらくグラスウールなどの断熱材、さらに仕上げの塗装という構成だと推測されます。

18cmの壁厚は、一般的な住宅と比較するとやや薄いかもしれません。しかし、壁の厚さだけで遮音性や断熱性を判断することはできません。重要なのは、壁を構成するそれぞれの材料の性能と、それらの組み合わせによる効果です。

壁の構成材と性能

* 外壁塗装: 耐久性や美観を担保する役割が主で、遮音・断熱には直接的な効果は限定的です。
* パネル状断熱材(#1): 発泡ウレタンや硬質ウレタンフォームなど、様々な種類があります。断熱性能は種類によって大きく異なります。
* 不織布のようなシート(#2): 気密層を形成する透湿防水シートと考えられます。空気や湿気の侵入を防ぎ、断熱材の性能を維持する重要な役割を果たします。
* グラスウールなどの断熱材: 一般的な断熱材で、空気層を多く含むことで断熱効果を発揮します。厚みと密度によって性能が異なります。
* 室内側塗装: 仕上げの塗装で、美観と保護を目的としています。

外の音漏れについて

外壁からの音漏れが気になるということですが、住宅の遮音性能は壁の厚さだけでなく、以下の要素も大きく影響します。

* 窓の性能: 窓は、音の侵入経路として最も大きな弱点となります。複層ガラスや防音サッシを採用しているかを確認しましょう。
* 壁の気密性: 隙間があると、音が伝わりやすくなります。気密テープなどで隙間を塞ぐことで、遮音性を向上させることができます。
* 建物の構造: 軽量鉄骨造や木造など、建物の構造によっても遮音性能は異なります。
* 周囲の音環境: 道路や線路が近いなど、周囲の音環境によっても音の聞こえ方は変わります。

部屋間の音漏れについて

部屋同士の音漏れがしやすいという設計コンセプトとのことですが、これは、壁や床、天井の遮音性能が低いことを意味します。一般的な住宅では、プライバシーを守るため、ある程度の遮音性能が求められます。しかし、デザインやコンセプトによっては、あえて遮音性を低く設計することもあります。

壁が薄い、手抜き工事かどうかの判断

18cmの壁厚が「薄い」と感じるのは、一般的な住宅の壁厚と比較した場合でしょう。しかし、断熱材の種類や厚さ、気密性、窓の性能などを考慮しないと、単純に壁厚だけで「手抜き工事」と断定することはできません。

もし、本当に手抜き工事だと感じる場合は、建築業者に確認する必要があります。建築確認済証や設計図書を確認し、施工内容と設計図書の記載内容が一致しているか確認しましょう。

具体的な改善策

外の音漏れや部屋間の音漏れが気になる場合は、以下の改善策を検討してみましょう。

1. 窓の防音対策

* 防音カーテンの設置: 比較的安価で手軽にできる対策です。遮音性能の高いカーテンを選ぶことが重要です。
* 防音窓への交換: 効果は高いですが、費用がかかります。複層ガラスや防音サッシへの交換を検討しましょう。

2. 壁の気密性向上

* 隙間を埋める: 壁と窓の間に隙間があれば、気密テープなどで塞ぎましょう。
* 断熱材の追加: 壁の中に断熱材を追加することで、遮音性と断熱性を向上させることができます。専門業者に相談しましょう。

3. 室内側の吸音対策

* カーペットやラグの敷設: 床からの音の反射を減らす効果があります。
* 壁掛けの吸音パネル: デザイン性の高い吸音パネルも販売されています。

専門家への相談

ご自身の判断で改善策を行う前に、建築士や専門業者に相談することをお勧めします。現状の壁構造を詳しく検査してもらい、適切な改善策を提案してもらうことが重要です。

まとめ

築3年住宅の壁の厚さや遮音性について、ご心配な点がありましたが、壁厚だけで判断することはできません。窓、気密性、建物の構造、周囲の音環境など、様々な要因が影響します。専門家への相談を検討し、必要に応じて適切な改善策を実施することで、より快適な住環境を実現できるでしょう。

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